モト3『ホンダ、3月には新HRCキット到着』
2012年19チーム32ライダーが駆るマシンの大半を占め、1年以上かけた開発、そして、スペイン選手権(2011年終盤2レース)や全日本ロードレース選手権GP3(2011年日本タイトル獲得)など125ccクラスで獲得してきた勝利にもかかわらず、モト3開幕戦まで後1ヶ月強となった現在、ホンダはスピード面においてKTMに明らかな差をつけられている。
Honda NSF250R機は各チームがHRCの製造技術をベースに独自のフレーム(FTR, TSR, MOTO FGR)を使用しているのだが、ヴァレンシアおよびヘレスで行なわれたテストでは上位10位までに食い込んだのはわずかマーヴェリック・ヴィニャーレス(FTR M312、Avintia Racingで1位に迫る)、ミゲル・オリヴェイラ(Honda NSF250R 、Monlau Competicion、近々、スッターのシャーシを試す予定)、エフレン・ヴァスケス(Honda、Team Laglisse)のみで、特に最速スピードと加速面で差をつけられていた。
ヘレスではマーヴェリック・ヴィニャーレスが早々に出た結果に対し、
「今からカタールまでに、HRCがKTMとのギャップを埋めてくれると良いんですが。」と言っていた。
3月19〜21日に予定されている次回テストに向け、モト3参戦の主なホンダ系チームでは『メイド・イン・HRC』の250cc単気筒4ストロークに馬力を注入すべく新たな『キット』を当てにできることとなっている。
さて、これだけでKTMとのギャップは埋められるのか?
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:bikeracing.it 2012年02月23日)
モト3ホンダと言えば今年は藤井謙汰選手も出てますね。新キット…上手くいってくれると良いですね!
ホンダの開発チームも頑張れ!クリックPrego