『ロレンソ:ドゥカティで歴史を作り上げれる』
★4月21日(木)、ヘレスGP会見でホルヘ・ロレンソが次のように語った。
【皆が首を長くして待っていた発表がついになされ…】
「これまでのキャリアの中で最も複雑な決断でしたね。もう決めてしまったんで、これからは先のことを考えたいです。これからの15レースについてね。タイトルを獲得し、ヤマハでの経験を最高のものにして終えたいんですよ。」
【『集中』と言う意味において、ドゥカティとの契約を早々に決めることは重要だった?】
「今後のレースに向け更なる準備をしていくために、できるだけ早く決着をつけたかったんです。コースに出て集中できないって言うのは、かなり危険なものだから。それに2017年なんて、まだまだ先の話ですしね。」
【決断するにあたり、なにか決定的な要因はあった?】
「モチベーションと言うのは確かですね。つまり、ヤマハでの経験を経て、別のマシンで勝つと言うことです。僕はプロのライダーだと…最善を尽くすため、常に張り合いを求めるライダーだと思ってるんで。」
【ストーナー元選手に相談とかは?】
「彼とは話してません。でも、この先、そう言う時間も取れるかもしれませんね。」
【ドゥカティに決めた理由の1つに、『真のNo.1とみなしてくれるから』と言うのもある?】
「僕は自分の実力に関しては常に自覚してるんで。ヤマハでは僕もロッシも同じ待遇でした。多分、ドゥカティは違う哲学なんじゃないのかなぁ。僕好みのマシンに乗れて、その結果、もっと注意が払われるんじゃないんでしょうかねぇ。」
【今のチームから誰を連れて行きたい?】
「まだ、その件については話し合ってないんですよ。僕だけで決められることじゃないんで。ただ、できるだけ多く連れて行きたいとは思ってますけどね。」
【ヤマハに感謝の念は?】
「本当に感謝してます。僕が18才の時にオファーを出してくれたんですよ。彼らなしではモトGPチャンピオンにはなれなかったでしょう。」
【ドゥカティ機はどんな感じだと思う?】
「今は何とも言えないですね。既に頭のなかは今年のタイトル獲得のことで一杯なんで。ドゥカティ機って言うのは直線コースで速いと思います(笑)。(11月の)ヴァレンシアテストでもっとよく分かるでしょう。」
【ドゥカティからホンダ移籍の可能性もある?】
「ないと思います。こう言う決断をした限り、ドゥカティでキャリアを終えたいんで。」
【ドゥカティ機の魅力は?】
「もの凄くありますね。他のメーカーに比べ、ドゥカティファンの皆さんと言うのは強い思い入れを持ってるように感じます。それに、僕は新たな歴史を書き上げられるかもしれないじゃないですか…つまり、ストーナー以外にドゥカティで勝利したライダーとして。」
【ヤマハのロレンソ後任は誰がいい?】
「僕が決められることじゃないんで。」
【2017年は各チームにトップライダーがいる状態で…】
「スポーツ的には絶対にポジティブなことでしょ。関心が増しますからね。」
【決断するにあたりジジ・ダッリーニャの存在は大きかった?】
「ジジとの関係は以前から深いんで。天才エンジニアだと思ってます。どこのチームに行っても勝ってるんですからね。今度はモトGPでの勝利を狙ってるんですよ。」
【昨年はヘレスGPでの優勝を皮切りに4連勝を果たしたが…】
「ここは本当に好きなコースなんですよ。いつも強い走りができるし。2015年のリザルトを確かなものにしたいですね。オースティン戦では2位だったんで、(総合順位で)マルケスに大きく引き離されずに済みましたから。」
(2016年04月21日『Gpone』記事参照)
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私はロレンソ贔屓で、このサイトでは比較的ロッシに厳し目な意見をしてきましたが、
今となってはやはりロッシのYAMAHAに対する貢献度を再評価したいと思っています。
No.1でなくても、プライドを捨てても、ロレンソに譲っても、YAMAHA(というかM1)に戻ってくれた訳ですから。
(ドカで駄目だったから仕方なくヨリを戻した、という野暮は言いっこ無しにしてあげましょう)
勿論、ロレンソにも感謝しています。
が、やはりYAMAHAを愛してくれるライダーが一番だなぁ。
芳賀紀行がYAMAHAからドカに移った時のような喪失感です。
2500万ユーロを蹴ってYAMAHA残留、という伝説を作って欲しかった。
ずっと「YAMAHAでキャリアを終えたい」と言っていたのに、今日、何と言いました??? シクシクシク
> ドカでキャリアを終えたいんで。。
やっぱ、プロはお金で動きますよ。^o^
稼げるうちに稼がなくちゃ。
あの速いコーナーリングを出来るのかお手並み拝見ですね。
ドカが実現できるのかによりますが。
できなければ2年後、M1恋しさに戻ってくるかも。。
あ、でもロレンソはホンダにまだ行ってないんだ。
じゃ、4年後ということで。^^
外乱のない状況下で与えられたマシンを道具として操る高いスキルで富を追求するプロらしい判断だと思います!
ヤマハは彼のタイトルをM1の潜在能力も考慮して査定をし、提示したにすぎないでしょう。
他方でロッシに関しては同等のレース能力と2003年にクランクシャフト形式を選択して以来、実績を積み重ねてきたマシン開発に対する助言能力を現在未来進行形で加味していることは容易に想像できると思います。
更に言えば、ロッシの自己プロデュース能力は圧倒的な人気が証明済みであり、モーターサイクルを生業とする企業とすれば、かけがえのない存在であることは明白ですね。
ライダーとドクターの差?