モトGP『シモンチェッリ：アッセンでは新たに前に進みたい』
シルバーストーン戦で失墜し、すっかり落ち込んで帰途についたマルコ・シモンチェッリ選手だったが、アッセンGPでは一歩前進したいと言う大きな希望を抱えてのことだった。ここまでの5戦連続のネガティヴ・リザルトに別れを告げたい…つまり、金・土曜日のテストで見せる好調振りを、どうしても決勝レースで証明することができないできたと言うことなのだ。ポテンシャル的には表彰台に上がれる実力なのに、ヘレスからシルバーストーンまでずっと他の理由により実り少ない結果となってしまった。今は、ここまでの不甲斐ないピリオドに終止符を打って、アッセンより新たな幕開けとなるようポジティブに考えて行きたいところだ。アッセンと言えば、シモンチェッリ選手の好きなコースの一つで、2006年に改修される以前は特に気に入っていたのだ。現在は、かつてのTTサーキットの面影をかろうじて残しているに過ぎないのだが。
また、青山博一選手に千載一遇のチャンスが訪れている。かなり高い確率で実現しそうなのだが、ダニ・ペドロサ選手がアッセンGPを欠場した場合、ホンダ・レプソルよりワークスRC212V機を駆って参戦できると言うのだ。日頃よりホンダ・レプソルには幅広く協力体制と取っているチーム・サンカルロ・グレジーニとしては、青山選手が貴重な経験を得られるこの機会を心より共にしたいと思っている。
青山選手の代役にはHRCのテストライダーである秋吉耕佑選手を起用する予定だ。
マルコ・シモンチェッリ選手のコメント
「シルバーストン戦後の2〜3日はすっかりKO負け気分で、なかなか立ち直れませんでした。今は色々な意味であの悲惨なレースのことは吹っ切れたし、アッセンGPについて考えています。いつのもの目標を一番に掲げながらね。これまでのレースでしてきたように作業を続けること、テストや予選でのパフォーマンスを日曜の決勝でも繰り返すことを目指してね。方向は正しいし、結果は必ず出るって自信を持ち続けてゆきますよ。アッセンは好きなコースだし、まぁ、正直に言うなら昔の方が面白かったんだけどね。でも、とにかく今のコースでも、前半の曲がりくねった部分を抜かせば好きなコースの１つではあるし、このレースのメインキャストになれるのは確かだと思ってます。」
青山博一選手のコメント
「かなり高い確率でアッセン戦ではホンダ・レプソルのRV212V機に乗ることになりそうです。今回、大きなチャンスを与えていただき、サンカルロ・ホンダ・グレジーニとHRCに感謝したいです。」
ファウスト・グレジーニ氏のコメント
「シルバーストーン戦での無惨な結果に、当然、マルコは悔しがっていました。テストでは最速だったんですからね。しかし今は自信を持って前を見つめる、アッセンへと向かって行かねばならないからね。マルコの好きなコースだし、これまでのレースと同じように信念を持って、それから、主役になれると確信して向かって行きますよ。リザルトについて、今はこれ以上話題にしたくはないです。うちのチームは迷信深い方なんで、これまでのレースのような迂闊なことをしないためにもあまり予想を立てたくないんですよ。我々は上手い方に運べるんだってことは分かっているし、正しい方向に進んでゆくでしょう。できるだけ最高のパフォーマンスができるよう頑張りますよ。
青山博一選手はアッセン戦でほぼ確実にチャンスに恵まれるでしょうし、今回の件については本当に嬉しく思っています。HRCとの間では常に幅広い協力体制を持っており、青山選手にとっては貴重な経験になると思っています。」
（日本語翻訳：La Chirico / 伊語記事： GresiniRacing 2011年06月20日）
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青山選手…口数少ないっす！！
ペドロサ…青山…おぉ〜どっちに転んでも
けっこう嬉しいぞ！クリックPrego
