MotoGP

ロッシ不調「助けて、ヘイデン!」

モトGP『ロッシ:へイデンに助けを求めるよ』




他の選手を追いかけて走らなければならないのでは…と、ロッシも頭では思っていたのだ。シルバーストーンと言えば、かつて一度もレースで走ったことのないコースなのだから。しかし、よもやトップとの差が3”7 で終わろうとは夢にも考えていなかった。
イギリス独特の変わりやすい天気や、シルバーストーンの『切り貼りアスファルト』が災いしてくることは予期されていた。確かに、午後から路面の状態はガラリと変わったのだ。半分がウェットで、もう半分はドライと言って良い状態だった。

今日のテストを3位で終えたニッキー・ヘイデンとの関係は常に良好で、そのせいもあって明日の予選に対しては自信を持てているようだ。

ロッシ選手は次のようにコメントしている。
「今日は厳しい一日だったけど、ドゥカティ移籍以来、一番ひどいテストだったとは思ってません…。不利な条件でスタートするってことは分かってましたから。他の選手らはすでに走ったことのあるコースなんだから、僕らは慣れるのにちょっと時間がかかるわけでね。とにかく、どうして毎回、良いベース・セッティングが見つけられないのか突きとめなければ。どちらにしろ、今日、うちのチームはちょっとお試しテストだったんですよ。僕もコースでそんな感じだったし。ちょっとデータも取って、それから、あの通り午後からの天気も味方してくれなかったしね。いつもはウェットだと調子が良いんだけど、なぜか今回はそうじゃないんですよ。それで、セッティングが上手くいかなくなって。明日はがっちりモディファイするつもりです。」

「コースはすごく良いですね。距離もあるし、スピードも出る。古い部分と、新しく改修した部分のミックスでね。僕としてはポジティブに感じてます。ただ、アスファルトの状態はあちこち色々ですけどね。古い部分は穴だらけだし。」

ヘイデン選手が3位と言うのは励みになるのでは?
「ニッキーはすごく強い走りを見せてましたね。去年もここで良いレースをしてるし。彼のパフォーマンスのおかげでちょっと明るい気持ちになれるのは確かです。それに、このチームでは互いのデータを比較検討して助け合うのが常なもんですから。いつも、一番遅かった選手が、一番タイムの良かった選手からヒントをもらってるんですよ。だから、これから彼のデータを比較させてもらって、明日はどうなるか…ってところです。僕とニッキーではスタイルも好みも、ちょっと違うんですけどね。」

ドゥカティで歴代作られてきたダブルトラスのシャーシのマシンで、問題を解決できると思いますか?
「このスタイルが、別の昔からあるスタイルのマシンに比べ、不利なのかどうか突き止めなければなりません。正直な話、データを見るとホッとしますけどね。つまり、このタイプのマシンでも速く走れるだろう…と。今、問題は違うところにあるんですよ。」

でも、フロント部の問題はありますよね。新1000ccマシンでも検証していたようですが、事態は改善されましたか?
「1000ccの方は操縦するには良いですよ。ただ、僕がテストしたやつには800ccのフロントシャーシと同じのを使ってたんで、比較はできなかったですね。どちらにしろ、コース上で別のマシンと比較検討するのが有効なんですが。そうやってしか、どのレベルに達しているのかは分からないんですよ。多分、ムジェッロ戦の翌日…月曜日に1000ccのテストをすることになると思います。あそこでは既に一回走ってみてるんで、比較ができますから。」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年06月11日



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