『ヤマハはOpen機について考えた事はない』マッシモ・メレガッリ

今回のセパンテストではホンダvsヤマハのOpen機対決も目玉の1つになっておりましたが…
ヤマハOpen機の方が圧勝だった事に関しては…
すっかり新しく作ってきたホンダに比べて、ヤマハの方は99％2013年M1機だからじゃないか…とか
もしかしたらエスパルガロお兄ちゃんが絶好調なだけじゃないのか…とか
あっ、そう言えばセパンテスト初日後、お兄ちゃんのチームメイトことコーリン・エドワーズ選手のコメントがこんなんでした。

★第1回セパンテスト初日を11位で終えたコーリン・エドワーズ（チーム・フォワード、ヤマハOpen機）のコメント。
「ソフトウエアのパフォーマンスが不安定で、各ラップ毎にマシンの挙動が変わるんですよ。」
（Source：2014年02月04日 Gpone記事より抜粋）

んんん〜同じ問題はエスパルガロお兄ちゃんにはないんでしょうかねぇ…
んじゃ、テスト最終日のお兄ちゃんのコメントを見てみますか。

★第1回目セパンテストを総合4位で終えたアレイシ・エスパルガロ（チーム・フォワード、ヤマハOpen機）のコメント。
「適切な歩みで始められました。マシンにもチームにも大満足でセパンを後に出来ます。今日は電制システムを良く知ろうとロングランを行なったんですよ…うちはレース後半で苦戦しますからね。当然、この辺は改良していかなければならないけど、自信はありますよ…最後のヴァレンシアテストに比べて電制システムが著しく良くなってましたから。チームとのフィーリングも実に良いし、今日のような最高リザルトを出せるとは思ってもいませんでした。」
（Source：2014年02月06日 Infomotogp記事より抜粋）

ちなみにですね…
ドルナのエスペレータ社長は、2017年からモトGPクラスは全選手このOpen機にしようか…なんて野望も抱いてる訳でして。
イタリア人気サイト『Gpone』の記事なんかでは、ドゥカティは今年から全選手Open参戦にどんどん傾いているようだから、これでヤマハも加わったらエスペレータ社長もお喜びだろう…なんて書いてるんですな。

ロレンソ選手もOpen機にちょっと興味を抱いてたようでして…
おそらく、この場合のOpen機と言うのは、ホンダみたいに新しくそれ用に作った物を指してるんじゃないかと思うんですが。
ヤマハのチームマネージャーさんがその辺りについて、テスト最終日にこんな風に言っとりました。

『メレガッリ：ヤマハがOpen機を考えた事はない』

★セパンテストで燃料20ℓ用のヤマハM1機を試乗後、ホルヘ・ロレンソが次のようにコメントした。
「ヤマハのOpen機バージョンを試してみるって言うのも、一案なんじゃないでしょうかね。」

★マッシモ・メレガッリ（ヤマハチームマネージャー）が上記のロレンソ選手コメントに対し、次のように述べた。
「あくまでもホルヘ（ロレンソ）の考えだし、それについて話し合った事は一度もないですからね。Openカテゴリーと言うものについて、うちでは真剣に考えた事もないんですよ…いや、むしろヤマハでは開発を考慮して、電制システム用ソフトウエアを自由に使用すると言うのを基本としており、それは常に明白ですから。

【アレイシ・エスパルガロのパフォーマンスについては…】疑問の余地なく、1ラップの走りは実に強かった…しかし、ワークスマシンの電制システムと言うのはレース距離を走った際に…タイヤが消耗した際に違いをつけてきますからね。

【Open機は燃料4ℓ増しだが…】今日、ここセパンでレースをするって事になっても、うちは問題なく完走できるでしょうね。もっと大きな問題が起きるかと思ったたんですが、状況は上手く掌握されてますよ。」
（Source：2014年02月07日 Gpone記事より抜粋）

[amazonjs asin=”4381076656″ locale=”JP” title=”ケニー・ロバーツ ロードレーシングテクニック (SANKAIDO MOTOR BOOKS)”]
[amazonjs asin=”4861440718″ locale=”JP” title=”日本モーターサイクル史―1945→2007 (ヤエスメディアムック 169)”]

Open機の運命や如何に！？クリックPrego