ロッシ後編『速くなっても引退の可能性はある』

『ロッシ：速くなっても引退の可能性はある』

★2月6日（木）、『Monster Energy Yamaha MotoGP』がセパン・インターナショナル・サーキットで、2020年版 YAMAHA M1を発表した。

★ロッシ選手が次のように語った。

［　中編はこちら　］

【はたから見てる分には、ヤマハがロッシ選手に先手を打ったと言う感じだったが…】
「驚いてはいませんよ。去年のブリーラム辺りから…ファビオがヤマハ機で本当に速いってところを見せてた時、いずれ、こう言う日が来るかもって思ってたんで。
僕としては自分の実力をじっくり考慮する暇もなく、早めに決めるなんてことはできなかったし…そんなことをしたら最悪ですからね。それで、ヤマハ側と話し合いの場を持ってみたんですよ。
（ペトロナスに関しては）2019年にファビオとモルビデッリが使ってたマテリアルは、うちとそれほど違いはなかったし。
まぁ、それはともかくとして、ファビオがペトロナスで続けて行くかどうかも分からなかったですしね…けっこうオファーは来てたようだから。」

【これほどの偉業を成し遂げてきたライダー相手に、ヤマハは敬意を欠いているようにも見えるが…】
「今も言ったとおり、理に適った決断だったと思ってます。違いを生み出すのはリザルトであり、ヴィニャーレスやファビオが出していたようなリザルトなんです。あのリザルトを見て、ヤマハはこう言う結論に至ったんですよ。
僕としては敬意を欠いているとは思ってません。とにかく、現役を継続する場合もマシンを提供してくれるんですから。
まぁ、これで行き場がなくなりでもしてたら、印象も違ってただろうけど（笑）。」

【2021年も継続となった場合、チームメイトは弟ルーカ・マリーニとホルヘ・ロレンソのどちらが良い？】
「モルビデッリが良いですねぇ（笑）。ホルヘって話しまで出てるようでねぇ…久しぶりに組めたら素晴らしいだろうけど。
ただ、モルビデッリがペトロナスで強い走りを見せてますからね。まぁ、クアルタラローの影に隠れてしまってはいるけど。とにかく、モルビデッリは誰よりもあのシートに相応しいですよ。」

【もしロッシ選手が早々に継続を決めていたら、ヤマハはどうしていたと思う？】
「良い質問ですねぇ（笑）。まぁ、そう言うことは僕にではなく、ヤマハに訊かないと。僕の方では、なんと答えて良いものやらねぇ。」

【なぜ『2021年も続ける』と言ってしまわなかったの？】
「リスクを負う気にはなれなかったんですよ。レースに出るだけでもけっこうなストレスなのに、それがヴァレンティーノ・ロッシともなれば、木曜から日曜日までけっこう面倒な話だから。色々とやる事もあるし、ファンもいるし。パドック内をうろつくことさえ出来ないんだから。唯一の楽しみと言えば、マシンの操縦ぐらいですからね。」

【戦闘力が上がっても引退する可能性はあるの？】
「もちろんですよ。強いのに辞めるなんて格好良いじゃないですか。もう今から、モトGPが恋しくて堪らなくなるだろうって分かってますけどね。
速い走りができると楽しいし、後ろを付いて走るなんて厄介なことだろうし。
まぁ、それはともかくとして、僕としてはライダーとの契約交渉がこんなに早まってることがおかしいと思いますね。残念ながら、もはやモトGPはこうなってしまってるわけだけど。
これが勝負のルールなんですからね。」

［　完　］

Valentino Rossi: "smettere andando forte? Sarebbe bello lo stesso": "Non mi sono sentito tradito dalla Yamaha. Non mi avessero promesso una moto ufficiale, sarebbe stato diverso. Non potevo decidere alla cieca. La MotoGP mi mancherà, ma per continuare… https://t.co/LW5Y3rIHeP pic.twitter.com/dVX9fFjYnE

— gpone.com (@gponedotcom) February 6, 2020

（参照サイト google 翻訳：『Gpone』）

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