『2014年へレスGPこぼれ話』
★現在のモトGP機には全て『ride-by-wire』が搭載されているが、マルク・マルケスのマシンには電子的により洗練された100%電子制御のスロットルレバーが使われている。上記写真にあるよう、電子ケーブルが1本しか付いていない。
★一方、チームメイトのダニ・ペドロサは従来のケーブル2本型である(下記写真)。
★同スロットルレバーについてヴィットリアーノ・グアレスキ氏(VR46チームマネージャー)が、次のようにコメント。。
「ドゥカティのテストライダーをやっていた頃、個人的には私は色々なシステムをテストしてきたんが…ライダーにとって、問題はスロットルマネージメントの適切な感触を再現する事なんですよ。実のところ、100%電子制御のスロットルレバーだと、右手首の感触が足りないもんですから。」
★シュウヘイ・ナカモト氏(HRC副社長)のコメント。
「違いはありません。マルケスの使ってる方が軽いってだけです。20グラムですね…しかし、機能は同じですよ。」
★なお、ヤマハ機の『ride-by-wire』は従来のケーブル2本型。アプリリアおよびドゥカティも100%電子制御型だが、マルケス選手のは他とは異なっている。
[コーリン・エドワーズ選手のマシン]
[アルヴァロ・バウティスタ選手のマシン]
(Source:2014年05月03日 Gpone記事より抜粋)
そして…どっかにマルケス選手のコメントがあったような…
あっ、ここだ、ここだ。
★マルク・マルケスが100%電子制御のスロットルレバーについてコメント。
「マレーシアで試してみて、すぐに良い感じだったんです。古いのと全く違わない感じですよ。転倒した時、かなり速く交換できるんで使ってるんですよ。」
(Source:2014年05月05日 Gpone記事より抜粋)
★【ホルヘ・ロレンソはロッシ選手と同様、フロントにハードタイヤを履いていたらリザルトはもっと上がっていたのか?】
ロレンソ選手のコメント。
「そうは思いません。フロントには問題がなかった…問題が遭ったのはリアの方ですから。アルゼンチン戦でもヘレス戦にしてもFP4では34番フロントタイヤを使ったんですが…あまり気に入らなくて…それで33番を履くことにしたんです。何度も言うが、問題はそこじゃありませんから。」
(Source:2014年05月04日 Moto.it記事より抜粋)
★ヘレス戦でマルク・マルケスがロードレース世界選手権に100戦目、ホルヘ・ロレンソっが200戦目の参戦となった。
マルケス選手の記録
100戦(125ccクラス:46戦、モト2クラス:32戦、モトGPクラス:22戦)
36勝(10勝、16勝、10勝)
表彰台59回(14回、25回、20回)
PP獲得41回(14回、14回、13回)
ファステストラップ29回(9回、7回、13回)
ロレンソ選手の記録
200戦(125ccクラス:46戦、250ccクラス:48戦、モトGPクラス:106戦)
52勝(4勝、17勝、31勝)
表彰台113回(9回、29回、75回)
PP獲得55回(3回、23回、29回)
ファステストラップ25回(3回、4回、18回)
★アレイシ・エスパルガロは今シーズン、スペイン選手権(CEV)モト3クラスにチームを参戦させている。同チームのガブリエル・ロドリゴ(17才)が今回のヘレス戦にワイルドカード参戦し、予選19位、決勝レースでは転倒リタイヤと言う結果だった。今後、バルセロナ/アラゴン/ヴァレンシア戦にも参戦する模様。
(Source:2014年05月06日 Moto.it記事より抜粋)
★選手の中には5つ星ホテルや豪華モーターホームに宿泊する者もいれば、パドック内に宿泊する者もいる。上記写真は今回のヘレス戦でのアレッサンドロ・トヌッチの寝床。
(Source:2014年05月06日 Gpone記事より抜粋)
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まだまだ、コケるまで攻めるつもりなんですね。 マルケス君。
la chiricoさん、こんな玄人向けの記事を訳してくれて有難うございます!(笑)
マルケス君は、スロットルケーブルすら無いマシンに乗ってるんですね…凄い…ってか、やっぱり新世代。
スロットルワークはライダーの命ですから、ride by wireとは言え、ケーブルの引きずり感に拘る選手は多いと思います。
電子制御がない時代、サーキットでハイサイドをしないギリギリまでスロットルを開ける練習をしていた人なら拘らないはずないでしょう。たぁさんもそのひとりです。
でも、これでホンダのエンジニアは自信持つでしょうね…なんか、将来のバイク像をマルケスが決めてしまったように感じます。
…それにしても、中本氏のコメント、なかなかのタヌキぶりですな(笑)