ペトルッチ『ロレンソが怒るなら、僕が3位スタートになろうか』2018ザクセンリンクGP

『ペトルッチ：ロレンソが怒るなら、僕が3位スタートになろうか』

★ダニーロ・ペトルッチ（ドゥカティ・プラマック）が7月14日、ザクセンリンクGP予選で2位だった。

★ペトルッチ選手はロレンソ選手のスリップストリームを活用し、2位タイムを記録した。

★ペトルッチ選手のコメント。

「ロレンソの所へ話しに…いや、ほぼ謝るために行って来ました。ちょっと怒ってる様子でしたかねぇ。
申し訳ないけど、でも、PPを掠め取ったってわけじゃなし…2位が3位になったって、人生変わるわけでもないと思うんですけどねぇ。最悪の場合、僕が3位グリッドに下がるとかねぇ（冗）。」
（※ロレンソ選手のコメントはこちら）

【ペトルッチ選手にとっては済んだ話ってこと?】
「そうですね。別に後追いしようとして待ち伏せしたわけじゃない…僕がタイヤを温めてたところにロレンソが通りかかったもんだから、後ろに付いただけで。
そう言うもんでしょ。じゃなかったら、1人1周ずつ走るとかね。しかも、僕は予選で後追い狙いで走るタイプじゃないんだし…まぁ、いの一番にやるタイプではないけど、絶対にやらないってわけでもなくて。」

【PPが取れると思った?】
「思ってました。ただ、今週末はずっと2番手だったから。腕時計をもらいそびれちゃいましたね（笑）。
予選の方が苦戦してしまって。目標は2列目だったんで、それ以上の出来ですけどね。
PPは取れると思ったんですけどねぇ。でも、マルケスが超速タイムを出してたから…しかも、タイヤを替えずに2回目のタイムアタックでね。」

【レースに向けては?】
「タイヤ消耗のせいで、かなり厳しいでしょう。気温が高いせいもあって、けっこうタレてしまうだろうし。僕の場合は体重のせいで、さらに苦戦してしまうかもしれないし。
実は、チームと一緒に電制システムにかなり手を入れてみたんですよ。できるだけソフトな出力にしようと思って。ここはもの凄い加速とかブレーキングのないトラックだから、スムーズに走った方が良いんです。」

【けっこう、皆、不安になってるようで…】
「レース後半が心配でねぇ。どうなるものやら。ライバル陣がどう出てくるかもわからないし。でも、皆、同じなんだろうしねぇ。
現在のようなFP3までの結果で予選1/2に振り分けるやり方だと、同じタイヤで走り込むなんて誰もできないんですよ。だから、レース終盤に何がどうなってしまうのかが読みづらいんですよね。」

【マルケス選手にも同じことが言えるの?】
「みんなよりはプラスアルファの力があるように思いますけどね。ユーズドタイヤで走り込んでた唯一の選手だから、レース後半に何が起きるか分かってるかもね。
僕は焦らず騒がず、好スタートを切るようにしますよ。オーバーテイクでタイヤに負担をかけないようにね。アクセル操作は落ち着いて…ですよ。」

【レースでは2位狙い?】
「勝利を目指すなら、どんなチャンスも活用できるようにしておかないと。でも、やっぱり、最有力候補はマルケスでしょうね。ロレンソやドヴィツィオーゾもかなり速そうだし、あと、ロッシとヴィニャーレスもそうです。
まぁ、いつものことですよ。7〜8人で表彰台争いをして…でも、表彰台には3つしか段がないってわけ。現実的にはトップ5位内でゴールってとこだろうけど、とにかく、頑張りますよ。」

（2018年07月14日『Gpone』記事参照）

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