バニャイア『この状態で兄マルケスとは戦えない…目標を弟の方に変える』

『バニャイア：この状態で兄マルケスとは戦えない…目標を弟の方に変える』

★7月18〜20日、チェコGPが行われ、モトGPクラスのフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）が予選首位、スプリント7位、決勝4位だった。現在、総合3位（−168ポイント）。

★決勝後、バニャイア選手がイタリア『SKY』に次のように話した。

【操縦面で抱えている問題については…？】
「シーズン序盤から、コーナー進入時のハードブレーキングに問題があると訴えてきました。
以前、僕は抜きにくいタイプの選手だったのに、今は抜きやすい方に入ってしまってるんです。
強くブレーキをかけることができず…やろうとするとまっすぐ突っ込んで行くか、膨らんでしまうか…とにかく、その辺りで大苦戦してしまって…。
自分なりに自然なやり方で強くブレーキをかけようとすると、マシンは止まってくれず…中盤に向けて遅めのブレーキングにすると、立ち上がりが大変になってしまうんですよ。」

【ドゥカティ側の作業については…？】
「皆、プロジェクトの内容は理解してますが、ただ、今年はきちんと把握できてないような感じで…何を試しても役に立ってくれないんです。
フロントについて僕が出してるリクエストに、このマシン自体が合わないのかもしれません。
今は目標をちょっと変えました…シーズン初めはタイトル獲得を目指してたけど、現実的にならないとね…この状態で、マルク相手に戦うのは難しいでしょう。
別の視点で再スタートする必要があって…それはアレックスに追いつくこと、ベストな状態で来シーズンを迎えられるよう改善することです。」

【今回の日曜決勝については…？】
「終盤はリアのトラクションを上手くコントロールでき、だんだん良い感じになってました。
結局、マシンを自由にすればするほどトラクションが得やすくなって…今週末の僕の判断ミスですね。」

（参照サイト：『Moto.it』）