『佐原伸一:スズキは絶対に諦めない…トップ争いをするのに遅すぎではない』
★ヘレスGP中(4/29〜5/1)、スズキ側からモトGP撤退の電話通達を一番に受けたのは、シンイチ・サハラ氏(モトGPプロジェクトリーダー、佐原伸一)だった。
青天の霹靂ながらも、レースを終えることを優先させるために自身の胸に留め置き、月曜日のヘレステスト中、チーム全員へ知らせた。
★西サイト『Marca』の6月25日付け記事で、サハラ氏が次のように話した。
【撤退表明後、ミール&リンス選手のリザルトが芳しくないが…】
「スズキ側の決定が影響しているのかどうかは分かりません。
私個人に関しては、気持ちが萎えてしまったことは一度もないし、おそらく、チーム全員もそうだと思うのですが。とにかく、私はモチベーションを高く保つよう努めていくつもりです。
ただ、モチベーションを高く上げすぎないようにもしています。今までと同じようにしていようと思ってます。
多分、ル・マンからザクセンリンクまで、うちは悪い状況にあったわけで…たった1度、1選手が完走したっきりですからね。
ただ、両選手とも絶好調ではあるんですよ。そして、うちのマシンのパフォーマンスも、確実に去年より上がってますしね。
だからこそ、真の実力が発揮できず残念に思っています。ただ、トップ争いをするには遅すぎると言うわけではないのでね。うちは絶対に諦めませんよ。」
【最終戦までに1勝できそう?】
「もちろんですよ。毎回、優勝争いは可能なんです…現在、アレックス(リンス)がケガで100%の状態ではないと言うのに、好調ですからね。今日も、なかなか良い動きをしていたじゃないですか(※同記事はアッセンGP中の土曜日に公開されてます)。
間違いなく、うちはまたトップに返り咲けるでしょう。」
【スズキからの撤退通達を最初に受けたのは貴方だったそうで…その際の心境は?】
「もちろん、良くはないですよね。泣きはしなかったものの、脱力感はありました。
ただ、レースウィークエンド中だったので、5〜10分ほど考えた末、『とりあえずは今週末のレースのこと考えた方が良いだろう』と思いました…『今は好リザルトを獲得する方が重要だろう』とね。
現状を上手く乗り切り、できるだけ良い方向に持っていくためにね。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Marca』)
今年のスズキは大きな結果を出せる年だったのに…って話は、note『2022 カタルーニャGPまとめ』でどうぞ!
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