『2015 カタールGPこぼれ話』
★カタールGPは夜間レースだが、『視界』に関しては通常とそれほど変りないものの、時間などに関してはずいぶんと勝手が違う。同件についてヴァレンティーノ・ロッシが次のように説明している。
「通常のレースだと、目覚めたら朝食を摂って、すぐにウォームアップがあるんですよ。カタール戦の場合は、こうはいかないんですね。起きるのも遅くなるし…僕的には、それは良いことなんだけど…その後、午後6時のウォームアップまで待ってないといけない。これがイマイチでね…集中力を保ち続けないとならなくって…精神的にきついんですよ。」
★ヴァレンティーノ・ロッシがカタール決勝戦で獲得した優勝トロフィーが、ヴェローナの小児腫瘍病棟で闘病中のマッテオ君(9才)にロッシ選手本人より贈られた。
ロッシ選手はマッテオ君を今年のムジェッロGPにも招待しており、現在は医師らの許可が下りるのを待っている。
マッテオ君のコメント。
「何か特別な物が贈られて来るよって言われたんだけど、でも、まさかヴァレンティーノ・ロッシがカタールで取ったトロフィーだなんて思わなかったんだ。あれがここに届くなんて大感激。」
フラヴィオ・フラテージ氏(ロッシ・ファンクラブ会長)のコメント。
「5年前からヴァレが子供達に何か贈れるよう、イタリア中の小児科を回って歩いてるんですよ。ヴァレはいつも我々と一緒には行動できないが、このプロジェクトのことはとても大切にしてるんですよ。今年初めから、もう25軒の病院を回って来ました。ヴェローナに熱狂的なファンがいるって知ってたんで、あのトロフィーを贈ろうって思ったんですよ。」
★チーム・アスパー代表のホルヘ・マルティネス氏がカタール開幕戦直前に、マレーシア企業『Drive M7』が理由もなくスポンサー契約を撤回したと主張していたが、この度、同社より撤回の理由が公表された。
同社によれば、『Drive』はヨーロッパでは商標として保護されているため使用できず、このため、既に2014年6月に可能な法的措置について警告したところ、チーム・アスパーが同件の解決に向け、同チームの弁護士が担当すると確約した。しかし、いまだ解決には至っていないため『Drive M7』社は同チームへの支援を打ち切ったとのこと。
★カルメロ・エスペレータ氏(ドルナCEO)が、スペイン紙のインタビューで次のように話した。
「2017年には、ドルナが配当金を提供している各メーカーはファクトリー・マシン2機を参戦させ、なおかつ、既存のプライベートチームにマシンを2機提供できるようになって欲しいと思ってます。そうすれば24選手が参加することとなる。12選手はホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、スズキ、アプリリア、KTMのファクトリーチームで、残り12選手はプライベートチームと言うことです。
各メーカーとは5年毎の契約とすることを希望しています…これらのメーカーはドルナより多額の配当金を受け取り、プライベートチームにマシン2機を提供することになるわけで…マシンの金額については、私と同意した額となります。
何らかの理由により世界選手権を撤退する際には、ドルナから受け取った配当金は返済してもらうことになるでしょう。
例えば、あるメーカーがプライベート・チームにマシンを提供すると言っても、チームの方でそのマシンに関心がない場合も出てくるでしょう。その場合は、別のメーカーが提供するマシンの台数を増やせるようにします…最大6機までね。それに伴う金銭はメーカーが受け取ることになる…つまり、メーカー側は自分らのマシンを選ばせるようプライベートチームに品質面をベースに説得するようになるでしょう…。
このようにすれば2017年にはオープン機はなくなるでしょう。ファクトリー機とプライベート機だけになると言うわけですよ。」
(2015年03月31日『Moto.it』記事参照)
(2015年03月30日『Moto.it』記事参照)
(2015年04月03日『Gpone』記事参照)
(2015年04月01日『Gpone』記事参照)
(2015年03月25日『Gpone』記事参照)
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