『ロッシ:バニャイアはタイヤ選択でミスをした』
★11月25日、ヴァレンシアGPでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、VR46ライダーズアカデミー)が、予選2位、スプリント5位だった。
★タイトル争いでは総合首位を固持したものの、2位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)とのギャップは14ポイントに縮まった。
★バニャイア選手の師でもあるヴァレンティーノ・ロッシ(※最高峰クラスで7回総合優勝、44才)が、イタリア衛星放送『SKY』の現地スタジオで次のように話した。
【スプリントはマルティン優勝、バニャイア5位となったが…】
「僕らの方でも不思議だったんだけど…なぜペッコ(バニャイア)は、マルティンのタイヤ選択を真似なかったんですかねぇ。
マルティンにとって正しいチョイスなら、ペッコにだってそうだっただろうし…間違ってたとしても、双方にとって間違ってたってことになるんだから。
まぁ、午前セッションの時にペッコはミディアムで走りやすそうにしてたから…ベッツェッキやマリーニもミディアムにしてたし…データ的には、ミディアムとソフトはけっこう似ていそうだったのにねぇ。
ところが、レース本番ではソフトが違いを見せてたじゃないですか。」
【技術面だけでなく、心理戦にもなってきているようで…】
「マルティンはあらゆる面で勝負に出ていて…タイトルを勝ち取ろうって気持ちになってるようでね。金曜セッションでは、ペッコにマンマーク攻撃を仕掛けてたでしょ。
バニャイアは今日の午前セッションは1周目から完璧で、形勢を完全に逆転させたような感じで…スプリントで決めてしまえるかもって空気まで漂ってたけど、まぁ、そう言うわけにはいかなかったですね。」
【両選手のギャップが14ポイントになってしまったが…】
「残り1レースだと思えば、貴重なポイント数だけど…最終戦って言うのは厳しいから。僕だったら、やっぱり、14ポイントよりは21ポイント差の方が良いけどねぇ。
まぁ、明日もペッコはグリッド2位スタートなわけで…好スタートを切れる可能性もあるだろうし。タイヤ選択を間違えないで欲しいもんですね。」
【バニャイア選手の様子は?】
「去年よりは落ち着いているようですけどね…こう言う流れは経験済みだし、経験ってのは役に立つもんだから。
昨日、ペッコと話してみたんだけど、今日は持てる力の全てを出してたんじゃないんですか。
今夜はキツいだろうけど、マルティンだって快適なわけじゃないから。」
【マルティン選手については、どう思う?】
「当初から、モトGPでの強豪選手の1人って感じを漂わせてましたよね。
体格的には疑問視されてたし、けっこう重傷を負ってたこともあったじゃないですか…でも、ペッコがバルセロナで転倒した辺りから、マルティンが本格的に始動したって感じでね。
チャンスが巡ってきたって感じ取ったのでしょ…あの時は66ポイント差で、タイトル争いは決まりかけてたのにねぇ。
ところが、マルティンは『チャンスが巡ってきた、戦うぞ!』って声を上げたわけですよ。」
【貴方はコース脇で観ていたが…どうだった?】
「まずは、ファンの皆さんと一緒に写真を撮りまくって(笑)…あとは、うちの選手らのサポートのためにピットボックスを飛び回り、とにかく、現場の空気を堪能してますよ。
第三者として観るってのは良いもんで…グリッドはいつもの熱気だし、レースのテンションも凄いし…でも、実際に走るのは自分ではないから。」
(参照サイト:『Sky』)
ドゥカティが「バニャイア&マルティンは完全に同じコンディションで戦っている」って言った話は、note『2023 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!
ロッシも前々から言ってるけどペッコはタイヤギャンブル癖あるよね
それともスプリントは捨てて
フルディスタンスでのタイヤの消耗見るためのプラクティスとして
ミディアムのデータ取ってたってんなら大したものだと思う
ペッコは日曜日に強いから
兄貴お帰り!