モトGP『セパン:中須賀克行がロレンソ代役』
全日本ロードレース選手権 JSB1000クラス2年連続年間チャンピオンが、2010年モトGPチャンピオンの代役となった。
セパンGPに向けヤマハが中須賀克行選手を招聘、ケガで欠場となるホルヘ・ロレンソ選手の代役として、ベン・スピース選手と共にヤマハYZRM1機を駆ることとなる。
中須賀克行(30才)の名に聞き覚えがなければ説明しておこう。
全日本ロードレース選手権において近年、最多勝ライダーであり、常にヤマハに乗り続けてきた。2008〜09年には、元ライダー平忠彦氏率いるYSP RacingチームよりワークスR1機を駆り、JSB1000クラス(スーパーバイク)で連続総合優勝を果した。しかも2009年シーズン半ばに足首を負傷したにも関わらずだ。
昨年もタイトル争いに加わり(総合4位ではあったが、タイトルを賭け秋吉耕佑、高橋巧、柳川明選手らと鈴鹿最終戦まで戦い続けた。)、今シーズンは菅生戦での0ポイントを最近の岡山戦で挽回し、現在、総合3位につけている。
2010年よりモトGPのテストライダーを務めており(最近はM11000c
c機の開発も手がけている)、この7月には鈴鹿8耐レースでも活躍していた。その際はヤマハ・オーストリアからの参戦で、スーパーポール獲得には僅か0.03秒届かなかった。日本における主なオートバイレースにおける欧州チームとしては、かつてない結果である…。
言っておくが、中須賀選手がモトGPクラスに参戦するのは、これが初めてのことではない。2002〜04年まで茂木GP250ccクラスにヤマハからワイルドカード出場しているのだ。
セパンのサーキットも経験済み。この2月、ヤマハのテストチームが行なったダブルセッションに参加しているのだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Bikeracing.it 2011年10月19日 写真 )
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今年は日本人ライダーが本当に良く登場する年ですね!
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