『ロッシ:2016年タイヤに戻る?問題があったのは僕だけじゃなかったんだ』
★ヴァレンティーノ・ロッシは今回のアルゼンチンGPで、ロードレース世界選手権への350回目の参戦となる。
★ロッシ選手のコメント。
「つまり、かなりのレースに参戦して、かなりの年月が経ったってことですね(笑)。自慢に思いますよ。ただ、重要なのはレースに何回出たかと言う量の方ではなく、表彰台や優勝を何回獲得したかと言う質の方だから。」
【今回はミシュランが2016年版のフロントタイヤを用意してきているが、助けになりそう?】
「以前のカーカスのものが用意されてると聞きました。もっと固いやつですね。新しいタイヤだと問題が出るとミシュランに話した際は、『他にそう言う選手はいない』と言われたんですが、そうでもなかったみたいですね…。とにかく試してみて、手応えが良くなるものかどうか興味深いですね。」
【カタールではまた魔法のようにレースまでに仕上げてきたが…】
「レースウィークエンドでの作業は、いつだってテストとは別物なんですよ。ただ、僕のせいなんですけどね。僕の場合、新しいマシンを理解するのにマーヴェリック(ヴィニャーレス)よりも時間が必要だったんです。まぁ、でも、やっと上手く動くようになったし、良いレベルまで辿り着けました。今回はカタールでやった所から始めようと思ってます。カタールの週末ではけっこう改善できたと思うし、レースは僕らにとってもサプライズでした。悪い出来ではなかったでしょ。表彰台でシーズンを始められるかどうかは重要だし、1〜2位にも離されてなかったし。」
【これまでのアルゼンチン戦は好リザルトで終えてきているが…】
「ここのトラックは好きなんですよ。ここでモトGP機に乗るのは面白いんですよね。いつも良いレースはしてこれたけど、まずはトラックのコンディションを把握しないと。去年はアスファルトがかなり汚れていたし、天気も悪かったから。今も言ったとおり、カタールではフロントに関し一歩前進できたけど、他の問題はそのままだから。そこが解決できれば良いんですけどね。ただ、トラックはそれぞれ別物なんだし、FP1から高い戦闘力でいけるよう頑張らないと。確かにここもカタール同様、グリップが少ないが、状況は異なりますからね。とにかく、去年はここで良いレースができていたから。」
【いつも通り、ライバル陣も戦闘準備が万端…】
「表彰台争いができ、各セッションで上位にこれる選手が10人はいますね。FPであまり苦戦しないことが重要でしょう。土曜の予選では5位以内に入れると良いんですけどねぇ。」
【ネットでのファンからの質問だが、ジャック・ミラーと組んでスカイダイビングをするのと、カル・クラッチローの運転でカーチェイスをするのではどちらが良い?】
「15年前にジベルナウと一緒にスカイダイビングをやったんだけど、多分、僕のことを殺そうとしてたんじゃないのかなぁ(笑)。ミラーと一緒に飛行機から飛び降りるのはリスクだけど、カルに運転させるよりは良いでしょ。」
(2017年04月05日『Gpone』記事参照)
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こういう秀逸なコメントを何時でも何処でもサラッと言えるところがロッシの人気の秘密なんだろうなぁ。
読んでて笑顔になるもんね。
そして、その話題を振りまくクラッチローの存在。ほんとナイスガイです。
<多分、僕のことを殺そうとしてたんじゃないのかなぁ(笑)
あの時のポディウムを思い出しました(笑)
ヴァレらしい返しやねぇ