『2016ザクセンリンクGP:表彰台コメント』
★7月17日(日)、ザクセンリンクGP決勝戦でマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が優勝した。
マルケス選手のコメント。
「作戦が重要でしたね。序盤でミスもしてしまったんです。タイヤ選択を間違ってしまって。ホルヘとヴァレンティーノがエクストラソフトエクストラソフトを履いてたんで、僕もそれにしてみたんです。でも、僕には向かなくって。ウェットの時は限界ギリギリでした。コースが乾いてきたんで、『フラッグ・トゥ・フラッグ』になるなって思ったんです。それで、チャンスがあった時、すぐにボックス入りしました。正しい選択でしたね。
スリックタイヤにはまだ早かったが、最初は上手くコントロールして、最後は完全に乾いた状態になってました。スリックタイヤにすることはチームとも話し合って決めてたんです。インターミディエイトだと、ただバタバタするだけなんで。
最初にボックスに入るって言うのは簡単ではなかったです。ボックス帰還のタイミングは僕自身の判断でした。コースがどんな常態かは、ライダーにしか分かりませんから。
今シーズン前半、僕は最速だったことはないけど、でも一番コンスタントでした。これでOKでしょ。」
★カル・クラッチロー選手(ホンダLCR)は2位を獲得した。
クラッチロー選手のコメント。
「ドライでも自分は速いって感じていたが、後方スタートだったし、長く厳しいレースになることは覚悟してました。一度も諦めませんでしたね。一か八か、レディングとドヴィを抜いて、表彰台にたどり着きましたよ。」
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が3位を獲得した。今季2回目の表彰台(※1回目はカタール開幕戦)。なお、ドヴィツィオーゾ選手はマシン交換前は首位だった。
ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「コースを走ってると、ボックスに戻るタイミングって言うのはけっこうわかりづらいもので。僕はフロントにエクストラソフトを履いていて…多分、もう2周前に戻るべきだったのでしょうね。
首位で走ってる時は、後続選手らのコントロールに苦心するものなんです。僕はタイヤを消耗させずに、できるだけ強い走りをしようと、ひたすら集中してました。そのせいで頭が100%冴えた状態になく…2周前にボックス帰還できなかったんです。多分、優勝争いができてたかもしれないでしょう。でも、ネガティブ面だけに目を向ける気はないんで。ザクセンリンクはずっと苦戦してきたコースなのに、今日は表彰台を持って帰れたんですから。」
(2016年07月17日『Mediaset.it』記事参照)
(2016年07月17日『Mediaset.it』記事参照)
(2016年07月17日『Gpone』記事参照)
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ロッシ、マルケス、ロレンソ スピードはそれぞれに一長一短で互角言う感じだけど・・・
シーズン通して一番歯車の噛み合っているマルケスが頭二つ抜けましたね。
今シーズンのマルケスは、今まで以上にチャンピオンに相応しい走りを身につけて、「強い!!」ライダーになりましたね~
クレバーに守りに入るだけでなく、ライン一本はずすこともできないスリックでの過激な走りなど、昨日のマルケスは輝いていた!
ロッシは速さを取り戻したものの、イマイチ歯車がかみ合いきらないところがもどかし~ ><
シーズン後半戦どうなるか楽しみですね~!
ザクセンの勝利の女神は、マルクを愛しすぎていますね。
マルクは、2周目まで3位。3周目、4位。6周目、5位。9周目、6位とずるずる後退。
11周目、マルク、コースアウト。ダートラが得意なマルクは最低限のロスでコース復帰(9位)。
14周目、マルクはトップから10秒880差。イアンノーネがギャンブルにでて、早めの乗り換えをし、インターミディを履かされる。(ドゥカティピットは、ドヴィにはフロント・インタミディ、リア・スリックにしています。)
17周目、ピットイン。”スリック”装着車に乗り換え。
21周目のタイムでは、トップは35秒台。イアンノーネ、1’31.689。マルクは1’29.777で、1分30秒台を切り出す。(イアンノーネが1分30秒を切り出したのは、24周目以降。)
23周目、トップ勢ピットイン。
24周目、乗り換えしていないミラーがトップで2.622差。3位レディングは、20.280差で勝負あり。マルクの自己ベストタイムはこの周回に出した1’26.750。(レースレコードは、クラッチローが最終周に出した1’25.019)
レースタイムは、通常よりも5~6分も遅い47分03秒239。
11周目のダートラ走行で9位に落ちたため、トップ勢のように我慢比べをせずに、最適なタイミングで乗り換えができたことが勝因。
ミスによるコースアウトが勝因になるとは。。。ザクセンの女神に愛されていますねぇ。
わかりやすい『まとめ』ありがとうございました。
ドライの方が白熱はしますが、レインならではのドラマもGPの歴史。
アッセンで2位に”甘んじた”レースは単なる1レースですが、今回のレースは忘れられないレースになりそうです。
女神が微笑むのもリスクぎりぎりのスリック走行があってのもの。
もし、全員があのタイミングでスリック履いていれば、アッセンみたいに転倒するかセーフティに乗ってるんじゃないかな。
あんなの誰もが出来る事じゃないと思いますね。
マルケス すげぇ〜