MotoGP

C.ストーナー『ロッシは僕とホンダの勝利を低く見ているけど…』

モトGP『ストーナー:ホンダで確実性が得られた』




2011年モトGPクラスチャンピオンのケーシー・ストーナー選手が『MotoSprint』誌のインタビューで、ドゥカティからホンダ移籍について一言物申したかったようだ。
現在まで2度タイトルを獲得しているストーナー選手が声を大にして言うには(2007年ドゥカティで総合優勝)、ホンダへ移籍したことで確実性が最大限に得られたと言うことだ。
また、ストーナー選手の勝利にケチをつけたとして、ヴァレンティーノ・ロッシ選手に対しても物申している。

「すべては物凄い勢いで変わって行ったんです。(ホンダ移籍の)数年前からマスコミから不信感のようなものが出ていて、全体的には僕がやっていたことや、当時、実際に僕が払っていた努力がとても軽く見られていました。そして、その後、ヴァレンティーノ(ロッシ)が乗り換えてきたわけですよ。4年間、僕が乗っていたマシンを手に入れたと。その一方で、僕は夢のマシンを手に入れた…僕に本当は何ができるのかを証明するためにね。こんな風に状況が一変したお陰で、僕が前からタイトル争いに加われたんだってことや、もう1つぐらいタイトルを取ることだってできたんだって皆に分かってもらえました。」

「ヴァレンティーノは僕がやったことや、僕のチーム、ホンダがやったことを低く見てるようですけどね。
ホンダが大金をかけたなんて嘘ですよ。ホンダって会社はバカ集団じゃないんだから。たった1台のマシンに…しかも800cc機ですよ、もう今年でお終いってマシンに投資したって意味ないじゃないですか。すぐに1000cc機に変わるから開発も進んでいたわけだし。
2011年のホンダはいつもに比べてそれほど多くをやった訳じゃないと言うのは事実だし、その証拠に2011年マシンは2010年のとそんなに違っていないし…唯一、ギアボックスは例外ですけどね。そのうえ、僕のマシンはシーズンを通してほとんど同じ状態だったんですから。
実際のところ、ホンダのは既に良いマシンだったんですよ…僕が移る前からね。単純に、外からの新たな力を…違いを見せつけられるような新鮮な力を要していただけであってね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Motograndprix 2012年01月24日



あぁぁ、なんだか今度はペドロサと揉めそうですねぇ…



来月に出産を控えたアドリアーナ夫人に安産祈願クリックPrego

人気ブログランキングへ

POSTED COMMENT

  1. machcat より:

    ホンダのシームレスシフトはF1やってた恩恵だから開発費は莫大だぞ・・w

    • Kevin より:

      私は特にどちらのファンでもありません。
      開発費が莫大だぞって、F1の転用技術ならコストは掛かってないでしょうに。レース技術に特許登録は関係ないんですし、金の問題ではなく技術力の差ではないでしょうか?レース技術なんてパクリ合いじゃないですか。それに、ロッシはだったらその技術力のあるチームに何故移籍出来ないんでしょうか?
      ドカでのストーナーがバカ勝ちした時に、ライダーの技術じゃなくてマシンで勝ってるってどんなにストーナーを叩いたか。ヤマハでホルヘと同じマシンで勝てなくなって移籍しようとして、しめしめと自らドカを選んだんでしょう?でも蓋を開けたら実はストーナーのライディング技術で勝っていたことが明白になった。チャンプになる度に自分の技術だけで勝ってると所属メーカーを貶して移籍して、マシンで勝ってた部分も大きいという事を自ら証明してしまったと思いますが。
      メーカーとの付き合い、勝因の解析力もライダーの技量のうちだと思いますが。

  2. 肋骨5・6・7番 より:

    「もう今年でお終いってマシンに投資したって意味ないじゃないですか。すぐに1000cc機に変わるから開発も進んでいたわけだし」
    2006年の211Vを開発したスタッフはどう思うでしょうね、このコメント。

    • Kevin より:

      2006年の211Vを開発していたスタッフと212Vを開発してたスタッフはほぼ重複して同じでしょうから当然、スタッフ達もそう思っていたはずです。ストーナーは開発現場に招待されて出向いてますから、それを知ってての発言です。

  3. O山 より:

    その例外のギアに大金をかけているということは容易に判断できます。

    * motogp.com などでの記事では、シームレスミッションだけで7000万円。

    * ライダースクラブの中本さんのインタビューを読むと、特許を出した内容をそのままバイクのミッションには適用できず、再度材質を含めて再設計している様子。

    * 金をかければ必ず技術力が着く訳ではないですが、向上しやすいと言えます。失敗を経験できます。この金の点では、やはりホンダが一番。

    技術をぱくられないためもあるせいか、ミッションの交換には、各マシンごとにエンジニアが一人割り当てられ、締め切った部屋でその一人のみで行われるという内容もありました。

    ライディングスポーツでは、ヤマハのエンジニアの方が、変更ショックの少ないギアを以前から開発しており、2011は使っていると載ってましたけど、効果はホンダの方が上だったんでしょうね。

    結局は、ストーナーによる”新鮮な力”が、ホンダが三つのタイトルを取った最大の要素だったのは確かですね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP