MotoGP

ペドロサ独占インタビュー【前半】:ホンダNo.1の座は奪われたのか?

モトGP『ペドロサ:メソメソしてるようなタイプだったら、とっくに引退してた』




茂木GPで優勝を決めたダニ・ペドロサ選手が決勝レース前に、当Marca紙の独占インタビューに答えてくれた。
ペドロサ選手は、あの接触転倒によるケガの件はもう終わらせたいとしながらも、マルコ・シモンチェッリ選手に関しては聞きたくも話したくもないと。また、ケーシー・ストーナー選手が今年度の優勝タイトルにふさわしいと認め、自身の今後については、マルク・マルケス選手の昇格により危機にさらされるようなことはないと見ている。

ペドロサ選手は日本遠征に関し強固な反対姿勢は取られてませんでしたが、今回の来日をどんな風に受け止められてますか?ホンダや日本に対する義務としてなのか、仕事人として自身の職務を全うするためなのか?
「いつものようにグランプリに来た…と言う以上ですよね。開催が決まった時は、その問題に関しては忘れられたような状態でした。会議が何度も持たれ、結論が出たかと思えば、またひっくり返って。
確かに、いつもより少し遅れて現地入りしたし、早めに出発する予定でもあるんですが、それだけですね。」

コースとしては、2010年にここで負傷されてますね。お気の毒ですが、ケガにつきまとわれる時期なんでしょうか。そう言った感覚は乗り越えられましたか?
「当初よりは。転倒し始めた頃は、良くフラッシュバックしてました。大変だったけど、今は…残念ながら少し慣れてきました。
ここでは常に良いリザルトを出してるんですよ。2005年にはマシンに問題があって転倒してしまいましたけどね。その時は、肩を骨折しました。悪い時期を過ごすのは初めてじゃないですから。今年は最終的に良い年になるかのかどうか…どうなるでしょうね。」

26才になられましたが、あと足りないものは一つ…モトGPチャンピオンだけですね。最も難しいタイトルでしょうか?
「ええ。一番苦労してます。」

一般的に見て、ライダーにとって最も獲得が難しいタイトルなのですか?
「皆、ここで立ち止まりますよね。その下のクラスだとライバル1〜2人相手に優勝争いをするけど、ここでは全員が速いですから。だから、誰か調子が悪くても、別の誰かが良いわけで。色々な選手が1位の座を獲得する。それにマシンも、そう単純なものではないしね。注意してなければならない点が多いんですよ。タイヤに電子制御システム、各パーツについてもね。レースの流れも最初から最後まで変わり易いし。だからこそ面白いし、見ごたえがあるんですが。あまりに簡単なものだったら、誰も興味を持ちませんよね。」

選手らの中で、特にロレンソ選手が「ペドロサ選手がモトGPクラスで優勝してないなんて不当な話しだ」と良く言ってますね。モトGPクラスに何か貸しでもあるのですか?
「どうしてそう言ってるのかは分かります。それは誰でも自分自身で獲得しなければならないものですよね。それが出来ないんだから、僕がベストを尽くすべきであり、物事をもっと上手くこなし、ミスを減らすべきなんですよ。僕はそう思います。何かかにかの件で誰かが僕に借りがあると言うなら、僕は僕自身に借りがあります。だから、もっと頑張るしかないんですよ。」

ストーナー選手は今季のチャンピオンにふさわしいと思われますか?
「それに近づいているってことは、そうだからです。良いシーズンを送っていますよ。ミスもないしね。表彰台に上がらなかったのは1回だけなんだから、ふさわしいと考えられるでしょ。」

ストーナー選手のレースへの取り組み方はペドロサ選手とは異なるわけですが、ペドロサ選手は常に一番重要なのは安定していること、表彰台に上がることと仰ってますよね。ストーナー選手の方は、とにかくレースに勝つことだと言っているようですが。それぞれのやり方は両立できるものだったりしますか?
「もちろん、レースに勝つのは非常に重要なことです。それでポイントを稼げるんですからね。ただ、一回勝って、その次のレースでは2位に甘んじられずにノーポイントなんてのは駄目ですよ。25+20の方が、25+0より積み重ねていけるんだから。1位を3回取ったら75ポイント、2位を4回取ったら80ポイント。ほぼ同じぐらいですよね。」

しかし1位の獲得回数を考えても、ここ最近のレースでストーナー選手はあまりに強すぎませんか?
「それができるって言うのは、まだ限界を超えてないからなんでしょうね。」

ペドロサ選手もそう思っていられるのなら、プライドが刺激されて “僕ならもっとできる” と言う気持ちにはなりませんか?
「もちろん。みんな、そう思ってますよ。1ラップ0.3〜0.4秒のタイム差をつけられたら、“まぁ、いいか” なんて思わなくなりますよ。実際には、そう言う時、いつも上手くいくわけじゃないんですけどね。逆の結果になったレースもありましたよ。確かに僕は良く逆転してしまったし、彼はあまりそうはならない。でも、なったことはあるわけで。過去にそう言うレースは何回かあったわけでね。
いつもいつも彼だけが他の選手に0.3〜0.4秒のタイム差をつけているわけじゃない。もちろん、アッと言う間に猛スピードを出せるライダーではあるけど。そう言う才能なんですよね。毎回、安定してそう言う走りができるんですよ。安定してトップを走れる才能がある…でも、彼が唯一絶対ではないですから。」

ホンダでのNo.1の座を奪われてしまったと…No.2になってしまったと思われますか?
「今現在は彼がポイントリーダーで、勝つための選択肢も豊富に持ってるわけでね。これ以上、他に言いようがありませんが。トップを行く者がトップを行くんであってね。僕らはどちらも速いライダーで、今シーズン、僕は欠場が多かった。だから、状況としては比べようがないですね。」

後半に続く

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Marca 2011年10月02日




スペイン紙のインタビューって伊紙に比べて、いつも質問が大胆なんですよね…

怒りもしないで淡々と答えるペドロサ選手に激励クリックPrego
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