
『ストーナー:以前のマルケスなら、僕にもいくらかチャンスはあったかもしれないが…』
★8月15〜17日、オーストリアGPがレッドブル・リンク(サーキット)で行われている。
★今回はケーシー・ストーナー(39才、モトGPタイトル2回獲得)がパドック入りしており、土曜日の『レジェンド・パレード』に参加する予定。
★8月14日(木)、ストーナー元選手が会見で次のように話した。
【体調が良さそうで…】
「どんどん良くなってますね…特に去年ぐらいから。(こんな大勢の前で)話しをするなんて、もうそうそうないでしょうけどねぇ(笑)。」
【貴方とマルク・マルケスの対決を観たかったと言う声を、よく聞くが…】
「現在のマルク相手だと厳しいかもしれませんね…以前の彼だったら、いくらかチャンスはあったかもしれないけど。今はプラスアルファの力が出ているようだから。
マルクは現在使用されてるようなコントロール機能なしでも、上手く操縦することができるでしょ…これまでの記憶を駆使してね。同じ理由で、ダニ・ペドロサもワイルドカード参戦でけっこう速いでしょ。
二輪レーサーって言うのは、電制システムよりも優秀ですからね。どの辺でサポートが入るか、どこで何が起きるか…先回りして分かるんですよ。マシンがスリップした時は、どこでグリップを引き出せば良いのか…そう言った諸々は、新世代ライダーらにとっては学ぶ必要がなかったことでしょ…すべてエンジニア任せで、選手は単純にアクセルを開けば良いだけなんだから。
他の選手らと比べ、マルクは有利でしょうね…アクセル操作やタイヤコントロールに長けてるから。確かに電制システムがそう言った問題をカバーしてくれるけど、そのうえでさらに一工夫もできるわけだから。」
【現在、チームメイトのフランチェスコ・バニャイアが苦戦しているが…】
「マルクみたいな選手が入ってきたら、予想外のことをしでかすわけで…当然、なかなか受け入れがたいでしょうね。
ただ、マルク相手に問題を抱えてるのはペッコ(バニャイア)だけではないと思いますけどね…他の選手も似たようなものでしょ。ここ数年、レースで誰が勝ってもおかしくないって感じだったのに、今はル・マンみたいな特殊なコンディションじゃない限り、無理じゃないですか。
マルクはとんでもない偉業を成し遂げようとしてるけど、ペッコにとってはなかなか飲み込みにくいことで…まぁ、ペッコの場合、シーズン前半で苦戦するのは今回が初めてじゃないですけどね。
一歩づつ前に進んで行くタイプだから…マルクのような選手がチームメイトになるのは、ペッコにとっては良いことかもしれませんよ。今年は無理かもしれないけど…現状打破にはちょっと時間がかかるだろうから…でも、クリスティアン・ガバッリーニ(※ドゥカティ&ホンダでストーナーを担当したチーフメカニック)のおかげで突破できたなたら、マルクから多くを学び、さらに強くなれるでしょうね。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
的を得ているというか、さすがマルク同様、能力が他のライダーとは違うコメント。
だと思いました。