MotoGP

M.ヴィニャーレス『テロール選手は自動操縦みたい…』インタビュー前編

モトGP『ヴィニャーレス:完璧なライダーとはロッシ&ペドロサのミックスかな』




ルーキーながらももの凄い力で走り抜けた。マーヴェリック・ヴィニャーレス、16才、カタルーニャのロザス生まれ…この先、高く昇ってゆくこと疑いなし。
世界選手権デビュー年において1位4回獲得のうえ、最後までタイトル争いに名を連ねていた。2011年における大いなる新星であることに間違いはない。

ありふれた質問ですが、ヴィニャーレス選手の場合、まさに1年目の収支決算をする時なわけで…最高だったと言えるのではないですか?
「僕ら、とても良いシーズンが送れました。特に、チームの皆さんと一緒に。懸命に作業してきたし、良く理解できるようになると、その度に互いに大きな自信になっていって。それと、厳しいって分かってるのに…初めてのコースとかありましたから…最初から最後まで高速で行こうとするなんてこともありました。」

こんな風なシーズンになると思っていましたか?
「いいえ、全然。良い余韻が残ってます…思ってもいなかったんで。表彰台に何回か上がれるかなぁとは期待してましたが、4回も1位になれるて、しょっちゅう表彰台に上がれるとは。
秘訣なんてないですよ。でも、そう言うのは作業の積み重ねから生まれてくるもので、いつも100%頑張って、それに僕らはレースの読みがかなり良いんですよ。」

現在、125ccクラスはモト3へと根本的な変革を遂げつつありますが、不確かな点もけっこうありますね。
「これまで以上に懸命に働かなくては。不確かな点はどっさりあります…全部、新しいことですから。でも、試してみなきゃならないし、そのためにもテスト毎に最大限の情報を得なければ。カタール以降のコースで応用してゆくのにね。」

今年は自分の年になるだろうと思った時点で、ただ学ぶためだけに走ってたわけじゃないですよね?主役クラスだったわけでしょ?
「タイトルについて考えたことは一度もありませんでした。僕らの目標はルーキー・オブ・ザ・イヤーになることでしたから。それから、各レースで最高のスタートを切ることと。ル・マン戦で勝ってからは、もちろん、もう少し大胆に考えるようにはなっていって、戦いを仕掛けて行けるなって意識するようになりました。その辺りから、あらゆる意味において、うちは最高の働きができるようになっていきました。シーズン序盤はある種…レースへの恐怖感があったもんですから。あそこで勝ったお陰で一歩前進できて、(恐怖心を)忘れられるようになって。あの辺りから最大限に飛び出して行けるようになりました。」

ル・マンでの勝利が転機になったと?
「ポルトガル戦で4位になった時から、僕らの可能性がどれぐらいのものかチラホラと見え始め、そこにル・マンが来たんですよ。リズムも最高だったし、レースに向けての調整もスゴく良かったし。ずっとニコ・テロール選手の後ろにくっついて走ったんです。最終コーナーで抜こうと思って。あの勝利のお陰で希望が出てきたし、もっとやれると思えるようになりました。」

もし、ふりだしに戻って始めたとしたら何が違うでしょうね?
「第1戦目から死の物狂いで決めてゆくでしょうね。100%の力でもって、作業も最大限に進めて。でも、言い訳はするべきじゃないですよね。僕らは良いシーズンを送ったんだし、これからは2012年のことを考えて、各サーキットで積み上げてきた情報全てを活かしていかなければ。」

テロール選手はチャンピオンに相応しいと思いますか?
「もちろん。このクラスでの経験も豊富だし、コースで走ってる姿なんかまるで自動操縦してるみたいですよ。走行ラインなんて、今まで積み重ねてきた情報を駆使して自動的に走ってるみたいに見えるし。おめでとうって言わなければならないことです。何度も1位になって、常に前の方を走ってたんですから。」

[ 後編に続く ]

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Sport.es 2011年12月18日




2012年のモト3クラスには日本人の藤井謙汰選手も参戦するし、なかなか楽しみですね。

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