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Shoya's Dayレポート:富沢祥也に想いを馳せた1日

モト2『Shoya’s Day:富沢選手を追悼する一日』




皆がショーヤを想いながらイベントを楽しんだ。
丸一日かけて様々な企画が繰り広げられ、参加者は富沢選手のマシンを初め、あらゆる角度からの写真やビデオをたっぷり撮影していた。なかでも一際印象的だったのが『Shoya’s Wall』。世界中から寄せられた写真やイラスト、詩など、富沢選手への想いのすべてが壁一杯に埋め尽くされていた。
その他にはビンゴゲームや展示写真の販売、e-bayオークション、カートレースなどが行なわれ、それらの収益金15,000ユーロ(約160万円)は富沢選手のご家族へと贈られた。なお、ご両親は、
「息子を最も幸せにしてくれたこと…オートバイレースに励む日本の若きライダー達を支援し続けるために使いたい。」と話している。
今回のイベントにはGPライダーの面々も参加しており、ドミニク・エガーターや青山博一、高橋裕紀、ヨハン・ザルコ、アンソニー・ウエスト、アレックス・バルドリーニ、ルイス・ロッシ、ヴァレンティン・デービス、小山知良らの姿が見られた。午前の部ではこれらのライダーらによるカートレースが行なわれ、1位デービス選手、2位ロッシ選手、3位ウエスト選手と言う結果となった。上位3名にはトロフィーが贈られ、その後、富沢選手のご両親とアレス市長Christophe Rivenq氏らによって記念プレートの除幕式が行なわれた。

「どれだけ多くの人々がショーヤに愛情を抱いていたかを、ご両親が実感できたのか一番大切なことでした。」と語るのはジル・ビゴット(左写真)。チーム責任者であり、富沢選手のGPライダーになりたいと言う夢を叶え、そのうえ、モト2クラスでの開幕勝利を獲得すべく手助けをした人物である。
今回、ビゴット氏は同サイトの取材にこんな風に語ってくれた。
「あのミザノでの事故以来、ずっと、ここアレス・サーキットで祥也のために何かやりたいって思ていたんです。最初は記念プレートを設けようと思ったんですが、その後、丸一日かけて追悼イベントをしようってアイデアが出てきて。そんな風にして、この『Shoya’s Day』が生まれたんですが、フランス人にとって今回のイベントで一番大切なのは《皆がこんなにショーヤに愛情を抱いていて、いまでも彼のことを忘れないでいると言うことを、ご両親に知ってもらう》ことなんですよ。」

去年のミザノ戦で、レース前夜の土曜日のことや当日のウォームアップでの出来事が忘れられないとビゴット氏は言う。
「土曜の夜、私やソニア(ペリエル)が居る所にやって来て、日本に帰国したいって言うんですよ。たった2週間しか滞在できないだろうにどうしてって聞いたら、お寺にお参りに行きたいからだって。それでソニアが、日本行きのチケットの手配をしてあげるわって言ったんです。」
「ショーヤは女性にあまり興味がない若者でしたね。あの日、私はショーヤにこう言ったんですよ。
“おい、気が向いた時には女にはキスするくせに、男には絶対にしないよな。どうしてだい?”って。
そうしたら、私のそばへやって来て、キスしましたよ。
その次の日、ウォームアップではすっかり落ち着き払っててね。理由が分からなかったんで、えらく驚きましたね。ショーヤの隣に座ったら、“万事順調だ。”って言うんで、私はちょっとポカンとしてしまってね。だっていつもは私に向かって何だかんだってコメントしまくってくるから、“万事順調だなんてことはありえないんだぞ”って言ってやってたんですから。で、私はドミニク・エガーター選手の方へ行ったんです。この二人を担当してたんでね。ショーヤの方を見たら、5分間ぐらいの間、一言も喋らずに自分のイスに座ってました。時間と共に色々なことを考えるわけだけど、時々ね、恐らくがあれが彼の運命だったのかなって思ったりしますよ。」

同イベントが今後も続けられるかは分かっていない。
『Technomag-CIP』では富沢選手の思い出のためにも何らかの活動はしてゆきたいと明言しているが、今回のようなイベント形式にするかは分からないと。
「毎年はできないでしょう。時が経てば、人の記憶が色あせてゆくと言うわけではありませんが、ただ、人生はどんどん前に進んでますから。例えば、『DEDIKATO(ミザノGP前日に行なわれる加藤大治郎選手への恒例追悼イベント)』なんかもそうじゃないですか。以前のようには注目されませんよね。今年はこのイベントをやりたいと思った…それはショーヤの一周忌であったからだし、やって然るべき時だったからなんです。来年も同じように『Shoya’s Day』はやるつもりです。でも、また別の形でね。『Track Day』もまたやるでしょうけど、今年みたいに写真やらマシンやらオークションやらがあって…と言う風にはならないでしょうね…。それに選手の皆さん方にも何か提供してくれるよう頼みづらいしね。今日はショーヤのために、1週間前には『DEDIKATO』のために、明日はまた何か別のことがあって…なんて無理でしょ。大切なのは今年やれたってことで、来年のことは、まぁ、どうなるか。」



(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事: Solo moto 2011年09月15日




富沢選手も空の上から楽しんでいたでしょうかねぇ。

富沢選手へ、RIP(安らかに眠れ)クリックPrego

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