『マルケス:電子システムでなにか足りない』
★2月15日(木)、フィリップアイランドテスト初日、マルク・マルケスが首位タイムを記録したものの、終始、新エンジンや電制システムとの相性について難色を示していた。
★マルケス選手のコメント。
「なにか足りないんですよ。特に電制システム関係で。それがどこかを見つけなくては。速いことは速いんですが、常になにかしら把握しきれてないんです。このエンジンを理解するには、まだ時間が必要ですね。」
【それは、セパンテストでデビューさせた新エンジン…】
「かなり違うんですよね。今朝も、そのせいで時間を喰ってしまって。電制システムのコンポーネント設定を全てやり直さなければならなかったんです。かなり時間をロスしてしまいました。ただ、注意しておかないとならない点だから。レース・ウィークエンドではあまり時間がありませんからね。今も言ったとおり、電制システム関係でなにかが足りないんです。まだエンジンと上手く噛み合ってないんですよね。ただ、ここのトラックだと、うちの弱点が見えにくいんですよ。ここでは去年も速かったから。でも、色々と改善すべく、まだまだ手を入れていく必要があります。」
【エンジンよりも電制システムに問題がある?】
「エンジンはそれほどアグレッシブではないんです。ソフトなエンジンですよ。パワーも普通で、過剰な感じはないです。電制システムとアクセルの連結と言うか…エンジンと後輪の連結が、僕としてはしっくりこないんです。多分、もう何年も使ってきてるから、決まった乗り方になってるのかもしれないし…もしかしたら、もう少し僕が合わせていくべきなのかも。奇妙なことに1周タイムは変わらずに出てくれるんですよね。だから、タイム向上を意識しないで、僕のフィーリングを上げていった方がいいのかもしれません。」
【ライディングスタイルを変えてみようとは?】
「結局、いつも通りに走りました。変えるのは本当に難しいものだから。ただ、このエンジンの挙動については研究しなければ。音が違うんですよね。低速の時に感じるんです。でも、辛抱強くやらないと。ライディングスタイルを変えるよりは、このマシンの操縦法を研究した方がいいでしょう。」
【結局、問題点はどのサーキットでも同じで?】
「あちこちで、ちょっとね。セパンでもこんな感じだったし。それって、ポジティブなことじゃないですか。こっちのコーナーでこの問題、あっちのコーナーであの問題って次々と起きたら、混乱してしまうでしょう。どのコーナーでも同じ問題が起きてくれるのは良いことですよ。辛抱強く頑張らなければね。新パーツも多く、データも集めなければならないんだし。一番重要なのはカタールで100%の走りができるよう進んでいくことだから。」
(2017年02月15日『motorsport.com』記事参照)
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