さて、話題の『電子制御ユニットのワンメイク化』では、某イタリアサイトから『制御不能』とまで言われていた叔父貴…じゃない、カルメロ・エスペレータ(ドルナCEO)氏。
スペイン紙の方で色々と現在の心境を激白しとりましたんで、とりあえず面白そうな所だけ抜いてみました!
『レース・ディレクションがミスを犯した』
★ミザノ戦モトGPクラスのレース開始の手順が混乱し、ダニ・ペドロサが結果的に転倒リタイヤとなった件に関し、その翌日には既にレース・ディレクション一員であり安全面におけるドルナ代表のハビエル・アロンソ氏が責任の一端を認めていた。
★アロンソ氏は、ペドロサ選手に最後尾スタートのペナルティを科した件は正しい対応としている。
★昨日、ペドロサ選手より厳しい批判を聞かされたドルナCEOカルメロ・エスペレータ氏が本日午後、次のようにコメントした。
「私は常に選手らには意見を述べる権利があると話しており、今回も同様である。同選手権にとってポジティブなことなら良いだろうし、ネガティブな場合は賛同できるかどうかをはっきり言うつもりだ。先のミザノ戦での運営が悪かったことには私も賛成だ。
各レギュレーションは改革の必要がある。検討され、改良されていくだろう。今回、下された決定が適切なものとは思えない。どんな決定が良かったかは分からないが、今回のは良い結果ではなかった。」
[日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:El Pais 2012年09月28日記事抜粋より]
なんだか…今からでもペドロサ選手に何かしてくれそうな口振りのような気もするんですが…
まぁ、今更、そんなややこやしいことはしないか…
では、叔父貴…じゃないエスペレータ社長のインタビューもう一丁!!
『エスペレータ:モト3風のモトGPにしたい』
★メーカー陣の戦いはどの段階まで進みましたか?
「戦ってなどいません。解決策を探るべく色々と議論している最中です。これまでのところ、マニェティ・マレッリ社と合意に至りました…最高レベルの電子制御ユニットを開発している企業で…来年からモトGPクラスで全員が使いたいと思うようなレベルのね。」
★2014年から電子制御ユニットをワンメイクにする案ですね?
「2014年に向け、同案やその他の案について議論をしています。茂木GPの最中、日本でも会議を開く予定だが、私は楽観しています。」
★メーカー陣からの脅迫は?
「ありません。メーカー陣によれば、レースに参戦する理由の1つはテクノロジー開発…特に電系システムの開発に有効だからと。それは良い事だと思うが、今はそれを中断しなければならないのです…金がないのだから。電系システムが一番高い。ワンメイクにしなければ、他のメーカーが参戦して来ないでしょう。今のメーカー陣でグリッドに22台並べられるならば良いが。復帰できそうなメーカーがまさに、金がなかったから撤退したと言ってるのですから。」
★どのメーカーが最も早く復帰しそうですか?
「ブルノでスズキと話したし、アプリリアは話は進めているが具体的なものは皆無だと。(状況を)真逆にしなければならないでしょう。予算は青天井ではないと言うことを証明したら、他のメーカー陣も参戦してくるでしょう。2014年からはそうなって欲しいものです。」
[日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Diario AS 2012年09月28日記事抜粋より]
上のインタビュー記事を、イタリアの『Gpone』サイトでも載せてましたが、見出しが『エスペレータ:今はスズキとアプリリアが欲しい』になってまして…
いや、スペイン語の原文ではそこまで言ってないし…
もしかして『Gpone』の密かな願望なのかなぁ…
スズキが欲しい〜相談しよう〜そうしよう〜♪クリックPrego
予算上限案は さんせーい。 そして、メーカーさんが、いっぱい参戦せいてくれればいいですよねー^m^
しかーし!エンジン回転数制限ははんたーい。に一票
お偉いさんがなにかを規制するごとに面白みを損ねていく、今のままCRT機を排除メーカー台数規制なしが好ましい、各メーカーにプロトタイプの台数を削減させて台数が少ない???はぁぁぁぁぁエスペレータぼけが去年までの台数でも十分楽しく観戦していた、今年のCRTなどは予選の障害物、決勝でTV映像の邪魔ものでしかない
MotoGPは開発に規制なく真に技術の頂点で在ってほしいものです
プロトタイプ機のレンタル料の高騰がCRT誕生のきっかけでしたよね? 開発に金がかかる-レンタル料があがる-不況により撤退する-台数が減る という構図が去年までの状況です。 あの名門グレシーニでさへ今年はプロトタイプは一台体制。F1は、一時エンジンの統一化まで検討され分裂騒動に発展していたので、これからもっともっと厳しい状況が来ると懸念します。MOTOGPに最高レベルのマシンを投入し、MOTO2、3のスタートにあたっては、エンジン供給を行っているホンダですら、先は分かりません。 以前は、型落ちのワークス、サテライトマシンとか、色々なオプションがあったんですが、昨今のマシーンのハイテク化、高コスト化で、全てが難しくなって来てしまいました。
WSBはコンセプトがシンプルで、カワサキですら参戦し、結果を残しています。WSBは、低費用で尚且つ宣伝効果があり、四輪に比較して、見た目がMOTOGPとあまり変わらない。 今は参戦ライダーも錚々たるものです。 とりとめもなく書いてしまいましたが、一ファンとして、WSBでは得られないトップカテゴリーとしての存在感を保ちつつ、勝つべき人間が勝ち、そしてWSBライダーがステップアップできる唯一のカテゴリーとしての威厳を保ってほしいです。 誰にというより、関係する全ての人間に期待します。
やはりメーカーのプロトタイプはECUを共通化するとなると更にコストをかけなければいけなくなるでしょうし、
今まで積み上げてきた技術が活かせなくなる可能性もありそうですね。
管理人様
いつも楽しく拝見しております。
いつもちょっとだけ気になっているのが「電系」という言葉なのですが
普通は業界の方なら「電装系」か一般の方なら「電気系」というのが
適当かと思います。
恐らく直訳だと「電系」になってしまうのだと思いますが
日本語にはそのような言葉は存在しませんので、そうであれば
「電気系」というのが妥当ではないでしょうか?
ウォ!有り難うございます!!
では、検討して、どちらかに決めさせてもらいます!!
ピットを利用する金額を馬鹿高くしているのはドルナなんですよね?(そう聞いたような聞かないような、それが本当であれば)結局そう言ったしわ寄せも、参戦する人達に重くのしかかってくるわけでありメーカーでなく結局は運営サイドに問題があるのではないでしょうか?
型落ちマシンのほうが、まだCRTなんてものよりよっぽどいいとおもいますけどねー。
メーカーの参戦台数も4台とかしといて、参戦がないないない・・・・・・・当たり前ですよねー。せっかくの最高峰、ライダーの安全を一番に考え、見ごたえのあるレース運営をしてもらいたいもんだ。たのむよー ドルナさん達よー
マシンの開発とか、メーカー技術力に興味を持つのって、日本のGPファンぐらいらしいですね。
欧州等のGPファンは、マシン差じゃなくてライダー差で評価する方が正しいみたいですので、ドルナ的にも台数さえあればマシンの開発とかどうでもいいんでしょう。
極論を言えば、金が有るにしろ無いにしろ、メーカーの実力差ってのは欧州的には邪魔なんです。
まあどうせプロトメーカーが全撤退しても、欧州にはフレームビルダーが腐るほどあるわけですし、エンジンさえありゃMotoGPは成立するわけですよ。
あと、日本のファンも何だかんだ文句言って置きながら、結局見るってオチでしょうね。