MotoGP

ロッシ、移籍について激白:ヴァレンティーノ・ロッシ

さて、モトGPネタ、まだまだ続きます。
15日に日本のヤマハから伊ドゥカティ移籍を発表したヴァレンティーノ・ロッシが、現在の心境を激白!
専門サイトと一般紙より、しつこく2本立てで行きますよ〜。

イタリア 『ドゥカティ移籍、ヴァレンティーノ・ロッシ語る』

2010年の第2回および最終走行テストで、全選手が午後3時までコースに出ていた。ヴァレンティーノ・ロッシ選手をのぞいて全選手が、2011年用のオーリンズ社フロントフォークを試している。
次回のレースからの使用も可能なのだが(編集部注:ケーシー・ストナー選手は使用するだろうと言われている)、ホルヘ・ロレンソ選手(今回も他を大きく引き離し、ストナー選手とは0.5秒差だった)やベン・スピース選手が来季用バイクと共に試してみたのだ。
ロレンソ、スピース、ロッシ選手らが新エンジンを試乗する一方、ホンダでは未公開フレームを出してきて、ダニ・ペドロサ選手に何周か試させていた。
15日、ロッシ選手本人による直筆メッセージやヤマハからの公示、公式サイトでのビデオメッセージで発表されたドゥカティ移籍について、その理由をロッシ選手が説明した。
以下が、ブルノサーキットでのテスト走行当日に行われたインタビュー全文である。

「新しいエンジンを試したんですけど、なかなか良いですよ。早く使えれば良いんですけど。今日に関してはポジティブな一日でしたね。順調なスピードで回れたし、レースの時にスピードが出なかった理由も分かったし。前輪とのフィーリングがしっくりいくよう装備を変えたし、かなり改善されたと思いますよ。次のレースは、この状態からスタートさせます。」

しかし、2011年用のフロントフォークを試せなかったそうですが、どうしてですか?
「来季のフレームを僕が使えなかったって言うのは仕方がないでしょうね。だって、来季はドゥカティで走るんですから。ただ、他のライダー達同様にフロントフォークを試せなかったのは正当なことと思ってませんが。今季、まだ8レース残っていて、僕は100%全力で走るつもりです。ヤマハにもそれと同じ姿勢でいてもらいたいですね。オーリンズ社の2010年最新ショックアブソーバーは誰にも使わせないって保証してくれてるけど、もし、そう言う風にしてくれなかったら、勝つのはもっと難しくなるでしょうね。」

なぜドゥカティへ?
「今年の初め頃、将来について真剣に考えなければならなくって。ドゥカティからの話は、ずい分前からあったんです。それで、前から知ってるエンジニアのフィリッポ・プレツィオージ氏(編集部注:ドゥカティ・コルセのテクニックディレクター)の所へ話に行ったんですよ。彼らと話してみて、ドゥカティのデスモセイディチ機に対して大いにモチベーションを持てましたね。特に、ヤマハでの自分の仕事は終わりつつあるように思えていたし。2004年、ヤマハは何が何でも僕のことを欲しがっていたし、僕達は一緒に偉業を成し遂げました。あのM1機を改善させ、今ではモトGPのモデルマシンなんじゃないですか。つまり、現在のヤマハには勝てるバイクがあって、ロレンソ選手やスピース選手のような速いライダーが2人いて。特にロレンソ選手ね。状況がすっかり変わってしまって、僕はそれほど根本的な存在ではなくなったんですよ。僕の年齢で、これだけ勝っていれば、モチベーションとか好環境、落着いた雰囲気とかが必要になるものです。そういったものが、ヤマハよりはドゥカティでの方が手に入りやすいように思えました。」

ホンダからヤマハへ移籍した時に比べると、どうですか?
「比べられませんね、状況が違いすぎるんで。ヤマハとの関係は別な形で終えたいと願ってるし、もっと違う姿勢を見せてくれることを期待してるんです。僕がヤマハのためにしてきたこと全て認め、11月に(ドゥカティ機の)試乗をさせてくれると良いんですが(編集部注:実際のところ難しい件で、ロッシ選手がドゥカティ機の試乗ができるのは1月だろうと言われている)。」

2004年のヤマハ移籍と比べ、より簡単な挑戦になりそうですか?それとも、もっと困難?
「技術面では、2004年度のヤマハよりも簡単ですね。現在のドゥカティは当時のヤマハよりも格段に競争力があるんで。ただ、時代は変わったし、選手達も、僕の年齢も違うしね。今回も非常に大変ですよ。」

ヤマハに移籍した時のように、初陣で勝てると思ってますか?
「仮定として言うなら、2012年の方が難しくないでしょうね。その時にはレギュレーションが変わって、全選手が新バイクになりますから。ただ、バイクに乗ってみないことには、これ以上なんとも言えません。とにかく、競争力のあるバイクのようですが。確実に狙ってはいきますけどね。」

ジェレミー・バージェス氏やスタッフ陣は一緒に移籍されるのですか?
「僕はそう望んでますが、決めるのは彼らですから。モチベーションもあるだろうし、2004年の時とは年齢も違いますからね。それぞれの考えで決めるでしょう。もちろん、もしジェレミー氏が僕と一緒に来てくれず、ヤマハに残ると言うのなら、裏切られたって、ちょっと感じるでしょうね。」

ヤマハでキャリアを終えたいと言われてましたが。なにが変わったのですか?
「特に、古沢正雄氏の状況ですね(編集部注:ヤマハ・コルセの社長)。僕にとってヤマハのNo.1と言ったらこの人だし、技術面でも何でも常に古沢氏と話してきたんです。今季限りで退職してしまったら、ヤマハでの僕の歴史において重要人物がいなくなるってことですから。その他では、プレツィオージ氏との出会いがあったことですね。2004年当時の古沢氏に少し似ています。僕のことを何が何でも欲してくれて、僕と一緒に仕事がしたいって思ってくれてる。非常に刺激的なことですよ。」

今回の移籍についてファンの反応はどうですか?
「速いイタリア人ライダーが、力のあるイタリア製バイクに乗るんです。ファンの多くは喜んでくれてると思いますが。ここ数ヶ月、喫茶店にコーヒーを飲みに行ったり、新聞を買いに行ったりする度に、あらゆる所でみんなから言われてきましたよ。“それで、ドゥカティへはいつ行くんだい?”って。」

ヤマハにホルヘ・ロレンソ選手がいると言うことも関係しているのですか?
「少しずつ段階を経て決めたことだし、時間をかければかけれ程、正しい決断ができるように思えます。ロレンソ選手がいたからってことはないですね。さっきも言った通り、新たなチャレンジや、違う環境が必要だったからであって。ヤマハでの僕の任務は終わったんです。」

インタビューの最後、ロッシ選手が特に言い添えておきたいことがあると言う。
「今回の移籍について、金銭の問題が大きかったってどこかで読んだんですが。断固として反論しておきますが、ドゥカティとの契約金はヤマハから提示されていたのと全く同じ額ですから。」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: MOTO.IT 2010年8月16日

…と、上記のインタビューは専門サイトからなんですが、イタリア一般紙でのロッシ・インタビューで面白うそうだったのが、こちら。
重複部分ありですが、まぁ、ご愛嬌で。

イタリア 『ロッシからヤマハへ辛辣な皮肉、日本の思い出は寿司だけ』

ヴァレンティーノさん、どうして今回の選択に至ったのですか?
「ずっとドゥカティからの話はありました。自分が絶対必要な存在じゃないんだって感じた時から、真剣に考え始めたんです。2003年には大したことなかったバイクが、今では見本にされている。競争力のあるライダーも2名揃っているわけですよ。それに年末には古沢正雄氏も退職ですし。」

新しいディレクターのリン・ジャービス氏とは上手くいっていないのですか?
「ドゥカティは心底からヴァレンティーノ・ロッシを欲しがっていました。2003年末の古沢氏との時のようでしたね。」

しかし7年前はNOで、今、YESなのはどうしてですか?
「あの頃も、それ以外の時期も、競争力が乏しかったからですね。現在は、より整っているからですよ。フィリッポ・プレツィオージ氏が居たこともあるし、この年齢になると新たな刺激が必要なんです。」

金銭目当ての移籍だと言う声もあがってますが。
「ヤマハの中でも言われてますよね。若い頃だって、金額で決めたことは一度もありません。今だって、もちろんのこと。ドゥカティとの契約金は、ヤマハが提示してた金額と同じです(編集部注:1千3百万ユーロ(約14億2千万円))。」

メイド・イン・イタリーの勝利ですか?
「多くの人がそう思ってますね。ファンが増えてくれると良いんですが。喫茶店に行っても、新聞を買いに行っても、誰かかれかに“なんでドゥカティに行かないんだい?”って言われるんですよ。これで喜ばれるんじゃないかな。」

強制されたみたいですが。もしロレンソ選手がいなかったら、ヤマハに残りましたか?
「それは分かりません。」

スタッフは一緒に移籍するのですか?
「彼らが決めることです。そうなって欲しいですけど。ジェレミー・バージェス氏もね。もしバージェス氏がヤマハに残ったら、裏切られたと感じるでしょうね。」

ドゥカティの方はどんな感じですか?
「おそらく何か新たに生み出すことになるでしょうね(デル・トゥルキオ社長によれば、バイクは赤のままで、背番号46には特別なものを考えると)。2011年のことを今年のシーズン半ばに決めるのは間違いですよ。」

15日に、ヤマハ陰謀について仄めかしていましたが。
「5位だったのは僕の整備ミスからです。新しいフロントフォークを試させてもらえなくて気分が悪かったんですよ。来季用だって言うなら理解できるんですが。今季末に使うつもりでいるのに僕にはダメだって言うなら、重大なことになるでしょうね。僕は100%全力を出したんだから、最後まで同様にしてもらいたいですよ。」

11月のドゥカティでの走行テストは許可されそうですか?
「そう思ってるんですが。7年前のホンダみたいなことをヤマハがしなければ良いんですが。」

ホンダからの移籍は大きな賭けだったのですか?
「当時のヤマハには競争力がなかったし、ドゥカティの方にはありますけど、やらなければならないことはどっさりあるでしょうね。2012年になったら勝つのはそれほど難しくないでしょうけど、来年も狙ってはいきますよ。」

常にヤマハ残留を請負ってきましたよね?
「もしドゥカティに行くような素振りを見せてたら、僕がもうボローニャのドゥカティ本社に居る…なんて書いていたんでしょ。少しずつ段階を踏んで決めたことです。時間をかければかける程、正しい選択ができるように思えて。」

そんなものですか?
「僕としては。」

日本についての思い出は何になるでしょう?
「寿司ですね。」

他には?
「それだけです。」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: La Stampa 2010年8月17日

以前は、日本食はあまり好みではないような噂を聞きましたが、とりあえず寿司はOKなんですねぇ。


ホルヘも寿司は好きみたいですよねぇ。
以前、ツィッターでバルセロナのお勧め店を聞かれて、
『SYUNKA』って答えてました。
ちなみにロッシ地元の寿司バーも
予約必須の人気店のようですが。
引き続き、ロッシ激励クリックPrego

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POSTED COMMENT

  1. machcat より:

    イタリア翻訳ありがとうございます。 英語のサイトで同じインタビューを読んでたんですが、やはりイタリアならではの質問もあるんですねぇ~w

    ロッシにとって古澤氏の退職はかなり大きなウェイトを締めていた様ですね。 古澤氏はロッシの存在はかけがえのない物だった様ですし、ロッシもそういう状態を好むライダーですからね。

    来期は正直な所勝つのは厳しいかなぁ~と思います。 てのもM1の完成度は高い反面、ドゥカのマシンをロッシ好みに変えるにはテスト時間が足りなすぎるでしょうからね。 2012年で言及したのは恐らく1000ccレギュレーションになるからM1の優位性はなくなるだろうと見てるんでしょう。

    お金の問題に関してはロッシは強調してますけど実際の所はどうなのかなぁ?と思います。 ヤマハにとってもロッシにとっても本当の事を言って得する人は居ないので・・(^^;;

    にしても、最後の日本のイメージは寿司のみってのは少し悲しいかも・・orz

  2. machcat より:

    イタリア翻訳ありがとうございます。 英語のサイトで同じインタビューを読んでたんですが、やはりイタリアならではの質問もあるんですねぇ~w

    ロッシにとって古澤氏の退職はかなり大きなウェイトを締めていた様ですね。 古澤氏はロッシの存在はかけがえのない物だった様ですし、ロッシもそういう状態を好むライダーですからね。

    来期は正直な所勝つのは厳しいかなぁ~と思います。 てのもM1の完成度は高い反面、ドゥカのマシンをロッシ好みに変えるにはテスト時間が足りなすぎるでしょうからね。 2012年で言及したのは恐らく1000ccレギュレーションになるからM1の優位性はなくなるだろうと見てるんでしょう。

    お金の問題に関してはロッシは強調してますけど実際の所はどうなのかなぁ?と思います。 ヤマハにとってもロッシにとっても本当の事を言って得する人は居ないので・・(^^;;

    にしても、最後の日本のイメージは寿司のみってのは少し悲しいかも・・orz

  3. chirico より:

    machcatさん、こちらこそコメントありがとうございます。

    現在は、11月のバレンシアでのテストをさせてもらえるかどうかが話題の焦点になってますねぇ。
    マシンの話になると、どうしてもジェレミー・バージェス氏の進退が気になるとこですが。
    伊紙では、ヤマハとホンダのマシンには共通点が多かったけど、ドゥカティは独自だから、さすがのバージェス氏がやってきても苦戦するだろう…と読んでるとこもあるようです。

    2012年のレギュレーション変更は楽しみにしてます。ロッシの開発ライダーとしての能力が見物だなぁと。
    ドゥカティもその点も含めて評価してますしね。

    以前、日本でインタビューを受けてた時、ずっと英語で答えてたのに、「日本の女性は好きですか?」と言う質問にだけは、急にイタリア語で「大好きです!」って答えてたんですが…
    今となっては寿司だけなんですね…

  4. chirico より:

    machcatさん、こちらこそコメントありがとうございます。

    現在は、11月のバレンシアでのテストをさせてもらえるかどうかが話題の焦点になってますねぇ。
    マシンの話になると、どうしてもジェレミー・バージェス氏の進退が気になるとこですが。
    伊紙では、ヤマハとホンダのマシンには共通点が多かったけど、ドゥカティは独自だから、さすがのバージェス氏がやってきても苦戦するだろう…と読んでるとこもあるようです。

    2012年のレギュレーション変更は楽しみにしてます。ロッシの開発ライダーとしての能力が見物だなぁと。
    ドゥカティもその点も含めて評価してますしね。

    以前、日本でインタビューを受けてた時、ずっと英語で答えてたのに、「日本の女性は好きですか?」と言う質問にだけは、急にイタリア語で「大好きです!」って答えてたんですが…
    今となっては寿司だけなんですね…

  5. machcat より:

    ロッシにしてみたら日本のイメージは凄く冷たいと感じてるのかもしれないですね・・ 個人的な関係は別として。
    イタリア人はわりとウェットな関係を好むと思うので(って私の思い込み?)ロッシにしたら今まで必死に頑張ってきたのに報われないなと思ってるのかもしれない。

    ドゥカのマシンは私も特殊だと思うんですが、直線速いマシンなので、ブレーキングが深いロッシにはメリットが大きいと思います。 ただ予選的にはきつそうなので、ロッシのオーバーテイクショー的な展開になるんじゃないですかね。 アプリリアの250の時の様な感じになるんじゃないかと期待age (^^)

  6. machcat より:

    ロッシにしてみたら日本のイメージは凄く冷たいと感じてるのかもしれないですね・・ 個人的な関係は別として。
    イタリア人はわりとウェットな関係を好むと思うので(って私の思い込み?)ロッシにしたら今まで必死に頑張ってきたのに報われないなと思ってるのかもしれない。

    ドゥカのマシンは私も特殊だと思うんですが、直線速いマシンなので、ブレーキングが深いロッシにはメリットが大きいと思います。 ただ予選的にはきつそうなので、ロッシのオーバーテイクショー的な展開になるんじゃないですかね。 アプリリアの250の時の様な感じになるんじゃないかと期待age (^^)

  7. chirico より:

    おっ、machcatさん、またまた有難うございます。

    ロッシお父さんのインタビュー記事を更新させたんですけど、むしろリーン・ジャービス後任ディレクターみたいですよね、イメージ悪いのは。
    イタリア人の国民性がウェットかどうかは分かりませんが、不満は溜め込まないで口に出すとか、けっこう激しく自分を正当化する…って言う面は、日本人より強いかもしれないですねぇ。

    ヤマハに移ったばかりの頃、よくコーナーで優勢になっては直線でビアッジに抜かれてたのを思い出しました〜。
    アプリリア時代は知らないんですが、とにかく楽しみです。

  8. chirico より:

    おっ、machcatさん、またまた有難うございます。

    ロッシお父さんのインタビュー記事を更新させたんですけど、むしろリーン・ジャービス後任ディレクターみたいですよね、イメージ悪いのは。
    イタリア人の国民性がウェットかどうかは分かりませんが、不満は溜め込まないで口に出すとか、けっこう激しく自分を正当化する…って言う面は、日本人より強いかもしれないですねぇ。

    ヤマハに移ったばかりの頃、よくコーナーで優勢になっては直線でビアッジに抜かれてたのを思い出しました〜。
    アプリリア時代は知らないんですが、とにかく楽しみです。

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