『2020 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ モトGP FP1トピックス』
★9月11日(金)、サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP モトGPクラスのFP1が行われた。
★10年前に亡くなったショーヤ・トミザワの追悼が行われた。
Remembering a hero to many and a friend to all ❤️
Paying their respects to Shoya Tomizawa 10 years on ✨#SanMarinoGP 🇸🇲 pic.twitter.com/UsOh1dwMB6
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) September 11, 2020
★各選手、新アスファルト研究に余念がなかった。
★路面温度32〜36度。
★ピエロ・タラマッソ氏(ミシュラン・モトGP部門責任者)のコメント。
「序盤走行後、ロッシやドヴィ、ミラーなど何名かの選手の話を聞いたところ、皆、新アスファルトの感触は良いと言ってますね。
ただ、陥没があるらしく…去年より数は減っているものの不安定さが目立つようで、不満の声があがってました。
今のところ、皆、前ソフト/後ミディアムを履いてますね。今回は全機ともにスピードが出ているようで、うちの新タイヤを上手く使いこなせるようになってきてますね。」
A bumpy ride for @jackmilleraus? ✊
It doesn't appear to be slowing the @pramacracing rider too much! 😎#SanMarinoGP 🇸🇲 pic.twitter.com/Uz1YqAVLdw
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) September 11, 2020
★首位マーヴェリック・ヴィニャーレス。
チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシは11位。
マイオ・メレガッリ氏(ヤマハ・チームマネージャー)のコメント。
「理屈からすると、今回はヤマハ向けのトラックであり、テストは行わなかったが、それでも良いスタートが切れましたね。
オーストリアで転倒事故を起こしたヴィニャーレスのマシンのエンジンはきちんと回収し、今回のセッションで使用しました。
ロッシはリアタイヤにいくつか問題が出ていて、右側に特にあったようです。両選手ともグリップに関しては好評で。また、路面の陥没についてはあまり不満を言ってなかったですね。
ただ、他のマシンに比べ、ヤマハ機はその辺はあまり大きな問題にならないんでね。」
★2位ファビオ・クアルタラロー。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは12位。
★3位アレイシ・エスパルガロ。サプライズ。
チームメイトのブラッドリー・スミスは5位。サプライズ。イアンノーネ代役。
マッシモ・リヴォラ氏(アプリリア・レーシングCEO)のコメント。
「あまり舞い上がらないようにしないと。ミザノではテストも行っているし、FP1に関しては他のチームより仕上がっていたわけですからね。これから難しいところで…つまり、ここから伸ばしていかなければなりませんから。
トラックはまだそれほどラバーが乗っていないし、おそらく、他のチームに比べ、うちがここから伸びていくのは難しいと思うんですよ。
ほとんど全選手、新タイヤを履いているようなんで、その辺は良い手がかりになるでしょう。あと、気温は低い状態で安定するはずだから、今週末、その辺はタイヤコントロール面で助けになってくれるでしょう。」
★4位ヨハン・ザルコ。
チームメイトのティト・ラバトは21位。
★6位ジョアン・ミール。
チームメイトのアレックス・リンスは16位。
★7位ジャック・ミラー。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは18位。8月8日に右足の腓骨骨折により手術を受けた。
フランチェスコ・グイドッティ氏(プラマック・チームマネージャー)のコメント。
「ペッコ()は松葉杖を使っているが、どちらかと言うと精神的な支えって感じですね。ミザノ2連戦に向けては、先週、市販機に試し乗りしてみたんだが、出走許可もおり、ホッとしてますよ。
まぁ、まずはこのFP1で走ってみて、本人がなんて言ってくるか…なんですけどね。とにかく、何が起きてもおかしくないから。予想のしようがない状況でしょ。
うちとしては前に出ていきたいんでね。ペッコが全力を出せれば良いし、ジャックに関しては、自身の才能を自覚できるレベルになって欲しいもんでね。ライバル陣のレベルは高いが、うちだってそのレベルにあるんだから。
現在、全選手がタイトルを目指しているでしょう。大勢が拮抗してるんだから。皆、それぞれ、思うところがあるわけでね。
まだまだレースは続くんだし、サプライズがあるでしょう。ホルヘ・マルティンのような例もあるわけで…誰がああなってもおかしくはないわけでね。」
★8位カル・クラッチロー。2週間前に右腕の腕上がり手術をしたばかり。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは10位。
★9位ポル・エスパルガロ。
チームメイトのブラッド・ビンダーは13位。
★14位アンドレア・ドヴィツィオーゾ。新アスファルトにもかかわらず陥没があるようで、不満に思っている模様。
チームメイトのダニーロ・ペトルッチは17位。
★15位アレックス・マルケス。
チームメイトのステファン・ブラドルは19位。マルク・マルケス代役。
★20位イケル・レクオナ。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは22位。
『2020 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP モトGP FP1リザルト』
(Photo:Motogp.com)
今年は特に各サーキットと各マシンの相性の良し悪しが乱高下。人間なら情緒不安定かっ?って程。今年の勢力図はもう何レースか消化しないと分からないような、このまま最後までもつれるような…。今年も毎レース目が離せませんね。
ヴィニャーレスのM1について「エンジンは回収し、今回のセッションで使用しました」
てっきり全損かと思ってましたけど、あの状態で使用するとは、やはりエンジン基数が厳しいからなんでしょうね。