ロレンソ『ある種の操縦は処罰して然るべき』2015アッセンGP

『ロレンソ：ある種の操縦は処罰して然るべき』

★ホルヘ・ロレンソが7月1日、ミラノで行われた『Sector』および『Napapijri』のプロモーションイベントに参加し、先のアッセン戦について次のように語った。

【アッセンでの表彰台はどれぐらいの価値があった？】
「どっさりですね。土曜日は苦戦してたし…特に、予選もね…上位3位以内に入れるって言うのはちょっと根本的なことだから。時にはシャキッと、プラスマイナスを考えていくのも必要ですよ…無駄なリスクを避けてね。ミスの少ない者が、タイトルをチームにもたらすことができると確信してるんで。」

【今回はタイヤで苦戦していたが…】
「今回のタイヤが僕向きじゃなかったことは明白で…僕のスタイルって言うのは、けっこう流れの良い、スマートな走りなんで…ブリヂストンは今回、アグレッシブなハードブレーキングをかけていたライダー向けのタイヤを用意してたんですよ。次戦からはタイヤとの相性が良いといいんですけどね。」

【総合首位のロッシ選手とは10ポイント差だが…2人はいまだ互角の状態と見る向きが多いが…】
「ヴァレンティーノ（ロッシ）は今現在、チャンピオン候補ですよね。この間のアッセン戦も優勝してるし、物凄くやる気満々だし…特に、マシンに対する自信がすごい。ミスをしないと言うことが必要になってくるでしょう…今後の転倒がタイトル争いに影響してくるかもしれないんで。」

【アッセン戦でロッシ＆マルケス選手が転倒ぎりぎりだったが…何かしらの決定を下すタイミングだと思う？】
「そうですね。2輪レースは最も危険なスポーツだし…ある種の操縦を擁護するよう、たいしたことは行われてませんよね。F1もサッカー同様、接触がよく処罰の対象になってるじゃないですか。モトGPもそう言う方向に進む必要があるでしょ。」

【マルケス選手は今シーズン、もう何も失うものはないが…助けになってくれるかも？】
「そう言うことは全然ないでしょう…マルケスは自分自身のために走ってるんだから…他の選手のことなど気にせずにね。優勝したがってるんですよ…2戦連続ゼロポイントで、挽回する気満々だから。もちろん、ヴァレンティーノのことを抑えてくれるのなら、僕にとっては大いに有利だけど…僕は僕自身にだけ焦点を合わせていきます。」

【ロレンソ選手はまたタイトル争いの渦中にあり…2年前にマルケス選手が相手の時とは何が違う？】
「今回は互角の戦いですね。ヴァレンティーノは今のところ総合首位だけど、僕らは同じマシンに乗り、同じ開発を受けていくわけでしょ。2年前にマルケスと争ってた時は、格別に戦闘力が高いホンダ機が相手で、何度も苦戦を強いられたけどね。それに、あのアッセン戦での転倒もタイトル争いに影響を及ぼしたし。」

【最近、ストーナー元選手が『現在のモトGPは昔のそれと異なる』と言っていたが…】
「ケーシー（ストーナー）のコメントを聞いてないんで…もしかしたら誰かが書き間違えたのかもしれないし。僕的には今シーズンは1、2を争うぐらい素晴らしいものの1つですよ。物凄い競り合いもあるし、それに観客もどんどん歩み寄ってきてるし。」

【友人であるマックス・ビアッジがSBK復帰し、年齢制限がないところを証明したが…ロレンソ選手は何才ぐらいまで現役でいたい？】
「今はなんと言っていいものやら。マックスが永遠にお手本ですね。今のところ、僕も絶好調って感じがしてるんで、まだまだ世界選手権で走り続けたいですね。」

（2015年07月01日『Gpone』記事参照）

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【2015年アッセンGP内輪話】

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