『マルケス:今日、僕らは超スゴい闘いをした』
★バルセロナ決勝戦で優勝し、7連勝を決めたマルク・マルケスのコメント。
「僕ら、物凄い見せ場を創り上げました…ヴァレンティーノ(ロッシ)やダニ(ペドロサ)と一緒に…それから、途中から離れてしまいましたが、ホルヘ(ロレンソ)とも。レースは華々しかったし、オーバーテイクてんこ盛りで…まるでモト3みたいでしたよ!」
【ペドロサ選手と接触もあったが…】
「はい。あそこまで接近してしまうと、そう言う事もあるけど…幸い、上手く行きましたから。最終ラップまでダニと戦えるなんて、僕としては素晴らしかったです。今日のダニはハードブレーキングで、本当に最強でした。」
【7連勝の醍醐味は?】
「ここの観客の目の前で獲得できるなんて、物凄い喜ばしい事です。観客の皆さんも、僕らが披露した見せ場の数々に満足してくれていると思います。」
【ライバル陣が接近してきている感触は?】
「ありますね。でも、当然だと思います。既にムジェッロで、ライバル達はかなり接近して来ていたし。今回はいつもより苦戦しました…ムジェッロ同様、ここも縄張りようなもので。ムジェッロでは100%の居心地の良さは感じた事がないんですよ…でも、最終的には上手くやりましたが。次のレースもヤマハに有利っぽいですよね…。」
【今夜はお祝い?】
「大げさな事はしたくないんです…明日はコーステストがあるから。もっと後に何かやるかも…弟が貴重な優勝を遂げ、スゴく嬉しいんですよ。ムジェッロ戦で優勝していたっておかしくなかったんですから。家族でお祝いパーティをやるでしょうね。」
(2014年06月15日Omnicorse.it記事参照)
さて、こちらはスペインサイトのインタビュー記事なんですが…
マルケス選手が、ライバル陣について言っていたコメントだけ抜き出してみました。
★バルセロナ決勝戦で優勝し、7連勝を決めたマルク・マルケスのコメント。
【ロレンソ選手がもっとやると思っていた?】
「レースは思っていた通りのものでしたが…そうですねぇ、レースではホルヘ(ロレンソ)とヴァレンティーノ(ロッシ)の順位が逆になると思ってたかなぁ…ホルヘが首位に立って、ヴァレンティーノがその後ろじゃないかと…。それが、ヴァレンティーノの方がレースに間ずっと、かなり良いリズムで首位に立っていて、ホルヘはもう少し苦戦してましたね。」
【ペドロサ選手と接触した時は転倒を意識した?接触は分かった?】
「ええ、分かりました。でも、まぁ…最終ラップですからねぇ。ああ言う事は起きるもんです。接触は分かったし…一瞬、マシンの上の方に来たのかと思いました…自分が横滑りし出したんで。でも、すぐにマシンを起こして…そのお陰で転倒は免れました。ギリギリOKでしょ…でも、終盤ラップでは全く普通の事ですから。」
【ロッシ選手はずっとマルケス選手の事を褒めまくりだが…35才のロッシ選手の今日の偉業も、マルケス選手から見て凄い事でしょ…】
「ええ、驚異的ですよ。皆、ヴァレンティーノはもう次の段階に入ってしまった…なんて言ってたけど、今は総合2位で、今日なんかはずっとレースをリードして2位でゴールでしょ。35才で、あの快活さと、モチベーションの高さ、オートバイへの愛情を維持するなんて素晴らしいですよ。そして今シーズンの、このレベルの高さですからね。」
(2014年06月15日Diario AS記事参照)
もう〜ロッシ選手とマルケス選手って、本当に互いに褒めまくりで…
今にマルケス選手も、こんな風に拝みそうですね。
Los espectadores de @Circuitcat_es se rinden a sus pies y @marcmarquez93 les da la réplica pic.twitter.com/JbK5FhkIB1
— elena isardo (@elenaisardo) 2014, 6月 15
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ウェイン・レイニー と ケヴィン・シュワンツのように
パドックではお互い話もしない、目も合わせもしない。
しかし、ライバルの実力は認め一定のリスペクトが有った。
みたいなのがカッコイイと思うのは、おっさんだけなのでしょうか・・・
仲良しサークルみたいなのは、どうなん?と思ってしまう。
ロッシも一回り以上離れたマルクを自分の後継者として認めて
ゆくゆくは自分のM1ちゃんでも連続タイトルを獲って欲しいと
望んでるような気がしますね。マルクもロッシの足跡を辿りつつ
いつかはそれを圧倒的に追い越そうとしている・・・
そんな伝承でこの二人の関係はいい気がします。恐らくは現役
の中でも数々の記録を打ち破れる可能性が今一番高いのは
マルクでしょうしね!
一触即発みたいな雰囲気は今のGPには無いに等しいですね。
ポディウムで目もあわせないとかそういうライバル関係懐かしいですね。
ロッシとマルケスの関係はこれはこれで良いものですが、かつてのレイニーvsシュワンツやロッシvsビアッジのようなバチバチに仲が悪い組み合わせも見てみたいなどと無い物ねだりが頭をよぎってしまいますね。
シモンチェリやストーナーがいればなぁとふと考えてしまいます。
ロレンソとシモンチェリ、ロッシとストーナーのピリピリしたあの空気。
傍から見ている側としては、正直好きでした笑。
ヘラヘラと仲良しに見えて、腹の中は違うことでいっぱい。
ある意味で昔よりエゲツないよ
特にロッシは表オチャラケ、裏真っ黒タイプですしね
そしてマルケスもそうでしょうね
今のところはマルケスにライバル不在という感じですね
しかしいつか必ず現れる事でしょう…
当時無敵だったロッシの前に表れたストーナーやロレンソのように
その時はきっと腹黒いマルケスが見れるんじゃないでしょうかw
ホント、それを期待してます!
仲良く見えているだけじゃなく、実際に仲がいいんでしょ。
少なくともロッシとマルクは。
マルクがロッシに対して「崇拝に近い尊敬の念」を隠さないから
成立している関係ですよ・・・多分。
もしマルクが”敵視ムキ出し”でロッシに向かって行っていたら、ロッシも
今とは違う「それなりの」対応をしていたと思いますよ。
ロッシって腹黒いんですか?
マルクは黒くないでしょう。
腹黒いって、悪だくみをしたり意地悪だったりと性根が腐っている
ってことですよ。
マルクが自分が優位になるために、誰かを騙したり、蹴落としたり
しているとは思えませんがね。
仲良くたっていいじゃない?
レースはガチなんだから。
バレ、マルクが絡んでる姿見てると、自然に笑顔になっちゃうんだよなー。
それはどうでしょうね?
腹黒さについては現状、お互い腹黒さを出す必要がないからですよ。
ストーナーもロッシの事は崇拝していたんですよ。
ロレンソもね。
蹴落としますよ?
何を甘い事をおっしゃってるのやら…
それがレーサーです。
また、そのくらいの気迫がなければ勝ち続ける事は出来ないでしょう。
今のマルクは蹴落とす必要すらないんですよ。
そんな事しなくても勝ってるんだから笑ってるだけでいいんです。
ヘラヘラお互い笑っているのはマルケスはロッシを本当の脅威と見なしていないからであり、ロッシも現状お手上げ状態だからです。
去年のロレンソとは少し険悪になったでしょ?
お互いのレベルが拮抗しどちらがタイトルを取るかまで来れば今のようにヘラヘラ表彰台に上がる事は無くなります。
あるいは片方が笑っていて、片方が笑わなくなります。
勿論笑う方は勝った方です。
勝負に勝とうと思えば、自分に(自分達に)より都合良く
事を運ぼうとするのは当然で、それはどんなスポーツでも
同じだと思っています。
ましてや、チャンピオンになろうかという人間ならばなおのことで、
綺麗事では済まない事は重々承知です。
(セナvsプロストのドロドロ時代も観てきましたし)
ただ、それを「腹黒い」という言葉で表現されていたことに、
引っかかったワケです。
それは「腹黒い」という意味合いのものとは、違うものだと思ったからです。
成程、そうでしたか。
では周到であるまたは狡猾…
もっと砕けけて言えばかなりやり手だ!
とか表現すれば良かったでしょうかね(^^;)
確かに腹黒いといえば卑怯とか手段を選ばないとか色々含んだ風にも取れるかもしれませんね。
考慮すべきでした。
申し訳ない。
只、私の方も腹黒いというのは悪い意味を込めて書いたんじゃないって事をご理解下さると幸いです。
寧ろ彼らの魅力と思って書いた褒め言葉のつもりなんです。
ロッシだと月と太陽(太陽のように人を照らすが、月のように静かに研ぎ澄まされる)
マルケスは蟻(可愛らしくか弱そうに見えて、たちまち侵略してしまう)
あれらは彼らの裏の顔を表してるような感じがしてます。
※更に言えば確かにロッシとマルケスでは年もかなり離れてますし、今のマルケスの快心ぶりに自分の若かりし頃を重ねてる所もあるんじゃないかと思います。
マルケスも憧れのロッシと戦える事が本当に嬉しいのは間違いないでしょうね。
ロッシ選手やマルケス選手なんかを形容する時、よくイタリア語では『furbo(フルボ:抜け目ないの意)』を使いますねぇ。
なるほど!
横レスですが勉強になりました。
塩野七生さんはサッカー選手のずる賢さを cattiveria(悪さ?)と表現されていました。
ロッシ選手やマルケス選手は、こういった形容が実によく似合ういいキャラだと思います。