MotoGP

ペドロサ&ホンダ交渉開始、モト3年齢特例、LCR2選手体制…etc:2014アッセンGPこぼれ話


『2014アッセンGPこぼれ話』

motoit-assen.jpg


★アジア・ルーキーズカップの方に帯同していたアルベルト・プーチ(ダニ・ペドロサのマネージャー)が、アッセンGPの際に久し振りにパドック入りし、ペドロサ選手の契約更改のためシュウヘイ・ナカモトHRC副社長やリヴィオ・スッポHRCチームマネージャーと話し合いの場を持った。
ペドロサ/ホンダ双方とも契約更改を希望しているが、同選手は2年契約およびファーストライダー並みの収入を要求しており、ホンダでは減額を提示している(噂では現在の半分以下)。また、ホンダは1年契約のみを提示している模様。
立場が有利なのはホンダの方で、理由はペドロサ選手が他に有力なシートを確保していない事や、既にマルケス選手と契約済みでセカンドマシンにビッグライダーを必要としていないため。また、ホンダでは他の選択肢としてアンドレア・ドヴィツィオーゾなどを考えている。

★現在、ロードレース世界選手権モト3クラスへは16才から参戦が可能だが、2015年からレギュレーションが一部改正され、スペイン選手権(CEV)モト3チャンピオンは年齢に関係なく世界選手権モト3クラスに参戦できるようになる。
現在、スペイン選手権でランキング首位のファビオ・クアルタラーロが、来年の開幕戦に参戦できるよう改正が施される模様(同選手の誕生日は1999年4月20日)。
なお、2002年にホルヘ・ロレンソが125ccデビューした際は、年齢制限により第3戦まで出走できなかった。

★ムジェッロGPよりブレーキディスクは320mmと340mmの2種類から自由に選べるようになったが、バルセロナ戦では全員が340mmを、アッセン戦では320mmを選んでいた。
ペドロサ選手が理由を次のように説明している。
「アッセンのコースには激しいハードブレーキング地点はなく、ディスクの温度は低いままなんです。つまり、340mmの方を使っても無駄なんですよ…ブレーキングの序盤がアグレッシブになるうえ、熱を発散させてしまうから。アッセンは方向転換も多いんで、軽量の320mmディスクの方が良いんです。」

★アッセン・サーキットの第1コーナーには走行ライン上に大きな陥没があるため、進入口では転倒が多発していた(WUでマルケス選手が転倒、また、その他のクラスでも多発)。2015年には同箇所は再舗装される予定。
2014年07月01日Moto.it記事参照)


omnicorse-cecchinello.jpg

★LCRチームを率いるルーチョ・チェッキネッロが、2台体制(RC213VおよびHonda RCV1000R)を目指している。
チェッキネッロ氏が『MCN』に次のように語った。
「選手2人体制のチームが宿願なんです…うちは完璧にそれが可能なチームだと思うんですよ。明確な目標を持って、そうするつもりですよ…それは若手選手にチャンスを与える事。スポンサーを連れて来れるからとか、政治的な理由で上がってくる選手には興味ありません。来年に向けての僕の夢はこれなんですよ…実現に向け既に有力スポンサーらとも話し合ってる最中です。」

★2015年にホンダはプライベートチーム用に4台のHonda RCV1000R機を提供する予定で、グレジーニおよびアスパーチームが現状維持で行くため、カレル・アブラハムが他のマシンに変えるかどうかにかかってくる。
2014年07月01日Omnicorse.it記事参照)


infomoto-bagnaia.jpg

★『VR46』チームのフランチェスコ・バニャイアがアッセン決勝戦を棄権。WUの1周目第8コーナーで転倒し、モバイル・クリニックに搬送されたところ左手首に微小な単純骨折があることが分かった。
2014年06月28日Infomotogp.com記事参照)


motograndprix-ajo.jpg

★モト3クラスに参戦しているニクラス・アジョ(Avant Tecno Husqvarna Ajo)が、アッセン決勝戦中の転倒で負傷した右足首の手術をバルセロナで受けた。

★決勝戦7周目、トップ争いの最中にハイサイドを起こし、自身のキャリア最悪の転倒を喫した。

★7月13日開催のザクセンリンク戦への参戦は、追って情報が出る模様。
2014年07月01日Motogranprix記事参照)








こぼれ話2も、乞うご期待♡クリックPrego > 人気ブログランキングへ

POSTED COMMENT

  1. 'v' より:

    マルケス相当増額したんでしょうね

  2. bb より:

    ペドロサ、金額の要求を満たそうと思うならスズキワークスにでも行くしかないんじゃないのかなぁ・・・
    ドヴィもレプソルのセカンドライダーになんかなりたくはないでしょうし、今現在、けっこう貰ってるでしょうからね。

    もしペドロサが離れれば、サテライトの若いライダーたちは、ざわざわするでしょう、
    それも面白いかも?

  3. motobeatle より:

    ダニが八戦全勝の男と同等の金を貰う気でいるのは理解に苦しむし、ホンダもちゃっかりしていると思う。
    少し前は、残留を希望すると言って、提示する金額が半分以下で一年契約とは。
    スズキに行った方が良いと思う。
    ダニは。
    マルケスがまともに走っているかぎり、ダニにチャンプになる可能性はない。
    ホンダでマルケスの後塵を浴びているより、スズキでしっかり仕事をして、マシンを走らせたら彼の男は上がると思う。

  4. より:

    自分は、闘いの世界に身を置いた事が無いけど、

    自分なら、金やプライドより、最強マシンを確保する事を最優先するなぁ。それしかないのなら減額にも1年契約にも応じる。移籍なんか有り得ない。(マルケスとマシンの開発方向が違うのなら別)

    タイトルを取るためにも、それが必要。マルケスは最強。でも、何が有るかは判らない。
    ペドロサは意外にタフ。ストーナーが来ても、マルケスが来ても、動じず成長を続けている。強さも、安定性も増している。苦手だったコースも克服して来ている。(ホンダの進化も有るが)

    でも、又もや、マルケスの凄さが浮上して来てしまう。ペドロサを見ていると、伸び悩んでいるのではなく、伸びている、MotoGP9年目でも今だ伸びている、にも拘らず、マルケスが上を行く。困ったもんだ。

    でも、そのマルケスの連続ポールを止めたのもペドロサ。

    だが、1年契約と言う事は、ホンダが、若手の中に、今はまだだが、将来性を含めペドロサ以上の可能性を見出しているという事でしょ。或いは、ロレンソ。 それ以外無いよね、まだ下り坂じゃないものねペドロサ。(でも、チームじゃ、もう頭打ちと見ていると) で、ペドロサの猶予はあと1年。若手だったら、それまで。ロレンソだったら、ロレンソ次第かなぁ。 でも、なるかな、ロレンソがマルケスのチームメイト。 なんか、やだなぁ。メーカー分かれて、バチバチやって欲しい。

  5. のなめ より:

    ペドロ、ヤマハにしちゃいなよ! モビスターと仲直りして念願のチャンプ獲得^^
    そんでロレはホンダに行っちゃいなよ!
    あまり美しくないレプソルカラー(ファンよスマン)同士の争いは見たくないけど、
    ロレに肩入れできる分退屈にはならないだろ

    なんてならないものかね

  6. 6s より:

    実に見てみたいのは…

    やはりペドロサとロレンソのトレードw

    あと誰か教えて欲しいのですが、ペドロサはひよこっていうフレーズを動画や他所の書き込みで見かけるのですが、どういう事なのでしょうか?

    何がひよこなの?
    小柄だから
    結果(要するに勝つ=ニワトリ)という意味?

  7. ぎょうざ より:

    うーん…

    スペイントリオでレプソル3台で上手く行かないかな笑

    マルケスが高いのは理解するとして、ロレンソの為にペドロサは安く契約したい的なホンダ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP