マルケスが起爆剤、2019年ライダー契約交渉：カルロ・ペルナット

『ペルナット：ライダー市場、ゲリラはマルケス』

★2018年末にモトGPのトップライダー陣の契約が終了するため、来年は早々に契約更改や移籍の交渉が始まるものと見られている。

★伊モトGP業界ご意見番カルロ・ペルナット氏（カピロッシ、故シモンチェッリのマネージャーを経て、現在はイアンノーネ担当）のコメント。

「契約終了の選手らがいるから、大物狙いで喧々囂々（けんけんごうごう）としたライダー市場になるだろうね。
ゲリラ的な要素と言えば、マルク・マルケスでしょう。チャンピオンライダーって言うもんは、別のメーカーでも勝ってみたくなるものだから。それを達成しないことには、未完成ってなものでしょ。まぁ、別に絶対に移籍しなければならないとは言わないが、ただ、本人だってそう考えてるだろうし、このままホンダにいたんじゃ、なかなか成し遂げられはしないだろうしね。」

【もしマルケス選手が移籍するとしたら？】
「KTMってとこでしょうかねぇ。マシンが上手いこと仕上がったら、嫌とは言えないような巨額オファーが出てくるかもしれないしねぇ。
KTMは各クラスで上手く行ってるし。まぁ、もう少し様子を見ないことには。とにかく、マルケスがライダー市場でゲリラ的な要素になれば、連鎖的に他の選手にも影響が出るでしょう。ロレンソがヤマハからドゥカティに移籍した時のようにね。かなり大きな移動が起きるんじゃないの。トップライダー獲得合戦になるだろうし、これでペドロサも動くようならホンダファクトリーに2つ空きが出ることになって…かなり加熱するだろうねぇ。」

【ロッシ選手が2018年末で引退するかどうかが取り沙汰されているが…】
「私としては、ヴァレンティーノ（ロッシ）は2019年の契約も既に済ませていると確信してますがね。ヤマハとしても当然でしょ。彼は常に上位にいるんだから。それにヴァレンティーノ自身、引退するのを極度に恐れているのだから、もうこれ以上は無理だって状態にならない限りは続けるでしょう。体力的にはあれだけトレーニングしてるんだし、精神的には『続けていこう』って思うほどに若々しいんだしね。ヤマハのまま引退して、その後はモトGPクラスにVR46チームを出して行くでしょう。」

【イタリア勢の若手ライダーでモトGP昇格が望めそうなのは？】
「モトGP昇格ってことでイタリアのベストライダーを挙げるなら、（ロマーノ）フェナーティと（エネア）バスティアニーニでしょ。（フランチェスコ）バニャイアもそうかもね。かなり強いいから。ただ、バニャイアの評価にはもっと時間をかけたいところだね。」

【イタリア以外の若手なら？】
「イタリア以外なら、（ジョアン）ミールですかね。頭のてっぺんから足の先までバランスが取れてるってところを証明していたでしょ。精神的にもね、全てを手に入れたいと思っているライダーですよ。
あとは、アレックス・マルケスでしょうかね。今のところ、モト2クラスはそんなものでしょう。どちらかと言うと、モト3クラスの方が良いね。モト2からはちょっと選びづらいんでね。」

（2017年12月24日『Gpone』記事参照）

---

ロッシ選手のモトGPチーム参戦に悩むヤマハのプライベートチーム『テック3』のマネージャー…けっこうマジです。
詳しくはこちらでどうぞ。

【ヴィニャーレス激白、ヤマハテック3お家騒動】［2017年12月24日 発行 Vol. 169］

●テック3爆弾投下、ロッシのモトGPチーム参戦は間近？
・テック3チームマネージャー情報は確実
・お金の話
・ライダー選びもメリット半減
・テック3の今後は？
他

『note』12月分マガジンは3本で250円（外税）！

『Vol.169』を1本だけ読みたい人は100円（外税）！
プリペイドカードも利用可能。

[amazonjs asin=”490707297X” locale=”JP” title=”なぜあの人が話すと納得してしまうのか?DVD付―価値を生み出す「バリュークリエイト交渉術」”]

[threecol_one]いいねPrego！[/threecol_one][threecol_two_last]

[/threecol_two_last]