モト2『マルケス:最終ラップは125cc時代みたいだった』
こう言う大レースは何と言えばいいのでしょう?
「厳しいレースでした…序盤でルーティ選手がものスゴッく強い引きで走って集団を崩そうとしてましたが、タイヤに関して言えば、皆、ラストまでにかなり摩耗するだろうって分かってたんで。ザルコ選手やポルに抜かれてしまった時なんか、もうダメだって感じだったんだけど冷静さを保てて乗り切ることができました。その後、彼らに追いついた時はラスト10周の時で、少し後ろに付いて挽回するようにしました。それから、ラスト5周の時にトップを狙って攻撃に出て、なんとか穴をあけようとしたんです。でも、ポルが良い反応してくるもんだから、最終ラップではものスゴい勝負になって…125cc時代みたいなやつですね…コーナーの度に抜き合いを繰り返して。ポルはかなり強いブレーキングをしてたけど、こっちの強味を利用できるだろうなって分かってたんで…あの最終ラップはどちらが勝ってもおかしくなかった…でも、僕らものスゴく良いレース運びをしましたね。」
ハードでしたが、クリーンな競合いでもありましたね?
「はい。最初から最後までクリーンなものでした。大いに敬意を払い合っていたし、そこが重要ですよね。去年、ここのレースではまだポイント0だったけど、今年は70ポインになりました。」
情景は変わりましたか?
「かなり。去年は厳しくって、学びのためって感じだったけど、今年は(どれだけ学んだかの)証明をし、タイトル獲得を目指して行く年ですですから。でも、まだ3戦目だし、シーズンは長いですからね。もちろん、2位1回に優勝2回でもって始められる方が、転倒3回よりずっと良いのは確かですけど。」
ルーティ選手と一緒に走るのは非常に良いですね…脱兎のごとき走った後は、他の選手らを前の方でトップ争いさせてくれる…。
「そう言うことから学んできてることは確かですね。経験も非常に積んでるんで、絶対に次回からはかなり違う戦略で来るでしょう。」
スパークするような手応えは戻ってきましたか?
「毎回々、楽になってくるし、今日なんか面白かったですしね…苦労しなければ勝てないコースだったし、楽しんでそれができたってことは手応えが戻ってきたってことでしょ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Diario AS 2012年05月07日)
こちら、ヘレス戦での写真なんですが…もう、お兄ちゃんの貫禄ばっちりですね!!