MotoGP

中本修平『打倒ヤマハM1、チャタリングはブリヂストンのせい…』

モトGP『中本:ヤマハ機が最高』




セパンで行なわれていたモトGP第2回オフィシャルテスト最終日の朝、タイムシート首位にはやはりホンダが返り咲いていた。しかし徐々に、ライバルメーカーらが背後に迫ってくるのも目の当たりにした。特に、ヤマハだ。
HRC副社長の中本修平氏が、現段階での打倒マシンはM1機だと言う。

「M1機が非常に速く、うちの行く手を阻む大きな障害になってますね。
双方、レベルは違います。ホンダはパワフルだが、ヤマハには凄いハンドリングがある。パッケージとして、現段階では最優良マシンでしょ。

この言葉を証明するかのように、ヤマハではサテライト機2台をタイム上位に据えていた。しかも、アンドレア・ドヴィツィオーゾが、まさかの3位に食い込んでいるのだ。
ただし、首位を独走するのは相変わらずケーシー・ストーナーで、ダニ・ペドロサがそれにピッタリと貼り付いている。
ストーナー選手が嘆くホンダRC213V機の唯一の欠点と言えば例のチャタリングで、それについては中本氏も憂慮している。
「些細な箇所なんですが、調整が必要なところがまだ2〜3あって…ただ、チャタリングがうちの主な問題点ですね。ブレーキには問題は出てないし、コーナー途中も然り。コーナーの形状やコーナースピードによって、意味ありげに周波数が変わってくるんですよ。

去年、同問題がホンダにとってこれほど顕著に悩みの種とならなかったことを思えば、原因は以下の2点にあるのではないか。1つは新レギュレーションによりマシン重量が4kg増えたこと(153kg→157kg)。そして、もう1つは新ブリヂストンタイヤだ。
「レギュレーションが変わってマシン重量が上げられ、うちは不利になりましたね。かなりの追加予算もかかったしね。私が思うに、チャタリングの主な原因は新タイヤの方なんじゃないでしょうかね。ブリヂストンでは懸命に作業を続け、各タイプのタイヤを提供してくれてたんですが、残念ながら、チャタリングがあまり出ないタイヤはパフォーマンス的には良くないんですよ。

また、心配の種はホルヘ・ロレンソによるレース・シミュレーションのせいでもある。2分02秒以下をコンスタントに記録していたのだ。一方、ストーナー&ペドロサ両選手の方はチャレンジしてみることもできなかった。
うちは残念ながらロングランはできませんでした…2日目が潰れてしまったんで、テスト予定がどっさり残ってしまったもんですから。

ちなみに、ペドロサ機の警告ランプが点灯した一件は解決している。
「エンジンに何が起きたかは分かりませんが、選手の安全が最重要事項ですから。ただ最終は何のモディファイもできなくってね…馬力に関してもなにもね。レイアウトは変えなかったし、エンジン・コントロール・ソフトも変えませんでしたね。

次なる反撃をホンダがどう繰り出してくるのか…あとは3月23〜25日のヘレステストを待つばかりである。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年03月02日



そう言えば、中本さんがストーナー選手に出産祝いの雛人形を贈られたそうですが…
ちゃんと片づけてるでしょうかねぇ…(あっ、まだスイス時間では3日か…)



頑張れブリヂストン!!!クリックPrego

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