MotoGP

ザクセンリンクGPこぼれ話その2:ロッシ励まし不要、転倒DAY、ロッシ・ファン増加?…etc

モトGP『ザクセンリンクGPこぼれ話』



フィオレッロのメッセージ
7月17日(日)、『il Messaggero』紙にフィオレッロ(イタリアの人気コメディアン)からロッシに宛てられたメッセージが掲載された。
《ヴァレンティーノ・ロッシには励ましの言葉なんか役に立たない。僕もやはり赤いドゥカティに乗っていて、毎朝、それにまたがる前に、しばらく傍らでしゃがみこんでいるのだが(まったくロッシ選手と同じように)、そんな僕からの言葉も役には立たない。彼は自らを鼓舞する。風向きはいずれ変わることを、ヴァレは知っている。その時が来たら、常のように他のライダーは後ろへ後ろへと下がってゆく運命(さだめ)なのだ。
今一度、彼はチャンピオンであることを証明したのだ。偉大な男として敗北の中で戦いながら。がんばれ、ヴァレ。》

ブラック・デー
7月16日(土)はカレル・アブラハムにとって、ブラック・デーとしか言いようのない一日となった。2回のセッションで3度転倒し、幸いなことにケガはなかった。フリー走行では第2コーナーでスリップ転倒。予選ではまず14時49分に第12コーナー手前で、そして2分後の14時51分(ちょうど再スタートしてすぐ)に第12コーナーでそれぞれ転倒している。ただし、アブラハム選手のみ…と言うわけではない。
モト2クラスではケニー・ノエスが5分間に2回スリップ転倒(15時45分、15時50分)。
また、15時20分には高橋裕紀が転倒によりマシン破損。メカニックらの100%奇跡としか言いようのない修理(わずか30分でスイングアームとその他多数のパーツを交換している)により早々にコースに復帰したのだが、15時52分に再度スリップしてしまった。

コースにオイル漏れ
7月16日(土)、サイドカーのエンジンが破損し、第11コーナーにオイルが撒かれてしまった。結局、午後の間ずっと行なわれた清掃作業は夜に差しかかるまで続けられた。もともとザクセンリンク・サーキットの中でも特にデリケートなポイントなのだ。

2010 / 2011年のタイム比較

2010年PP:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)1’21”817
2011年PP:ケーシー・ストーナー(ホンダ)1’21”681
※2010年のケーシー・ストーナー予選リザルト(2位:1’21”841)

その他の予選リザルト
ヴァレンティーノ・ロッシ(2010年5位:1’22”395)、(2011年16位:1’23”320)
ダニ・ペドロサ(2010年3位:1’21”948)、(2011年2位: 1’21”933)
マルコ・シモンチェッリ(2010年8位:1’22”624)、(2011年4位: 1’21”954)
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(2010年4位:1’22”263)、(2011年6位:1’22”157)
ニッキー・ヘイデン(2010年15位:1’23”090)、(2011年8位:1’22”388)
ヘクトル・バルベラ(2010年6位:1’22”454)、(2011年11位:1’22”676)

決勝リザルトに関しては2010年はレース中断がなされたため、各選手の最速ラップタイムのみを比較することとする。
ダニ・ペドロサ(2010年:1’21”882)、(2011年:1’21”846)
ケーシー・ストーナー(2010年:1’22”135)、(2011年:1’22”070)
ヴァレンティーノ・ロッシ(2010年:1’22”035)、(2011年:1’22”802)

ヴィニャーレスのシッチ擁護
マーヴェリック・ヴィニャーレスと言えば125ccクラスのニューフェイスで、なかなか大物になりそうな気配を漂わせている。これがまた、なかなかはっきりした性格で、シモンチェッリ選手についてはこんな風に話している。
「彼の件については騒ぎ過ぎですよね。125ccクラスではレースではいつだって、シモンチェッリ選手みたいな転倒やらオーバーテイクがありますから。」

みんなロッシに夢中
ヴァレンティーノ・ロッシは、もう13レースも優勝していない。昨年のマレーシアGPでヤマハ機に乗って46回目の優勝を飾ったのが最後だ。グランプリ参戦以来、ロッシ選手がこんなに長期間勝ち星なしでいるのは初めてのことだが、だからと言ってファンが離れてゆくことはない。どこの国のサーキットに行こうと、横断幕はロッシ選手へのものばかり。本人もこう言っている。
「以前よりファンが増えたと言っても過言ではないようなんです。信じられないようなことだし、本当に嬉しいですね!ファンの皆さんをがっかりさせたくないです。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年07月19日



ヴィニャーレス選手は若手スペイン人ライダーのわりには
イタリア語を全く話さず(テロールやマルケスなどはペラペラ)、
母国語スペイン語の方もかなり訛ってる気配なんです。
一度、伊TVレポーターがインタビューしたものの、結局、同時通訳も解説者も
全員理解できず、ほんの一言分だけ紹介されてました…


来週の『ラグーナセーカこぼれ話』にも乞うご期待!!クリックPrego
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