『ロッシ:2015年?2017年のことを考える方がいい』
★10月27日(木)、セパンGP会見で顔を合わせたヴァレンティーノ・ロッシがマルク・マルケスと握手を交わし、「タイトルおめでとう」と言っていた。
★また、昨年の一件について訊かれたマルク・マルケスが、
「1年経っても、僕の考えは変わってません」と回答。
これを受け、ロッシ選手も、
「(マルケスに)賛成です」と答えた。
★ロッシ選手が次のように話した。
「重要なのは2015年に目を向けず、落ち着いて、集中していくことの方だから。2015年の一件についてはもう話してきたし、今でも100%同じように考えてます。でも、先のことを考える方が遥かにマシでしょう。今年、有終の美を飾り、2017年はできるだけ高い戦闘力を持てるよう努力していかなければ。」
【フィリップアイランド決勝戦の映像を見た?】
「良いレースでした…面白くってねぇ。でも、正直なところ、もう少しクラッチローに迫って行けてたら良かった。ただ、レース後半、彼がギャップを広げてきたからねぇ。タイヤがタレてくると、なぜここまで苦戦するのかを解明しなければ。」
【セパン戦の方は?】
「大好きなコースなんですよ。でも、完全に再舗装され、最終コーナーとか、いくつかのコーナーの傾斜が変えられてしまってね。変わったことするよなぁ〜と思って…なんでこんな変更を加えたのかと思っていたが…聞けば、マシンを減速させるためだって言うじゃないですか。第1コーナーに差しかかる際、もう少しスピードを落とすためだって。あそこは危険だって言われてたから。となれば話は別で…良い改修でしたよね。」
【今年はリザルトの明暗がライダーだけではなくボックスでの作業にもかかってくるような…】
「タイヤが2015年とは違うから、コロコロと変わりやすく、解釈の仕方で変わってくるんですよ。ブリヂストンだと状況はもっと簡単だったんですけどねぇ。しかもそのうえ、今年はインターミディエイトまであるでしょ。選択肢が1つ増えてしまって。良いのか悪いのか…もしかしたら悪いのかも…運とに恵まれないとね。それから、優秀で素早く対応できるようにならないと。ただ、声を大にして言うけど、運って言うのはいつも同じ人間にばかり訪れるわけじゃないから。まぁ、ボックスでの作業の方も難しくなってきてますよね。」
【苦戦してるのにヤマハの反応がイマイチで…ちょっと心配?】
「ホンダが抱えていた問題の方がうちより解決しやすく、うちよりも伸びてこれたと言うべきでしょうね。」
【ヤマハM1機の開発に関し、ヴィニャーレス選手とは上手くい気が合いそう?】
「ヴィニャーレスは才能豊かなライダーで、マルケスと似たような経歴ですよね。2人とも、ずっと同じチャンピオンシップに参戦してきているでしょ。技術的に、ヴィニャーレスとは賛同していけると思いますよ。スズキでの経験を経て、ヤマハ機をどう見るものか…興味深いですよ。」
(2016年10月27日『Moto.it』記事参照)
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