『ロッシ:新ヤマハM1機は、多分、2月に仕上がる』
★今シーズン残り2戦となり、タイトル争いから外れているヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)はフィリップアイランドのような良いレースをすること、そして、2018年のヤマハM1機に集中している。
★10月26日(木)、セパンGP会見でロッシ選手が次のように話した。
【8ヶ月前のセパンテストでは苦戦していたが…】
「あの時は、かなり心配でしたね。2017年版マシンを僕は乗りこなせないのに、ヴィニャーレスは速いんだから。最終日になんとかかんとか取り繕ったものの、その後のフィリップアイランドテストではまた大苦戦してね。ヤマハに戻って以来、一、二を争うネガティブテストでしたよ。」
【トンネルの先に明かりは見えてきた?】
「フィリップアイランドはレースがFP/予選よりかなり良かったし、マシンは冬期間とは別物なんで、セパンではどうなるのかな…ってとこですね。重要なレースになるでしょう。」
【なぜ重要なレースに?】
「来年に向けてのM1機開発に関し、何をどう決めていくか…また、フィリップアイランドで改善された部分を確認する意味でも重要なんですよ。
上手くいかなければ厄介なことになるでしょう。セパンとヴァレンシアはリアタイヤの消耗が激しいタイプのサーキットだから、重要な手がかりが得られるんです。」
【2018年版ヤマハM1機は、いつごろ仕上がってくる?】
「ヴァレンシアは無理だと思います。11月のセパン・プライベートテストで出来てくるかどうかも分かりません。おそらく、乗れるのは来年の2月なんじゃないのかなぁ。」
【それは大きな問題?】
「当然、新マシンの仕上がりが速いに越したことはないでしょ。ただ、セパン&ヴァレンシア戦の内容にけっこうかかってるんでね。
茂木では改善するためのアイディアがどっさり出てたから、このラスト2戦で取るべき道を見極めて行けるでしょう。」
【フィリップアイランドは好調だったが…】
「フィリップアイランドで最後まで戦えたって言うのは、実に嬉しかったですね。以前も言ったけど、病み上がりの僕にとってもチームにとっても貴重なリザルトでした。
ただ、今回はまた話が別だから。トラック自体は大好きだけど、今年はどこに行っても悪天候がついて回るから。」
【ウェットコンディションだと…】
「僕は去年みたいに戦闘力が高くないんですよ。ヴィニャーレスがフィリップアイランドで面白そうなものを見つけ出して、マルケスに接近できてたんです。僕はまた違うことを試してたんですが、同じような速さにはなってなかったんです。今回はウェットのテストはたっぷりできそうだしね(笑)。」
【VR46ライダーズアカデミーの生徒であるフランコ・モルビデッリが、今週末にはモト2タイトルを獲得するかもしれないが…アドバイスとか求められた?】
「フランコとはどんな時にも良く話をするけど、特にこれってことは訊かれなかったですね。僕が何か言うまでもないでしょ。充分に落ち着いてるようだし、速いんだから。」
(2017年10月26日『Gpone』記事参照)
ロッシ選手、豪レース後はとにかくご機嫌!ちなみにマルケス選手にタイヤ跡を付けられた時は、誰にやられたのか分からなかったんですって。
詳しくはこちらでどうぞ。
【2017 フィリップアイランドGPまとめ】[2017年10月26日 発行 Vol. 162]
●ロッシ歓喜「こういうレースで、まだ戦える」
・モト2出身ライダーのせいでアグレッシブ度が上がってる
・16才の年の差バトル
・マルケスに勝負を仕掛けようと思っていたら…
・フィリップアイランド、FPでは真の実力は見えない
・ホンダは常に前にいる…
他
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セパン、ヴァレンシアは既に来季に向けてマシンの方向性や指針を探るレースになるんですねぇ
2年契約の1年目だからこその先行開発ともいえるし、昨年みたいにライダーの移籍が多いとシーズンオフは大変そう
今年はヴァレ、ビニャーレスが協力して開発できるし来年は期待します