『ロレンソよ、もうヤマハ機じゃないと言うことを思い出せ』ミケーレ・ピッロ

『ピッロ：ロレンソよ、もうヤマハ機じゃないと言うことを思い出せ』

★3月27〜28日、ヘレス・プライベートテストにミケーレ・ピッロ（ドゥカティ、テストライダー）が参加し、来年に向けた『Panigale V4』のSBK版を試乗した。

★ピッロテストライダーは現在、ドゥカティでモトGPおよびSBK機のテストライダーの他、自身も選手としてイタリア選手権（CIV）に参戦している。

★ピッロテストライダーが『Corriere dello Sport』のインタビューで、次のように話した。

【モトGPチームでコーチ役も務めているが…】
「去年はそうでしたけど、その後、アレックス・デボンに取って代わられたんで、僕の方はイタリア選手権に参戦することにしたんですよ。
そうしたら、デボンが辞めたって話でねぇ。でも、僕の予定はそのままですよ。変えてくれとは誰からも言われていないし。」

【ロレンソ選手が開幕戦で苦戦していたから、また、コーチ役を任されるのでは？】
「セパンテストではかなり調子良かったんですよねぇ。その後のブリーラムとカタールのテストには、僕は行かなかったんですよ。多分、（ロレンソは）けっこう危険な道を取ってしまったのかもねぇ。
カタール開幕戦での転倒はホルヘのせいではないけど、ただ、ドヴィツィオーゾがやってたみたいな操縦に専心しないと、なにかと難しくなってしまうでしょ。」

【ロレンソ選手は昨シーズン終盤、かなり伸びてきていたが…】
「（ロレンソの実力は）今に表に出てきますよ。もちろん、僕らもサポートしていかないと。ただ、ホルヘ自身も僕らに手を貸してくれないとね。ヤマハ機に乗ってるようなつもりでいてはねぇ。今、乗ってるのはドゥカティ機なんだから。」

【次のアルゼンチンとオースティンではホンダ機が強いが…】
「マルケスのことは心配してません。彼が最強なことは周知の事実だし、あのパフォーマンスが、ホンダ機が果たした前進とイコールでないことも分かってますから。
マルケスが全力を尽くしたからこそ、（カタール開幕戦では）ドヴィと0.027秒差だったわけで。4位のカル・クラッチローなんかはドヴィやマルケスとは3秒弱の差だったし、ペドロサに至っては5秒弱だったでしょ。
次の2戦は楽ではないですけどね。ドヴィが好調で、とにかく表彰台を狙っていけるよう祈ってますよ。」

【ドゥカティでは契約更改についての交渉が始まったようだが、ロレンソ選手がもし離脱を希望したとしたら、どこに移籍しそう？】
「スズキ機なんか良いマシンですよね。ホルヘが乗ったら、強い走りができると思いますよ。」

（2018年03月29日『Gpone』記事参照）

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