MotoGP

ドヴィ『今のドゥカティはストーナーだって無理』:ジジ・ダッリーニャ、ドゥカティ移籍はあるか!?

さて、アラゴン戦で8位だったアンドレア・ドヴィツィーゾ選手が、こんな事を言ってたんですよ。



「現在のドゥカティ機にケーシー・ストーナーが乗ったらどうなるか?このマシンではある走行ラインで走るしかないんですよ…僕は賛成できないんだけど、いわゆる代替ラインがないって訳で…マシンが曲がらないもんですからね。かつてケーシーがドゥカティ機で大きな違いを見せていたけど、あの当時のマシンでなら彼もそれが出来たんです。現在のには、当時あった特徴が見られませんね。」
(Source:2013年10月01日 Moto.it記事より抜粋)


motoit-gigi.jpg

ドゥカティも、あの名エンジニア…フィリッポ・プレツィオージさんが抜けた穴をまだ埋められずにいますからね…
と言うわけで、ドゥカティがアプリリアのジジ・ダッリーニャさん(上写真、ボックスでいつも座ってるエンジニアさん)をヘッドハンティングしようとしてましてね…
もちろん、当初はダッリーニャさん…鼻も引っかけないみたいなイメージだったんですよ。
8月半ばぐらいには、「現在、ドゥカティと言うのはエンジニアにとって魅力的ではない」なんて書いたサイトまであり…
8月末頃のインタビューでは、ダッリーニャさんみずから「2014年の目標は各メーカーの『プロダクションレーサー』を打ち負かすことです。」なんて言ってたんですが…
あれ?
あれ、あれ!?
10月初めの現在…こんな記事が出てきました。

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★現在、アプリリアのART機でモトGP参戦しているホルヘ・マルティネス(チーム・アスパー代表)が2014年の使用マシンを決めかね、リヴィオ・スッポ(HRCチームマネージャー)にホンダRSV1000 R(旧名プロダクションレーサー)の情報を求めた。

★ジーノ・ボルソイ氏(マルティネス氏の右腕)のコメント。
「確かに、うちではまだアプリリアと金銭的に詳しい話を決めていないし、それ故にホンダの方に打診してみたんですよ。
【ジジ・ダッリーニャ(アプリリア・エンジニア)がドゥカティに移籍する可能性は…】正確な情報は入って来てないですが、可能性はあります。
【ダッリーニャ氏の去就次第で全てが変わる?】もちろん。アプリリア機の開発・作業に関してはジジが居てこそですから。うちは戦闘力を上げていきたいんです…将来に向けてもね。
【現在、チーム計画は待機状態?】そりゃあ、ライダーだってマシンがARTかアプリリアか、ホンダかってなったら違うでしょ。ニッキー・ヘイデンとの契約はぎりぎりの所までは決まってるが、完了はしてませんから。アレイシ・エスパルガロに関してもね…出て行くのは確かだが、うちとの契約破棄も済んでないしね…マレーシアで破棄手続きをしますよ。」
(Source:2013年10月03日 Gpone記事より抜粋)

現在、イタリアでモトGP放送をしている『メディアセット』のサイトにも、最近、こんな1文が…

mediaset-ducati.jpg

『しばらく前からドゥカティがジジ・ダッリーニョを狙っているとする噂が流れているようだが、ダッリーニョと言えばスーパーバイクRSV4機を成功に導いた父親であり、モトGPではチーム・アスパーと共にART機を見事に開発してみせたのだ。ダッリーニョをアプリリアから引き離すのは至難の業であるが、ドゥカティでは他のエンジニア候補の名前が挙らないうちは何が何でも口説かねばならない。』
(Source:2013年10月03日 Mediaset.it記事より抜粋)




地味にホルヘ・マルティネスさんが波瀾万丈…クリックPrego

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POSTED COMMENT

  1. りゅー より:

    をいをいドヴィ!クレバーな君らしからぬコメントじゃないか!

    まあ言いたくなる気持ちもわかるけれど、それをいっちゃあいけないよ。

    ましてケーシーを引き合いに出しちゃダメダメ。

    言われちゃうよ。

    「今のマシンでだってOKさ」ってね。

  2. orasam より:

    ドヴィツオーゾにしたら去年テック3で一生懸命に上げた株が下がりっぱなしという所でしょうか。

    ドゥカティもなかなか低迷期を脱することが出来ないですが、スズキが戻ってくる予定の2015年までには上向いて欲しいです。

  3. M1 より:

    ケーシーも言ってたけどドゥカティは改善しようとしないと、ドビィにしても、来年のクラッチローにしてもなんとかなる・・・いや何とかすると思って行ったに違いない、ロッシもそうだろう!!しかし結局はドゥカティは何が原因なのか理解していない、いや理解しようとしないのか?モトGPで失敗したことをスーパーバイクでもやってるし、プライドが高すぎるのか単なるアホなのか?根本にある何が今のタイヤやらレギュレーションやらにまったくあっていないのでしょう。

    それにしてもアプリリアはどうしたいのか?情報をそのまま受けとると、ほぼワークス直系のプロダクションレーサーのような気もするのですが?なんならサテライト感覚のワークスサポートしてよいくらいのような?(もうすでにそうかもしれませんが)やるからにはそれぐらいはやってくれたら、ファンとしては最高なのですがねぇ、欲を言うとカワサキもエンジンだけでもとか・・・無理か(笑)

  4. ken より:

    ドヴィの不満が伝わってきますね。 ここまで来て、ケイシーなら? などと言われたら腹が立つでしょうね。 ひょっとしたら実際にドカティから言われているんではないでしょうか?

    昔のようにタイヤも選べ、尚且つエンジン数の制約もなければ毎回キンキンにとがったマシーンを準備して、年間に数レース勝つみたいなところまでは行けるのではと思いますが、現在のレギュレーションでは逃げ場がないんでしょう。下手したら撤退しちゃうんじゃないですか? SBKの方もうまく行っていない様だし、今のレギュレーションのままで日本のメーカーと競るのに上の方の人が嫌気が指しているんではないかな? あくまでも予想ですが。。 少なくともファクトリーですので、資金はあり、ドヴィにしてもカールにしてもTECH3を遥かに上回るオファーを出せることも事実。 そして契約の際、お金の魅力はあるでしょう。 つまり、嫌ならどうぞやめてください。 みたいな風潮があるんでは? 第二のケイシーが出てくるまで選手を変えていけばいい、みたいな。 自分が間違っていることを願います。

    ドヴィにホンダ、ヤマハ、そしてドカティの違いを解説して欲しいですね。 面白い話が出て来そうです。 来年カールが入ってどうなることやら。。。 選手の立場で考えれば、MOTO2が極端にしても、以前のようにホンダのファクトリーマシーンが、レプソル、グレシーニ等に支給される、資金の問題はありましたが、20年前であれば、力があればそれに見合ったマシーンが供給されていましたよね。今の状況が500cc→4stの移行の結果であれば、500ccに戻したらいいのに、(ナンセンスですが)などと思ってしまいます。 力があっても、タイミングが悪いと必要なマシンに乗れないのは気の毒ですね。 まあドヴィは以前レプソルにいたわけですからその言い訳は出来ないかもしれませんが。。

    • りゅー より:

      うーむ確かに。
      ドヴィのコメの前にドカスタッフ側に不穏な発言があればこのようなコメにもなりましょうね。

      >ドヴィにホンダ、ヤマハ、そしてドカティの違いを解説して欲しいですね

      うんうん、これ聞いてみたいです!
      彼はオーディエンスwにも分かり易い演奏してくれそう。

      将来は解説者・・・

  5. simokatana より:

    それでもKCならそこそこイケルんじゃないか、と思ってしまいますよね。
    以前DUC時代のバルベラとドピュ(だったかな?)が「とにかくKCのライディングは特殊でRブレーキをかけながらアクセル全開で走ってる」的な事を言ってましたね。
    又、KC自身も「DUCは最速ラインが1本しかない」的コメントをHONDA移籍時にしてましたよね。だからこそWORMUPラップでタイヤに熱を入れ、先行逃げ切りのレースをしていたんでしょうね。
    マルクが加わってTOP3が昨年までとは別の次元に突入してしまった今のMOTOGPでは厳しいかもしれませんがロッシたちとの4位争いくらいには絡みそう。そして、たまに表彰台とかにも乗ってしまいそう(^^;
    DUC首脳陣やイタリアのDUCティスタ達も「それでもKCなら」って夢見てるかもしれませんね(^^;

  6. ken より:

    なるほど。ケイシーがドカティに栄光をもたらし、今の停滞の原因なのかもしれませんね。 ドヴィの言う昔のドカティにあって今ないものとはストレートスピードの事でしょうか? 速かったですよね。前にも書きましたがエンジン数の制限がかかって一番影響を受けたのはドカティだと思います。だってエンジン音がもろに変わりましたよね。相当近々に作っていたのでは? それでもケイシーなら…になるんでしょうが。 マルケスが乗ったらどうなるんだろう?

  7. とあるリッターのSS乗り より:

    ケーシーならチャンピオン争いは無理でも、年間で1勝くらいしそうな気もします。
    07年はストレートだけは速かったし、いい面もあったんでしょう。
    しかし、ケーシーはドゥカ最後の年であった10年にも複数回勝利を挙げています。
    その時、他のライダーは表彰台にもほとんどあがれてませんでした。
    実際、ドゥカのマシンってその時からそれほど(他社との相対的な)戦闘力が変わってないんじゃないでしょうか?

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