モトGP『なぜなぜブルノGP』
なぜダニ・ペドロサは第3ラップでトップを疾走中、転倒してしまったのか?
ペドロサ選手のコメント。
「前輪のコントロールを失い、スリップしてしまいました。正直言って、大してスピードも出ていなかったんですが。多分、マシンを倒しすぎたのか、タイヤが暖まり切っていなかったのか…。」
なぜアンドレア・ドヴィツィオーゾは第7ラップでケーシー・ストーナーに1”1 の遅れをとってしまったのか?
ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「第13コーナー(編集部注:ゴール地点へと続く登り坂)のブレーキングでミスを犯してしまいました。ハードブレーキングをかけたら後輪が浮いてしまって。こう言う時の常なんですが、ブレーキングを諦めることにしました。次に挑もうと思ってね。でも、その後また後輪が浮いてしまって。そのせいで膨らんでしまったんです。その上、フロントが切れ込むんじゃないかとビクビクしてたんですよ。」
なぜホルヘ・ロレンソは、他の選手らがフロントにハードタイヤを履かせている中、ソフトタイヤを選んでしまったのか?
ロレンソ選手のコメント。
「100%僕の考えで決めたことです。ラモン・フォルカーダさん(編集部注:チームメカニック)やブリヂストンのメカニックからは却下されてたんですが。どうしてそう決めたかと言うと、予選ではハードを使ってたんですが一周飛ばして走っただけでトラブってしまって。それがソフトの方だと問題なしで4周はイケタんです。でも結局、間違った賭けに出てしまったってことですね。マシンの調子が良かったのは1ラップだけで、第2ラップの最初のコーナーでは危うく転倒するところでした。フロントタイヤで支えきれなくなっていてね。」
なぜベン・スピースはレース中盤でホルヘ・ロレンソより有利だったにもかかわらず、アタックを仕掛けなかったのか?
スピース選手は原因不明の左腕のしびれのため、不安定なコンディションでレースに挑んでいた。つまりは絶好調と言う状態にあらず、あれ以上の無理は危険だったわけなのだ。そのうえ、ヤマハ内ではチームオーダーはないとは言え、4位争いをしてロレンソ選手から貴重な2ポイントを奪うのも無意味な話だった。
なぜニッキー・ヘイデンは11位(ロッシ選手とは11秒差、ストーナー選手とは23秒差)に終わったのか?
ヘイデン選手はマシンのステアリングの反応が遅いことや、コーナー出口で頻繁に起こるスリップについて嘆いていた。
また、ヘイデン選手は最大速度を出した時さえ遅かったのだ。とにかくトップとの差が23秒とは、今シーズン開幕以来、ヘイデン選手の最低記録である。
なぜローリス・カピロッシはチームメイトであるド・プニエ選手に11秒もの差をつけられ最下位でゴールしたのか?
カピロッシ選手と言うのは丈夫で長持ちタイプなのだが、フィジカル面で絶好調ではない。今回も肩がけっこうトラブっていたのだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事Moto.it 2011年08月16日)
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あ、あの、今から予告しておきますが
今回の『ブルノGPこぼれ話』が以上に長いもんですから2回シリーズで行きますね!
スピーズ選手そんな腕の状態だったとは…でも全然感じさせないいつも通りの走りを見せてくれてました(^O^)/
次はアメリカでのレースですから、ケガん完治させてまたオランダGPみたいな素晴らしい走りを見せてほしいです!!
ニッキー!コーリンもガンバッテ(^0^)/