『ヴィニャーレス:マルケスのような安定感が必要』
★2月16日(木)、フィリップアイランドテスト2日目、マーヴェリック・ヴィニャーレス(ヤマハファクトリー)が首位タイムを記録。
★唯一、1分29秒の壁を破ってみせた。
★ヴィニャーレス選手のコメント。
「昨日、(テスト終盤で新しい)タイヤに履き替えなかったもんだから、ベッドに入った時、なんだか落ち着かない気分だったんですよ(冗)。でも、今晩はぐっすり眠れそうです。さいわい、今朝はやりたいことができたんで…1分29秒の壁を破ることができました。大人にならなきゃいけないことは分かってるんですが、できるポテンシャルがあるってことも分かってるわけですから。」
【今日は旧型マシンも試していたようだが…】
「各トラックに個性がありますから。セパンみたいなトラックだと、多分、ウィング内蔵カウルのヤマハ機の方がパフォーマンスが良いでしょう。でも、ここだと古いマシンの方が良いかもしれないし。細かいところの作業が必要なんです。そこから違いが生まれてきますからね。」
【今日も戦闘力の高いところを見せていたが…主役の一人って感じがする?】
「今のところは、そんな感じです。ヤマハみたいなマシンとチームがあれば、誰だってそう感じるでしょう。ヴァレンティーノ(ロッシ)だって、今日は重要なタイムを刻んで、戦闘力の高いところを見せてたじゃないですか。」
【ヤマハからプレッシャーは感じる?】
「いいえ。プラスアルファのなにかを与えてくれるために、最終目標を達成できるようにして、さらにモチベーションを上げてはくれますけど。それだけですね。」
【今日は何周かロッシ選手の後追いをしていたようだが…】
「第4セクターの戦闘力が高そうだったんで、走行ラインを学ばせてもらおうと思い、後追いしようとしました。」
【ヤマハ機のどの辺りが合格点?】
「マシンの加速とグリップが凄いですね。そこが一番自信を持てる点だと思います。フレームにも手を入れていかなければ。ただ、僕が持ってる情報はポジティブなものなんですけどね。今のところ、すべて然るべき方向に進んでいますから。」
【ヴィニャーレス選手のせいでマルケス選手が107周回も頑張ったのでは…】
「マルク(マルケス)はトラックのどのセクターでも安定している唯一の選手なんです。その方向に僕は進むべきでしょう。そこが彼の強みなんだから。クラッチローも速いですよ。絶対に手強いライバルになるでしょうね。」
(2017年02月16日『Gpone』記事参照)
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