『クラッチロー:近すぎてギアも変えられなかった』
★アラゴン決勝戦で2位を獲得したアレイシ・エスパルガロのコメント。
【最後はクラッチロー選手と接触戦になっていたが…】
「実のところ、何が起きてるのか気づいてなかったんですよ。視界に問題があったし、コースの方にだけ集中してましたから。最終コーナーで背後からドゥカティのエンジン音が聞こえてきたから、こう思ったんですよね…“直線コースで殺られるぞ!”って。」
【今シーズンは実り豊かで…】
「今回のレースについては誇らしい気分ですね。昨夜はマシンのセットアップを改悪させてしまい、WUで試す事もできなかったんですよ。そのうえ、第1コーナーで(ブラッドリー)スミスと接触したんで、追い上げをかけなければならなくなってしまった。雨が激しくなてきた時、僕はすぐにマシン交換に戻ったんですが…これは上手かったですね。表彰台獲得の鍵になりました。」
★アラゴン決勝戦で3位を獲得したカル・クラッチローのコメント。
「直線コースで(アレイシ・エスパルガロ)と肩が並んだんすよね…アレイシのマシンに足が押しつぶされるぐらい近くって、ギアを変える事ができませんでした。ああ言う時、いつもは5速なんすけど、3速のままで走ってました。」
【2位は逃してしまったが…】
「チームと一緒にパッとお祝いしたいっすね。ドゥカティには感謝しなくっちゃ…今年一杯で辞めるって言うのに、ずっと頑張り続けてくれてるんです。僕は最新マシンには乗れないんすけど(注:GP14.2機のこと。ドヴィツィオーゾ&イアンノーネが今回より使用)…当たり前でしょ。でも、とにかく一生懸命やってくれていて…ずっと諦めずにきたら、リザルトが出てくれました。ドライでももっと速かったし…今後はドヴィツィオーゾやイアンノーネに接近していかなければ。僕の次の目標っすね。」
(2014年09月28日Gpone記事参照)
あの…レース後、イタリア衛星放送『SKY』がすぐに一本眉ダッリーニャさんのところにインタビューに行きましてね。
下記記事のコメントのように、もちろん喜んではいたんですが…
なんかね…複雑そうな表情でしたねぇ。
まぁ、今回は特に最新GP14.2機を投入したわけだから、本音を言うなら、それに乗ってたドヴィさんかイアンノーネ選手に好リザルトを出して欲しかったってところなんでしょうかねぇ…
『ダッリーニャ:カルの表彰台には大満足』
★アラゴン決勝戦後、ジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)が次のようにコメント。
「うちではカルの表彰台に本当に満足してます…本人もチームも努力してるにも関わらず、ここまで厳しいシーズンを送ってきたんですから。実に相応しいリザルトですよ!アンドレアのスリップ転倒は惜しかった…良いレースをこなしていたし、おそらく彼も表彰台に上がれていただろうに。うちにとって今回のアラゴン戦は重要なものになりました…特に、うちのマシンの戦闘力がどれほど上がったかを確認しましたからね。全セッションで上位に位置する事ができました。おかげで自信がつきましたよ…うちの作業の方向性が正しいと言う事ですからね。」
(2014年09月29日Motograndprix記事参照)
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