MotoGP

M.パジーニ:若井伸之ピットレーン死亡事故の危機

モトGP『パジーニ:若井ピットレーン死亡事故の危機』

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マッティア・パジーニ(スピード・マスター)が午前FP1の最中、ピットレーンでカルディオンAbチームのメカニックと接触事故を起こす災難に見舞われた。
然るべき安全確認をせずにピットレーンを横断しようとした同メカニックに、パジーニ選手のマシンが軽く接触、同選手はそのまま転倒し、地面に頭を打ちつけてしまったのだ。ちょうどドゥカティのボックス前で事故が発生したため、同チームのメカニックらが速攻で現場に駆けつけた。
一見、ぐったりとしていたパジーニ選手だが、メディカルセンターで検査を受けたところ、マシンに乗ってもOKとの結果。接触したメカニックの方にも目立ったケガはなかった。その後、パジーニ選手は近隣の病院で詳しい検査も受けている

今回の事故は、かつて250ccクラスに参戦していた日本人ライダー若井伸之選手が亡くなった際と同じ経緯で発生している。

1993年、ヘレス・サーキットでローリス・レッジャーニによる招待客ファビオ・ラヴァイオーリが、同様の状況で若井選手のマシンに接触してしまったのだ。

若井選手はボックス壁の角にヘルメットを強く打ちつけ死亡。同サーキットには若井選手を偲び、そのシンボルだったピンクフラミンゴの銅像が建てられている。
また、これ以来、ピットレーンでの速度制限が設けられることとなった。今回はそのお陰で、悲惨な事故を繰り返さずに済んだのだろう。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年07月06日



ちなみに、今回の事故が起きた時、パジーニ選手は時速57kmで走っていたのだそうで。そして、メカニックさんの方は顔半分が真っ赤になる擦り傷だったようです。



事故発生時の映像がありましたんで加えておきます。開始から1分08秒ぐらいに接触事故シーンがあります。




必須、安全確認クリックPrego

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POSTED COMMENT

  1. nav. より:

    僕がGPに熱中し始めた頃、最も辛い事故だった若井さんの死。
    走馬灯のように記憶が甦り、鳥肌が立ちました。
    お願いだからレース関係者には細心の注意を怠らないでほしいと願います。

  2. ステさん より:

    あってはならない事ですね… どんなにルールや設備・技術で安全性が向上しても、これがあるとどうにも

    ただ、ザクセン独特の登ってくるピットレーン入口で、その入口寄りのカルディオンAbのボックス位置だと直前までマシンが見えない感じですね。>映像見た感じだと
    結構危ないかも。

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