MotoGP

2014ザクセンリンクGP【決勝レース経緯】:モトGP・モト2・モト3


モトGP『ザクセンリンク決勝の経緯』

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★スタート20分前に雨が降り始めたザクセンリンク決勝戦は、マルク・マルケス(ホンダファクトリー)が9戦9連勝を決めた。

★タイヤ選択により緊張のレース開始となった。ウォームアップラップ後、ほとんどの選手がスリックタイヤのマシンに乗り換え、ピットレーンスタートとなった。ファクトリー機で最初からスリックを履き、グリッドスタートしたのはステファン・ブラドルのみで、その他はオープン勢多数。しかしブラドル選手のマシンはセッティングはレイン向きだったため、その後、徐々に引き離されて行った。

★マルケス選手のコメント。
「9戦でしょ…重要な勝利ですね。シーズン前半は本当に素晴らしい仕事振りでした。今後は少しリラックスして、身体を休めてね。今回のレースは厳しかったです。ブラドルの作戦が正解でしたね。僕はロッシやペドロサがやっていた事をやったんですが…彼らが僕の対戦相手ですからね。でも、最終的には上手く行きました。」

★2位ダニ・ペドロサ(ホンダファクトリー)のコメント。
「序盤は難しかったですね。ピットレーンでは2列目にいたんですよ。すぐに良いペースを掴めました。濡れたコーナーをスリックタイヤで走るのは本当に難しかった。その後、乾いてきて…マルク(マルケス)が常に0.4〜0.5秒ぐらい離れていて、結局、もう少し稼いでましたね。」

★3位ホルヘ・ロレンソ(ヤマハファクトリー)のコメント。
「実を言えば今日は…笑顔で休暇に突入できるよう良いレースがしたかったんですよ。アッセン戦は落ち込みでしたからね。レース序盤はかなり難しかったですよ。特にピットレーンね…スタートでショートカットしてしまったんですよ…カーボンブレーキが冷えてたもんですから。それで謝って(※片手を上げて)、順位を下げたんです。コースがドライになってからは良い感じでしたね。ヤマハ機が上手く走れるコースだった…ホンダ機の方がもう少し良かったですけどね。」

★5位アンドレ・イアンノーネ(ドゥカティプラマック)はモトGPキャリア最高リザルト。
イアンノーネ選手のコメント。
「もっと結果が出せるよう作業を進めていかなければ。でも正しい方向には進んでますね。難しいレースでした…序盤、かなりの危険があったんで。第12コーナーがかなり濡れていて…それでも、皆、けっこうなブレーキングをしてましたけどね。優位になれたんで、自分のリズムを掴めました。それで終盤は上手く運べました。」

★ダニーロ・ペトルッチが最初からスリックタイヤの賭けに出て、15位でゴールし、1ポイント獲得した。

★ブラッドリー・スミスが転倒。
2014年07月13日Gpone記事参照)

モト2『ザクセンリンク決勝の経緯』

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★「日曜日は勝てるんじゃないかと思ってます」と言っていたドミニク・エガーター(スッター)が、キャリア初の優勝を飾った。
エガーター選手のコメント。
「もちろん嬉しいです。土曜日のPPに加え、こんな素晴らしい優勝でしょ。厳しいレースでした…カリオがくっついていて、決して諦めないんですからね。嬉しいです。優勝に相応しいレースだったと思います。」

★3位は最終ラップの最終コーナーでエステヴェ・ラバトを抜いたシモーネ・コルシ(カレックス)。
コルシ選手のコメント。
「本当に嬉しいです。素晴らしいレースができました。第1セクターでかなりタイムロスしてしまって…でも、ラバトにアッタックすべく全力を尽くし、最後に攻める事ができました。最終的に上手く行きました。」

★イタリア勢はフランコ・モルビデッリ(カレックス)も6位と健闘。
モルビデッリ選手のコメント。
「全力を出しました…最後はフロントが大変だったんですが、なんとか頑張りました。自分が成し遂げた事がまだ信じられないぐらいです。最高リザルトでした…このまま進まなければ。」

★エステヴェ・ラバトは4位ながら、ランキングでは170ポイントで首位を固持。2位ミカ・カリオ、3位マーヴェリック・ヴィニャーレス、4位ドミニク・エガーター、5位シモーネ・コルシ。

★第7ラップでロレンツォ・バルダッサッリが転倒リタイヤ。ジョナス・フォルガーはマシントラブルによりリタイヤ。

★スッターのエガーター/デ・アンジェリス/ザルコ選手は新シャーシを使用。

★第15ラップでザルコ選手がスリップ転倒し、マシン炎上。

★ラスト8周、サンドロ・コルテーゼが転倒リタイヤ。アレックス・デ・アンジェリスも同様。デ・アンジェリス選手のマシンがコース上に残ってしまった。

★ワイルドカード参戦のドイツ女子選手ニーナ・プリンスは27位。
2014年07月13日Gpone記事参照)

モト3『ザクセンリンク決勝の経緯』

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★ジャック・ミラー(KTM)がスタートからゴールまで首位を維持し、優勝を決めた。ゴール後はファンの元へと坂を登って駆けつけ、また坂を滑り降りるパフォーマンスを見せた。
ミラー選手のコメント。
「ブラッド(ビンダー)や他の選手からのプレッシャーに耐えました…でも、いまいちレースの後にここで勝てたのは実に良かったです。アッセン戦では馬鹿なミスをしてしまったんで…今回は上手く行きました。」

★2位は本日のサプライズことブラッド・ビンダー(マヒンドラ)のコメント。
「レースに向けて、最後まで全力を出さなければならないって覚悟してました。一度掴んだポジションは放しませんでしたよ。最終ラップのジャック(ミラー)は脅威的でしたね。2位はOKですよ。次は優勝を狙いますけどね。」

★3位アレイシ・マスボウ(ホンダ)のコメント。
「すごく重要だったんです。セットアップの事が良く分かってきたし、プラクティスでもずっと前の方にいられました。マシンの調子は良かったです。厳しいレースになる事は覚悟していたけど、かなり速いリズムを保つ事ができました。最後の方で、コース終盤辺りでオーバーテイクがかけられるなって分かってました。今シーズンの初表彰台になりました。完璧ですね!」

★アレックス・リンスとロマーノ・フェナーティがアウトゴールで自滅。リンス選手は第1ラップの第2コーナーで転倒。おそらく誰かと接触した模様。フェナーティ選手はわずか3周で11位まで追い上げながらはハイサイド転倒でリタイヤ。

★ランキング順位はミラー選手が142ポイントで首位。2位はアレックス・マルケス(123ポイント)、3位エフレン・ヴァスケス(112ポイント)、4位ロマーノ・フェナーティ(110ポイント)。

★イタリア勢トップはマッテオ・フェラーリの9位(マヒンドラ)。
フェラーリ選手のコメント。
「すごく嬉しいです。マシンの調子が良かった。惜しかったなぁ〜もっと前でゴールできただろうに。でも自分やチームの仕事振りには本当に満足してます。」

★アレッサンドロ・トヌッチはピットレーンからのスタートで16位(マヒンドラ)。ニッコロー・アントネッリは残り2周、5位争いの最中に転倒リタイヤ。フランチェスコ・バニャイアは手首の痛みが酷く棄権。

★ニクラス・アジョ代役で参戦していたガブリエル・ロドリーゴが第1ラップ第1コーナーで転倒し22位(ハスクバーナ/KTM)。

★第2ラップでエネア・バスティアニーニが最終コーナーで転倒し、最後尾から再スタート。また最終コーナーでは接触転倒が起き、被害を受けたSchouten選手が相手に飛びかかっていく一幕があった。

★その他も転倒多発。アンドレア・ロカテッリ、ハニカ&オリヴェイラ両選手が接触転倒。
2014年07月13日Gpone記事参照)

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POSTED COMMENT

  1. mac より:

    エガーターおめでとう!!

    祥也もよろこんでいる!

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