『メランドリ:僕が優勝できるようになるとドゥカティは分かっている』
★2015年7月にモトGP・アプリリアチームを辞めたマルコ・メランドリは、その後13ヶ月間、シートなしの状態が続いていたが、遂に2017年よりドゥカティ機でSBK参戦することが決まった。
★メランドリ選手のコメント。
「ドゥカティ機って言うのは夢を見させてくれるマシンでね。幾晩も夢の中でドゥカティ機に乗り、旅に出てましたよ。新たな歴史の序章ですね。」
【13ヶ月間もレース不参戦で…】
「遅かれ早かれキャリアは終わるものだが、でも、こう言うのは異例の事態で…良い話ではないですよ。選択ミスによるもので、僕のせいではないですけどね。苦々しい気持ちでした。」
【ドゥカティへの移籍話はどのようにして生じた?】
「こっちの方では何ヶ月も前から話題にしてたんだけど、実際に(ドゥカティから)連絡が来た時は『えっ、本当?』って感じでした。SBKでの僕のこれまでの数字に説得力があったんだと思います。僕なら好リザルトが出せるってことが分かったのでしょ。そんなこと、僕は前から分かってましたけどね。」
【これまでSBKのヤマハ、BMW、カワサキプライベートと次々に契約の噂が出ていたが…】
「一番具体的だったのはカワサキのマヌエル・プッチェティのチーム加入話でしたね。本当に素晴らしい人ですよ。面白そうなプロジェクトを立ち上げようと奔走してました。でも、ドゥカティ機って言うのは抗いがたい誘惑でねぇ。本能と心の声に従いました。」
【長いブランクの後だが…】
「このブランク期間があったおかげで、じっくり考えられました。自分の弱点を探り出し、それを克服しようと努めてたんです。体力面は大丈夫ですよ。新たなチャンスを待って、ずっとトレーニングを続けてきたんで。ただ現実的になって、時にはくじけそうになってましたけどね。」
【2011年以降、ドゥカティ機は優勝していないし、パニガーレ機はチャンピオンマシンではないが…】
「先入観なしにマシンに乗ろうと思ってます。はたからは、どの程度のレベルなのか分かりにくいものだし。チャズ・デイヴィスは時に無敵に見える日もあるようだし…下位の時もあるが、それでも、けっこう接近してますからね。」
【2輪レースはTVでさえ見てなかったとか…】
「具体的な話が出始めた頃から、また見始めました。それまでは見てなかったですね。毒抜きしたかったもんだから。他の選手が走ってるのを見るのは本当にキツかったんですよ。自分だって一緒にあそこで走ってたはずなんだって思うわけでしょう。でも実際は、家のソファーに座ってるなんてね。」
【2008年モトGPクラスでドゥカティ機に乗っていた際は、ケーシー・ストーナーが優勝する一方で、メランドリ選手は心理カウンセラー送りになっていたが…】
「ドゥカティにはオープンマインドで戻りますよ。違う選手権の話だしね。エンジニアも違うし、チームマネージャー(※セラフィノ・フォーティ)とは既に組んだことがあんで、僕の取り扱い方も分かってるでしょ。既に出来上がってるチームではあるが、僕もやはり同じメンバーを選んでたでしょうね。僕のことを理解してくれるメンバーなんですよ。」
【チャズ・デイヴィスとも2013年にBMWでチームメイトだったが…敵?それとも味方?】
「彼と同じ技術待遇を受けることになってるんで、第一目標は彼の前に出ることですね。好人物だし、互いに邪魔し合ったこともないし。コースに降りたら戦いなのは当然だしね。」
【ホルヘ・ロレンソもドゥカティに移籍してくるが…リスクが大きいのはどちら?】
「接点はいくつかありますね。ドゥカティ機でも勝てるってことを証明すべく、彼もまた勝負に出ることにしたのでしょ。ドゥカティではホルヘ加入で大きく沸いているし、モトGPの兄弟機が上手くいけば、スーパーバイクの僕らにとってもポジティブだから。問題が少ないってことになるわけだし、情報交換も増えるでしょう。」
【またマヌエラさん(※内縁の妻、元グリッドガール)もレースに帯同する?今はお子さんもいるが…】
「娘のマルティーナ(※2才)は頭痛を解消してくれるんですよ。見てると、嫌なことも忘れられて。2人ともレースに来ますよ。僕の超大ファンですからね。」
(2016年08月07日『Corsedimoto.com』記事参照)
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