『選手ら、ミシュラン・レインタイヤ合格』
★2月17日のフィリップアイランドテスト初日は降雨となったものの、そのお陰で各選手はミシュランのレインタイヤを試すことができた。
★ただし、風により速攻でコースが乾いてしまうため、完全ウェットを試せる時間は短かった。
★各選手、同レインタイヤに及第点を出していた。
★また、ウェットコンディションの中、今季より導入された統一ソフトウェアも試されていた。
★ミシュラン・レインタイヤについて、各選手のコメント。
・ヴァレンティーノ・ロッシ
「ブリヂストンのと似ていて…1周タイムに関してもそうですね。とにかく、スリックの特性をそのまま維持してますよ。
(インターミディエイトは?)いつ使えばいいものやら、ちょうど良いタイミングがなくて…でも、助けにはなってくれると思いますよ。去年までスリックしかなかったんで、濡れた路面では危ないこともあったでしょう。」
・ホルヘ・ロレンソ
「ウェットでタイヤと電制システムを試せるって言うのは興味深かったですね。ミシュランタイヤに関しては、けっこう良いって言えるんじゃないのかな…フロントもリアもね。
ソフトウェアの方は、ウェットではセッティングが厄介で…アクセルに気をつけて、なめらかな操縦をする必要がありますね。」
・マルク・マルケス
「タイヤも電制システムもウェットで上手く機能してました。ミシュランのレインタイヤはスリックと同じ特性だって言えるんじゃないんでしょうかね…リアはグリップがあって、フロントはしっかりしていて。ただ、ブリヂストンの時より早めにブレーキをかけなければならないけど。
インターミディエイトで1周走ってみたんですよ…技術陣から電制システムのセッティングに役に立つって言われたんで。いつ使っていいものやら分からないけど…多分、レースよりは予選で役立ちそうですね。」
・ダニ・ペドロサ
「レインタイヤの手応えは良かったですよ…新しいソフトウェアをウェットで試した時も良かったし。ただ、もっと時間があれば良かったんですけどね。路面が乾く前に、たった2回しか出走できなかったんで。マシンのセッティングも、その手のコンディション用じゃなかったし。あとは、特にこれと言ってコメントもないですね。」
・スコット・レディング
「レインタイヤは良い手応えでした。唯一の問題点は、僕の場合、ハイドロプレーニング現象が起きてしまって。時々、リアのグリップがなくなってました。いずれにせよ全体的には、好評価ですけどね。」
(2016年02月17日『Gpone』記事参照)
(2016年02月17日『Gpone』記事参照)
(2016年02月18日『Gpone』記事参照)
実はダニーロ・ペトルッチ選手がテスト初日にばらしてたんですが…
今回のテストではミシュランから、同じリアタイヤで15周以上走らないように言われてたんですって。
ミシュランの方からは、フィリップアイランドのコースは初めてだから、単純に用心のためです…と。
あっ、でも一応、ミシュランの計画としては、普通のコンディションだったら2日目には25周、3日目には30周と言うように徐々に増やしていこうと思ってたそうですが…
ミシュランタイヤと言えば…
マルケス選手はライディングスタイルを変えなきゃならないそうですよ。
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【2016フィリップアイランドテストまとめ その1 ヤマハ&ホンダ】
●マルケス『ミシュランに合わせてスタイルを変えないと』
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風でコースが速攻で乾くって、やっぱりフィリップアイランドは特殊なコースですね。
やはりホンダは上がってきたし、マルケスもロレンゾも順応しきれてるみたい。
ダニのタイムがイマイチなのが気になります。
あとロッシがけわしい表情が多かったように見えたのは気のせい?
転倒が多かったので今だミシュランに課題多しと見えがちですが、実際のところは昨年のテストから見れば確実なフィードバックを得ているように感じます。
ホルヘに関して言えば2016型・2015型シャーシの比較テストに終始する中で、天候とタイミングに悩まされたものの、ミシュランタイヤ自体にはポジティブなフィーリングを感じているのは何よりかと^^
インターミディエイトは試したのかな?レポートにその記述がなかったようだけれど・・・
マルクが「いつ使っていいものやら」と感じているものなら、逆にホルヘには使えるアイテムになってくれるのかも。