モトGP『アッセンFP2の経緯』
★FP1では弟ポル選手が獲得した首位を、FP2では兄アレイシ・エスパルガロがヤマハ・オープン機用のソフトタイヤで1分33秒653を刻み奪取した。なお、新コース記録となった。それまでは2012年ケーシー・ストーナーによる1分33秒713。
アレイシ選手のコメント。
「ここは本当に好きなコースなんです。午前セッションでは方向転換の際に振動が出て苦戦したんですが、改良を加えたら、速攻で機能してくれました。ユーズドタイヤでも強い走りをしてくれますね。」
★2位マルク・マルケス(ホンダ、+0.211)は最初の出走で、1番に1分34秒の壁を破ってみせた。あとはT3セクターのロスを克服するのみ。3位はチームメイトのダニ・ペドロサで(+0.416)、午前FP1より1秒以上速くなっている。
★ペース面ではマルケス選手や4位ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ、+0.079)の方が上回っており、前者が11周回を1分34秒前半と1分33秒後半で、後者が8周回を1分34秒前半でこなしてみせた。
なお、アレイシ選手は平均1分34秒後半。
★ロレンソ選手はレースペースに集中し、7周回連続で1分34秒平均で走行した。使用できる中では最もソフトなタイヤである『ミディアム』を履いてのタイムだが、最初の何周かで早々にパフォーマンスが落ちてしまう模様。
★アレイシ選手同様、オープン用ソフトタイヤを履き、アンドレア・イアンノーネが5位(+0.624)でドゥカティ勢トップ。ただしペース面は平均1分35秒。
(2014年06月26日Gpone記事参照)
モト2『アッセンFP2の経緯』
★ランキング首位のエステヴェ・ラバトが1分37秒869でトップを奪回。2012年にマルク・マルケスが出した1分37秒133に迫っている。また、午前には500ユーロ(約円)の罰金を科せられてしまった。ガス欠になり、ピーットレーンを逆走して戻り、メカニックに手押しをしてもらって再始動させ、急ぎボックスへ帰還したため。
★1分38秒の壁を破ったのはラバト選手の他は、2位サム・ローズ(スピードアップ、+0.081)のみ。スーパースポーツ出身のローズ選手にとってアッセンサーキットは、今シーズンの開催サーキットの中で2つ目の走行経験のあるコース(1つ目はヘレス)。
★ペース面ではラバト選手の方が安定しており、10周回ほどのロングランを2回こなし、平均して1分38秒前半で走行した。
★3位ドミニク・エガーター(スッター、+0.168)。
★イタリア勢トップはマッティア・パジーニの14位(カレックス、+0.995)。
★1位〜17位アレックス・デ・アンジェリスまでのタイム差が1秒未満。
(2014年06月26日Gpone記事参照)
モト3『アッセンFP2の経緯』
★バルセロナ戦で初表彰台を獲得したエネア・バスティアニーニ(KTM)が、1分42秒366で首位。午前FP1の自己タイムをほぼ2秒半削ってみせた。なお、FP1でジャック・ミラーが出した首位タイムは1分42秒865。
バスティアニーニ選手のコメント。
「超ウレシいです。マシンも乗り心地バツグンです。あとは最後のモディファイをして…そうしたら、うちは準備OKです。」
★2位ジャック・ミラー(KTM、+0.206)は1分42秒台で3周回をこなしている。順位が近い選手らは1周のみ。
★3位イサク・ヴィニャーレス(KTM、+0.470)。
★ホンダ勢トップはエフレン・ヴァスケスの4位(+0.542)。同じくホンダ機のアレックス・リンスは終盤にスリップ転倒(ケガなし、14位)。
★VR46チームのロマーノ・フェナーティが5位(KTM、+0.637)で、FP1の自己タイムを1.2秒削ってみせたが、まだT3/T4セクターで苦戦している。
(2014年06月26日Gpone記事参照)
去年、久々に勝ったロッシと、鎖骨骨折で帰国手術、とんぼ返りレース完走5位のロレンソに話題が集中し霞んだけれど、手足の指を骨折しながら、2秒差の2位になったマルケス。昨年は苦戦した、と語る所、骨折の事か、満足の攻略を出来ていなかったのか、どちらにしろ、それでも2位。恐ろしい。
今年は、何やら、色々ラインを変えて、滑らせる場所や量などを変えて、試している。タイムの為か、ロレンソ対策か。 まだまだ進化。恐ろしい。そして、「とても快適で、ペースに満足。」発言、攻略したのね。
あとは、なぜか遅い、セクター3か。
ロレンソは、相変らず前後バランスに苦労していますな。