『ヴィニャーレス:ロレンソのセッティングを使用中』
★マーヴェリック・ヴィニャーレス(22才)はヤマハに乗り換えて以来、昨年のヴァレンシアテスト、今年のセパン/フィリップアイランドテストと、常に総合首位を維持している。
★ヴィニャーレス選手のチームはチーフメカニックのラモン・フォルカーダ始め、昨年までホルヘ・ロレンソを担当していたスタッフらである。
★ヴィニャーレス選手のコメント。
「これまでどのクラスに参戦しても、けっこう早々に慣れてたんですよ。ヤマハM1機は去年乗ってたマシン(スズキファクトリー機『GSX-RR』)とそれほど違いません。走行ラインもよく似てるし、あとは電制システムに慣れればいいだけですね。特に、ブレーキのかけ方にね。
勝てるマシンですから。去年のヴァレンシア戦ではホルヘ(ロレンソ)がこれで優勝してたし。今は、ホルヘと同じセッティングを使って、できるだけ走りこむことをやってます。最大プッシュをして、ホルヘのことをコピーするようにしてるんですよ。
ホルヘはヤマハで本当に最速だったし、ある面では僕はまだ学習中なんで。」
【まだまだ改善するために、どの辺に手をいれるべきか既に突き止めている…】
「重要なのはブレーキングで然るべき目印を見つけることですね。そこがレースの最終ラップを左右する点だし、今のところ、まだそこが100%って感じがしないんですよ。
スズキ機の時はかなり遅めの深いハードブレーキングだったけど、ヤマハ機の場合は変えなければいけないってことが分かったんです。もうちょっと早めにブレーキをかけ、もうちょっとマシンを走らせてやらなければならないんです。そうすると、このマシンの特性を最大限に生かせるんですよ。」
★ラモン・フォルカーダ氏(チーフメカニック)のコメント。
「ロレンソの時と100%同じやり方はしてません。各選手、操縦の仕方はまちまちだから。
実のところ、考えていたよりもかなり早く(ヴィニャーレスは)マシンに慣れてきてますね。難しいマシンではないんで、誰が乗っても最後は乗りこなせますがね。ただ、他と比べ、楽に物事を進めていける選手って言うのはいるから。
私らにとって重要なのは、何かが然るべき方向に機能していない時、マーヴェリックはきちんと説明できるってことですよ。私らにとっては有利なことでしょ。ライダーのことは常に完璧に理解しておかねばならないんですからね。とにかく、マーヴェリックは自分流のやり方で進めるのが好きな方で、その点も重要なことですね。カリスマ性があり、他の影響を受けないような個性があるってことですよ。」
【タイトル獲得に向けては?】
「マーヴェリックは何のためにここにいるのかよく分かってますから。努力する気があるし、各ディテールにも気を配っている。ヤマハに乞われた理由も、はっきり分かっていますよ。私らと組んだ当初、本人がこう言ってましたから…『ヤマハにはセカンドライダーなんてものは存在しない。勝つためにヤマハに入ってきたのならね』って。」
(2017年02月22日『Motoblog.it』記事参照)
フィリップアイランドテストでも快調だったヴィニャーレス選手。
速いだけじゃなく、マシン適応力もふくめ、なにかと諸先輩達の上をいっております。
今回は『後追い警告ピットボード』も用意してました。
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【2017フィリップアイランドテストまとめ その1 ヤマハ&ホンダ】[2017年02月23日 Vol. 130]
●ヤマハ:マシンOK、ロッシ警鐘、ヴィニャーレス快調でプレッシャー?
・ロッシ:ドゥカティ時代以来の大スランプ
・ロッシ、体調不調?精神的プレッシャー?
・ヴィニャーレス、新チームともすぐに調和
・フィリップアイランドは特殊なトラック
・ヴィニャーレスはマシン適応能力も上
●ホンダ速攻で挽回、マルケスやっとご機嫌、ペドロサ嬉々
・マルケス後追いにヴィニャーレス激おこ
他
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頼もしいことこの上ないですね!
今から楽しみで仕方ありません。