ポル・エスパルガロ『モトGPはすぐに肘に穴が開く…』：2013ヴァレンシアテスト最終日

遅ればせながら、先のヴァアレンシアテストの注目選手のコメント等を、ちびりちびりと出していきたいと思っとります。
え〜と、まずは今季のモト2チャンピオンで、2014年からはテック3でヤマハM1機を駆るポル・エスパルガロ選手のコメントです。

★ポル・エスパルガロ（テック3）がヴァレンシアテストを終え、次のようにコメント。
「皆さん、変なこと想像しないで下さいよ…モトGP機の操縦ってホントにちょっとやそっとのもんじゃないですから。僕のライディング・スタイルだと、まだ完璧じゃないですね…例えば、マシンを倒しすぎてしまうんですよ。15周も走ったら肘に穴が開いてしまって…ライダースーツ1着じゃ、レース1回無理ですね（笑）。

【M1機を理解するには…】今は考えもはっきりしました。でも、実行してみなければ。自分の操縦を改良していかねばね。例えば、コーナー出口ではまだ身体を使って起き上がってしまう…今日はそうするのにエンジンを使うようにし始めてみました。仕方ないですね…経験を積まなくては。

今回のテストは予想していたのとは違う…夢見ていたような感じで進みました。それほどマシンに触らなかったんです…僕には完璧なマシンに思えて…傷をつけたくないんですよ。今日は電制システムの作業をして、マシンの挙動を色々と理解しました。それからユーズドタイヤで周ってね。

今回の目標はセッション毎に上手くなって行く事だったんですが、大丈夫でしたね。自分のデータをロレンソやロッシのと比べてみたんですが、まだちょっと早かったですね。2人とも速すぎました。」
（Source：2013年11月13日 Gpone記事より抜粋）

ちなみに、ヴァレンシアテストの総合リザルトは、こちら。

やっぱりね…
アレイシ兄ちゃんの一言も欲しいですね。

★アレイシ・エスパルガロがヴァレンシアテスト2日目、次のようにコメント。
「【ヴァレンシアテストで弟ポル選手について…】強い走りをするだろうって予想してました…マルク・マルケスと…世界有数の最強ライダーと125ccやモト2クラスでタイトル争いをしてたんですからね。でも、それなりのタイムを出すのは最終日だけにして欲しいなぁ（冗）。
とにかく、（アレイシ選手のM1機には）ポルと勝負できるようなポテンシャルがあると思います。
競り合いですか？弟の前に出られれば、それで充分なんで。」
（Source：2013年11月12日 Gpone記事より抜粋）

ちなみにアレイシ兄ちゃんの方は、2014年、チーム・フォワードからヤマハ・オープン機で参戦なんですが…
今回のテストではマシンが1台しかなく、チームメイトのエドワーズ選手と交替で乗ってたんだそうです。しかも、ヤマハがFTRにエンジンやシャーシを送ったのが4週間前だったそうで、急いで組み立てたんだとか。
しかしマシンはまだ最終段階とは言えない状態ながら、思ったほど酷くなかったと。（『Gpone』記事より）

え〜と、そして最後に弟ポル選手のチームマネージャーさんの一言。

★エルヴェー・ポンシャラル（テック3チーム代表）がスペイン『AS』紙に、ヴァレンシアテスト最終日に次のようにコメント。
「2012年モト2クラスで、あのマルク・マルケスを唯一苦戦させたのがポル・エスパルガロですからね。モト2クラスでの最優秀選手と言えば、明らかにマルクとポルでしょ。ポルを選ぶのはヤマハにとっては容易い決断でしたよ。皆、マルクの事や、彼が凄い事をしたと話題にしているし、私も大変に感嘆してますよ。ただね、こうとも思うんですよ…ポルはかなり強いし、来年のサプライズにだってなりかねないってね。

マルクはね…モトGPルーキーがレースに勝ち、そしてチャンピオンにだってなれるんだって事を証明してみせましたね。1年間学んで、それから何かを証明してみせるってのは、もう古いね。ポルはね、1年目から凄いリザルトを出せると思うんです。テック3は学びの場と言うことでポルともはっきりさせてありますが、彼の頭の中にはね、今年のマルクがしたような事があるんじゃないのかな…ただ、彼にとっては厄介な事だとは思いますけどね。どういう風に状況を持って行くかなんだが、ポルは経験のある頭の良い若者だから。」
（Source：2013年11月14日 Motoblog.it記事より抜粋）

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