『ドヴィツィオーゾ：僕がチャンピオン候補だってロッシが言ってた？彼がそう言うなら大したもんですよ』
★今年のカタール開幕戦ではアンドレア・ドヴィツィオーゾが0.027秒の差でマルク・マルケスを敗り、優勝を勝ち取った。
★アルゼンチンＧＰを目前に控え、ドヴィツィオーゾ選手が伊ラジオ番組『Amici sportivi e non sportivi』にゲスト出演した。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
【カタール決勝戦について…】
「カタールでは予想以上に良いレースができました。スタートが最悪だったんで9〜10位にまで落ちて…レース序盤はちょっと厄介な状態になってしまったんですが、とにかく、あそこのトラックの特性を考えるとタイヤを温存していかなければならなかったから、レースの間ずっとプッシュするわけにはいかなかったんです。だから、ゆっくり徐々に追い上げて行き、ラスト4周ってとこでプッシュして行きました。
今回もまたマルケスに喰いつかれ最後の最後まで攻められてしまい、去年みたいに最終コーナーで挑んで来られてねぇ。」
【ロッシ選手が『今年のチャンピオン候補No.1はドヴィツィオーゾだ』と言っていたが…】
「ヴァレンティーノがそう言うなんて、もう大したもんですよねぇ。もう、ただただ嬉しいです。
確かにチャンピオン候補の中には入ってるだろうけど、ライダーの実力や乗ってるマシンを考えれば、少なくとも、その候補自体、6名はいるでしょうね。」
【マルケス相手に戦って優勝し、いまやすっかり脚光を浴びて…】
「世間の人達にしてみたら、1位か2位か3位でかなり違ってくるものだから。
これまで僕はそれなりのリザルトを出してきたし、それほど悪くはなかったんですけどねぇ。ただ、優勝って言うのは別物だから。ファンの皆さんや視聴者にすれば、特にね。見る目がかなり変わってくるでしょ。優勝すると一気に注目されるんですよ。2〜4位だとそうでもないんですよね。」
【次のアルゼンチン戦に向けては？】
「サーキットはアルゼンチン人さえ、どこにあるのか分からないような所です。本当に『ここはどこだ？』って感じでねぇ。イタリアから出発して、サーキットにたどり着くまでに2日間かかるんです。ブエノスアイレスから1000kmの所にあって、かなり大変な思いをして着くと、周囲には何もないんですから。物凄い勢いで大勢に取り囲まれますけどね…生活が困窮しているうえ、これが年に一度の大イベントなものだから。
サーキット自体はまぁまぁってところかな。あまり使われていないから、コンディションは良好とは言えないです。ここ何年間か、毎回ちょっと苦労してますね。ただ、今年はどんどん戦闘力が上がっていくと思いますよ。」
（2018年03月30日『Gpone』記事参照）
（2018年03月31日『Motorsport.com』記事参照）
カタール戦の序盤では後ろを走っていたものだから、ドヴィツィオーゾみずから「三味線を弾いてたみたいでしょ」…と。
でも、最後はタイヤの繊維部分が見えてくるほどのプッシュでした。
こちらでどうぞ。
【2018カタールGPまとめ その1 ドゥカティ＆ホンダ】［2018年03月25日 発行 Vol. 180］
●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
・「まるで三味線を弾いてたみたいでしょ」
・マルケスに抜かれた瞬間、「もうお終いだ！」
・「僕、タイトル争いには慣れてるので」
他
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