ロッシPP『レースではロレンソみたいにやりたい ！』2015アッセンGP

『ロッシ：レースではロレンソみたいにやりたい 』

★6月26日（金）、アッセンGP予選でPPを獲得したヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「2015年は常にレースでの戦闘力は高かったんですよ…でも、いつも予選で苦戦しすぎでね…ファーストローも取ったことがなかったんだから。後ろからスタートしても、時々は好結果を出すことはできるけど、なにかと本当に難しくなるんですよ。今回は予選を改善していくって言う目標でアッセン入りしたんだけど…実のところ、だからと言って、ものすごい改良を加えたわけじゃない…特に、気の利いたものなんか何も生み出してないし。むしろ、秘訣と言えば…FP1からマシンに関してはOKって感じがしてたことですかね。バルセロナの時は良いセッティングが見つかって…その後のアラゴンテストでは、そのセッティングでの作業を続けてたんです。新フレームも試しつつ…これがまた僕のライディングスタイルに良く合ってね。
目標はファーストローだったんだけど…PPにまでいくなんて…これはいつだって特別でね。これからは、この状況を有効活用していかないと…だいたいは良いスタートが切れるんだけど、ムジェッロみたいに上手くいかないこともあるしね。ペースは良いんで、戦闘力は高いでしょう…ただ、楽ではないでしょうけどね…安定してるライダーはどっさりいるし、皆、接近してるから。
今回のPP獲得は絶妙なタイミングでね…アルゼンチン戦で優勝した後は、厳しいレースも何回かあったし…でも、苦戦してても、ずっと表彰台には上がってこれましたけどね。バルセロナで何かが変わったんですよ…良いコンディションを取り戻せたし…今回はかなりの自信をもってアッセン入りしたんです。でも、重要なのは明日の方なんだけどね。」

【ロレンソ選手に対し、今回のPP獲得は心理面で重要になる？】
「グリッド順位の方が重要ですね…後ろからスタートしたら、速いだけじゃダメだから…ちょっと運も必要になってくる。とにかく、ホルヘ（ロレンソ）が物凄いレースをしてくるだろうことは確実ですよ。ユーズドタイヤで最高ペースを刻んでたから。優勝の可能性もあるでしょうね。とにかく、重要なのはまた前を走ることで…これまでの予選では、僕ら7対0で…ホルヘの方が勝ってるし。警報を鳴らしておくのは重要だったでしょ。」

【PP獲得のために、予選ではいつもよりリスクを冒した？】
「そう言うことはないですね。最初のタイヤで、それほど悪くなかったんですよ（※5位）。でも、もっと頑張らないといけないって思ってたんで…ただ、最終的な結果って言うのは、どれだけリスクを負ったかは関係ないから…むしろ、どれだけマシンに対しフィーリングが抱けるかどうかの方ですね。今回は最初のFPから、けっこう信頼感があって…毎回、望み通りのタイムが出せてたんですよ。」

【ブリヂストンが2014年のタイヤを用意してきたが…ロッシ選手やロレンソ選手のパフォーマンスに影響は？】
「ブリヂストンは気温やアスファルト、その他の要素を基にしてタイヤを選ぶんですよ。僕は…正直なところ、他のタイヤと大差ないように感じるんですけどね。」

【今回のセッティングのベースだと、全レースで速く走れそう？】
「バルセロナの時と比べて、今回はそれほど変えてはいないんだけど…でも、レースは毎回、違うから…ベースの方は良さそうだけど、まったく分からないですね。」

【目標は？】
「優勝を目指すこと…ただ、マルク（マルケス）や他の選手も速いから。第二目標はホルヘの前でゴールすること…総合順位でのポイントが上になるよう頑張ること。」

【独走逃げ切りとか？】
「ホルヘみたいのをやれたら良いんですけどねぇ…でも、最速ライダーはどっさりいるし…マルクが見逃してくれないでしょう。もちろん、ホルヘに追いつかれないよう、高速スタートを切りたいと思ってますよ。」

【ロレンソ選手とチームメイト対決となり…2人の関係は変わってきてる？】
「いいえ。2009年の頃とは状況がかなり違うんで…あの頃は、こんな強いライダーをチームに引っ張ってきたヤマハに腹を立てていたしね。今は、色々ともっとはっきりしていて…互いに敬意も払い合ってるし。」

（2015年06月26日『Moto.it』記事参照）
（2015年06月26日『Gpone』記事参照）

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