『ムニョス:ロッシのために何が出来るのか?と躊躇したが…』
★2019年末、ヴァレンティーノ・ロッシはチーフメカニックをシルヴァーノ・ガルブゼラから、ダヴィド・ムニョス(スペイン出身、42才)に交代させた。
★ムニョス氏は2018年に『SKY VR46』モト2チームでニコロー・ブレガのチーフメカニックを務め、2017年には同チームでタイトルを取ったフランチェスコ・バニャイアに付いていた。
また、それ以前はカルロス・チェカやホルヘ・ロレンソ、トニ・エリアス、シト・ポンス、アルベルト・プーチらのチームで働いていた。
★ムニョス氏は2020年、ロッシ選手を担当し、初めてモトGPクラスでのチーフメカニック職を経験した。
★ムニョス氏が最近のインタビューで次のように話した。
【VR46チームについては?】
「VR46チームはバニャイアとマンズィ両選手で始めたプロジェクトで、初年度にモト2デビューさせたバニャイアが、翌年、タイトルを取りました。あと、2018年にはマリーニが入ってきましたね。
私はプロジェクトの立ち上げに加え、VR46のモト2チームのプロジェクト責任者を任せられ、バニャイアを担当していました。」
【ところが、2019年のブルノGP中に異動を言い渡され…】
「VR46チームの指揮系統はパブロ(ニエト、チームマネージャー)とウッチョ(ロッシ心の友)、そして、ヴァレンティーノ・ロッシから成っていて…
ブルノGPの最中、パブロとウッチョに呼ばれて、こう言われたんですよ…『良い知らせと悪い知らせがあるが、どちらから聞きたい?』と。
それで、『悪い知らせから』と答えると、『君は、このチームをクビになったよ』と。それで良い知らせの方も訊いたら、『ボスが君を雇いたいってさ』と言われたんです。」
【そして、その日の午後、ロッシ選手と面談をしたそうで…】
「それまで、モトGPでの経験なんて皆無だったんですよ。それで、自分はヴァレンティーノのために何ができるんだろうって考えてしまって…。
でも、その一方で、こうも考えたんです…『僕を選んだってことは、つまり、僕が助けになるって思ってくれたってことだろう』とね。」
【2020年シーズンを終えてみた感想は?】
「自分がヴァレンティーノ・ロッシの横に座っていると言うことに、感銘を受けました。
そして、実のところ、(コロナ禍のせいで)私にとっては楽な面もあったんですよ。パドック内にジャーナリストやカメラマンがあまりいなかったでしょ。あれはホッとしましたね。」
MOTOGP – David #Munoz ricorda l'incontro con Valentino #Rossi a Brno 2019 e il passaggio in #MotoGP: "Senza troppi giornalisti e fotografi è stato più facile".@MotoGP #Corsedimoto https://t.co/gVRaQAK02k
— corsedimoto (@corsedimoto) February 2, 2021
(参照サイト:『Corse di moto』)
ダッリーニャ氏は、結局、ドヴィ選手のことをどう思ってたのか?って話は、note『ドヴィツィオーゾ:ダッリーニャとの確執、ペトルッチと和解したのか?』でどうぞ!
尊敬する人から乞われたならばふたつ返事で快諾する。さわやかな判断ですね!