モトGP『エミリア地方で地震、建物崩壊・死傷者など被害、ドゥカティ休業』
エミリア・ロマーニャ地方が今朝9時、新たにマグニチュード5.8の地震に襲われた。震源地はモデナ県。
現在までに死傷者は少なくとも10名を数え、先の5月20日の地震で被害を受けていた建物施設などが崩壊した。震源付近のおもな町はメドッラ、ミランドーラ、カヴェッツォ。今回の地震は新断層がずれたため発生したのではないかとされている。
ロヴェルト・ディ・ノーヴィの教区司祭が亡くなっているが、崩壊した建物の下敷きになったためか、体調の悪化によるものかは分かっていない。国防省警察のサルヴァトーレ・イアンニッツォット県隊長により報告された。(Ansa通信より)
新たな建物崩壊がミランドーラ市(大聖堂、サン・フランチェスコ教会)や、パナーロ河川付近のフィナーレ・エミリア、サン・フェリーチェなどから報告されている。
多くの住民は屋外へと避難し、ボローニャ旧市街へと向かっている。
郊外の建物施設も地震の揺れを受け、ボルゴ・パニガーレ地区ではドゥカティ本社では就業中だった従業員を自宅待機とし、工場施設などの点検を行なった。
今朝9時に地震発生後、従業員らは自宅へと戻され、技術スタッフやエンジニアらが施設点検など就労場所の安全確認作業が行われた。
製産部門の操業は明日にも再開される見込みだが、今のところ、5月20日地震で大きな被害を受けた下請会社への被害については触れられていない。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年05月29日)
『Gpone』サイトの記事によれば、
《ドゥカティではフェイスブックで従業員および関係者らに落着くよう呼びかけており、また、モトGPチームのバルセロナ出発に何ら遅延は発生しないと載せている》とのことです。