『ロッシ:去年と同じような感じ…』
★3月10日(日)、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー、40才)がカタールGP決勝で5位(+0.6)だった。
★ロッシ選手はグリッド14位スタート(5列目)から追い上げた。
★予選ではヤマハ勢ワーストだったが、レースではヤマハ勢トップだった。
★ロッシ選手のコメント。
「ウォームアップでちょっとグルっと周ってみたけど、ここはタイヤの理解が難しいトラックでね。僕は日中のセッションだとフロントでトラブるのに、夜は好調なんですよ。
レースに向けて1つモディファイしてみたところ、満足しました。良いレースができましたね。面白かったし、マシンの感触も良かったし。前の方に出ていけたし、良いオーバーテイクだったし、今週末の流れを思えばポジティブなリザルトでしょ。
嫌な点は、去年みたいな感じがすることですね。カタールでならうちは大体前に出ていけるわけで…リアのグリップ問題もここなら最終ラップは大丈夫なんだけど、今後のレースではこうは行ってくれないかもしれないんですよ。」
【ヴィニャーレス選手がPPスタートで7位だったが…】
「昨日のヴィニャーレスは脅威でしたね。脱帽ものだったから。でも、レースでいつもああ言う走りができるものではないから。
何周か後には滑り出してね。他の選手らに比べ、うちは加速で苦戦してるし、カタールって言うのは通常、なぜかタイヤが滑るんですよ…でも、安定はしてるんです。
レース後半、僕は好調だったけど、だいたいにおいて去年みたいな感じでしたよ。
欠陥タイヤとかではないと思います。マシンの荷重バランスやライディングスタイルの問題でね。常にリアのグリップが出るように模索してるんだけど、良い方のフロントまでボロボロにさせてしまうこともあって。
軽く見てると、リアが良くなるどころかフロントの方が悪くなってしまったりとかね。」
(参照TV放送 『Sky Sport MotoGP HD』)
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トータルタイムが昨年より遅いという事実は各社の進化したマシンと相反する状況です。
路面の温度と砂塵の状態が判りませんがタイヤ性能の進退に懸念をおぼえます。また長期的に砂塵対策をする計画はこのサーキットにあるのでしょうかね?時刻の見直しと共に考えてもらいたい課題だと感じました。